心身を芯から緩める事が出来ていますか? 体の緊張が抜けないと気持ちも落ち着かず休まりません。体の緊張を抜くにはゴロゴロを極めることが大切です。今回はヨガ講師の筆者が、寝ながらできる究極のリラクゼーション法をお教えします。
体の緊張が心にも影響する!
心と体は繋がっています。感情も思考も体の状態が影響し、体が緊張していると、気持ちが落ちつかず何をするのにも安心感が得られにくいでしょう。それがまた体の緊張を生み、安眠できづらくなってしまいます。体の緊張をほぐし、リラックスするためには"ゴロゴロを極める"ことを意識してみてください。
脱力を極める心身のリラクゼーション
1.仰向けに脱力して寝ます。
両腕は気持ちが解放されるように、大きく開いて伸ばし、両脚は楽な幅に開きましょう。
2.左膝を立てます。
3.脱力していることを意識しながら、左腕を胸の前を通りながら右方向へ下ろしていきます。上半身が自然と右方向へねじれ、下半身も右方向へついていきます。
4.完全に横向きになったらさらに脱力。ため息をつくように息を抜きます。
5.体の重みに身を委ねながら、左腕の肘を曲げ、左方向へ下ろしていきましょう。腕の重みで上半身、下半身が左へねじれ、仰向けに戻ります。
6.ここでさらにため息をついて脱力します。
7.続いて反対側へ。
8.右腕の肘を曲げ、胸の前を通りながら左方向へ下ろします。上半身、下半身がねじれてついていき、横向きで脱力します。
9.先ほどと同様に、脱力しながら仰向けに戻っていきます。
体が緩んで気持ちが落ち着くまで続けましょう。
関節もゆるゆるに
この動きのポイントは、ダラダラと体の重さを感じながら転がること。脱力しながら、体の重みを使ってゴロンゴロンと左右に倒れるイメージです。急ぐことなく、好きなところで止まり脱力し、動きたくなったら再び動くようにして、あえてリズムを崩しながら脱力を促しましょう。
しばらくしていると、動くのが億劫になるほど脱力できると思います。軽い眠気を感じたり欠伸が出たらバッチリです。心身が落ち着かずリラックスできない日には、是非ベッドなどで行ってみてください。すぐに心身がリラックスしていくはずですよ。
筆者情報
上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講
文/上村由夏