二日酔いはサプリや漢方薬で対処!選び方&ポイント解説【薬剤師監修】

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春は別れもあれば新しい出会いがある季節。

歓送迎会でお酒を飲む機会も増えることでしょう。

次の日のことを考えると、できる限り二日酔いは回避したいもの。

手軽に始められる二日酔い対策を探している人も多いのではないでしょうか。

今回は、二日酔いのメカニズムと二日酔いの対処法をあんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説していただきます。

二日酔いのメカニズムとは

カクテル
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二日酔いは、アルコールの飲み過ぎにより生じる症状です。

アルコールの過剰摂取により、低血糖や脱水症状、アセトアルデヒドの蓄積などが起こり、胃痛や胃もたれ、胸やけ、吐き気、動悸、頭痛などの二日酔いの症状を引き起こします。

ホルモンの分泌異常や睡眠などの生体リズムの障害も、二日酔いの原因のひとつとして考えられており、複合的な要因によって二日酔いは発生します。

二日酔いにおすすめの対処法:サプリ

サプリメント
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サプリの活用は、二日酔いの対処法のひとつです。

二日酔いにおすすめの成分や、サプリの選び方を解説します。

二日酔いに効果がある成分

二日酔いには、肝機能をサポートする働きのある成分を選びましょう。

オルニチンやタウリン、クルクミンなどには、肝機能をサポートする効果があるといわれています。

効果的なサプリの選び方

サプリを選ぶ際は、成分以外に製品の形状を検討するといいでしょう。

主に、ドリンクタイプと顆粒タイプ、錠剤タイプがあります。

たとえば、ドリンクタイプであれば、飲み会の直前や飲み会終わりにコンビニやドラッグストアなどで購入できます。

顆粒や錠剤タイプは、持ち運びに便利で鞄や引き出しにストックしておくことが可能です。

サプリを飲むタイミングや持ち運びの有無を踏まえて、使いやすい形状を選びましょう。

サプリを飲むときの注意点

サプリを飲む際に知っておくべきことや注意すべきことを紹介します。

前提として、サプリは薬と異なり病気の改善はできません。

健康な人を対象とした製品です。

また、薬を服用中の場合は、サプリとの飲み合わせに注意する必要があります。

サプリを飲む前に、医師や薬剤師に確認してください。

さらに、食事とサプリから栄養成分を摂取するため、気づかないうちに過剰摂取してしまう可能性があります。

摂取目安量を守り、成分の過剰摂取にならないよう注意が必要です。

ほとんどのサプリは、健康な成人を対象に作られています。

そのため、妊娠中や授乳中の人、子ども、高齢者、基礎疾患のある人などは、サプリを利用する際は細心の注意が必要です。

事前に医師や薬剤師にアドバイスを受けることをおすすめします。

二日酔いにおすすめの対処法:漢方薬

漢方薬
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二日酔いには、漢方薬の活用もおすすめです。

飲み過ぎにより、体内の水分バランスが乱れむくみや頭痛が起きたり、熱が生じて胃が炎症を起こしたりします。

そのため、二日酔いは水分代謝を整える作用や熱を取り除く作用がある漢方薬がおすすめです。

漢方薬は飲むだけでよく、持ち運びもできるため忙しい人にもおすすめです。

二日酔いにおすすめの漢方薬を紹介します。

<二日酔いに効果がある漢方薬>

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

比較的体力がある人に用いられます。
暴飲暴食により熱が生じた胃の炎症を休める働きにより、二日酔いや胃炎への効果が期待されます。

五苓散(ごれいさん)

吐き気やめまい、頭痛などに幅広く用いられます。
水分代謝を整えることでからだにたまった余分な水分を排出し、二日酔い、むくみや頭痛、吐き気などの症状を和らげる効果が期待されます。

<漢方薬を飲むときの注意点>

漢方薬を選ぶ際は、自分の体質に合ったものを選ぶことが重要です。

体質に合っていないと、効果を感じられないだけでなく、副作用が起きる可能性もあります。

自分に合った漢方薬を選ぶために、医師や薬剤師など専門家に選んでもらうのがおすすめです。

二日酔いを早く治すには?

水
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二日酔いは、少しでも早く治したいもの。

少しでも早く回復するための方法を紹介します。

水分・糖質を摂取する

水分や糖質を摂取すると、脱水状態の改善や、アルコールの分解を促す効果が期待できます。

糖質は、肝臓でアルコールを分解する際に必要な成分です。

また、低血糖状態は頭痛やめまいを悪化させるため、二日酔いの症状を緩和させるためにも糖質が重要です。

水分と糖質を一緒に摂取できるスポーツドリンクや野菜ジュースを飲むといいでしょう。

とくに、リコピンを含むトマトジュースもおすすめです。リコピンには、アセトアルデヒドの作用を抑える効果があるといわれています。

なるべく安静にする

ゆっくりとからだを休めることが重要です。

二日酔いに特効薬はないため、安静にして二日酔いの回復に徹しましょう。

してはいけないNG行為

 
二日酔いになってしまった場合、カフェインの大量摂取や激しい運動は避けましょう。

サウナやお風呂に入り、大量の汗をかくのもNGです。

脱水症状を悪化させる可能性があります。

また、迎え酒も肝臓にさらなる負担をかけ、二日酔いを長引かせる要因になるため、絶対にやめましょう。

二日酔い対策を取り入れて飲み会を楽しく過ごそう

寒さも和らぎ歓送迎会が増える春は、ついついお酒を飲み過ぎて二日酔いになりやすい時期です。

お酒を飲みすぎないよう気をつけるとともに、サプリや漢方薬をうまく活用してしっかり二日酔い対策に取り組み、次の日も元気に過ごしましょう!

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。
「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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