家計簿は挫折…毎月の使用額はわかりません!【女性約100人調査】みんなの家計管理の実態 – 文・市岡彩香 | anan Beauty+

100人調査

値上がりが止まらない今、できることなら無理せずに出費を抑えたいですよね。今回は、美容や健康に関心が高いanan Beauty+ clubのメンバー約100人に「節約」をテーマにアンケートを実施。女性たちの家計管理、出費を抑えるために工夫していることなどを教えてもらいました。

家計簿をつけている女性は少数派

©市岡彩香

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

まずはanan Beauty+ clubの女性たちに「あなたは普段、どのように家計を管理していますか?」と質問。今回のアンケートでは「特に何もしていない」と回答した人が半数を超える結果に。その次に多かったのは「カードの引き落とし額をチェック」している人。毎月使ったお金を把握しておきたい気持ちはありつつも、欠かさずに家計簿をつけているという人は少ないようです。

回答した女性たちに、さらに詳しく聞いてみると、

「数字を見るのが苦手なので特に何もしていない。適当にやりくりしています」(32歳・会社員)

「ざっくりと毎月使っていい予算を決めています。その上でカードの引き落とし金額でチェックしている」(44歳・主婦)

「お金を使ったらすぐに家計簿アプリに入れている。毎月の使用額を把握するため」(29歳・会社員)

「ざっくりとクレジットの使用額でいくら使ったのかを計算するようにしている」(33歳・フリーランス)

「2、3日に1回、アナログで家計簿に書いている。結局書くのが1番」(44歳・主婦)

家計簿アプリに記入している、家計簿に書くことが1番の管理になるという人がいるものの、使った金額をなんとなく把握している人の方が多いようです。コーヒーを買ったり、電車に乗ったりなど、外出すると1日に1回は何かしらの出費は付きものですから、毎回記入するとなると面倒に感じる人は多いのかも。筆者は家計簿アプリを使ったことがありますが、入力を忘れてしまうことが多々あり挫折しました。そのためしっかりとお金を管理できているかと聞かれると自信なしです。

女性たちの節約のコツは、"セールやクーポンの活用"

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続いては「日々の出費を抑えるために工夫していること」について聞きました。「セールやクーポンを利用する」と回答した人が最も多く、僅差で「衝動買いを減らす」という人が多い結果に。セールやクーポンの利用は、商品のクオリティはそのままに、買うときの価格を抑えられてメリットしかないですよね。

回答した女性たちに、どんなふうに出費を抑えているのか具体的に聞いてみました。

セールやクーポンを利用する

「楽天のスーパーセールやお買い物マラソンを利用する」(39・派遣社員)

「ネット通販はポイントの高い日にまとめ買い」(40歳・主婦)

「Qoo10のメガ割り、Amazonのブラックフライデーなどを利用する」(36歳・専門職)

ウェブサイト独自のセールやクーポンなら使い分け次第でお得にお買い物ができます。
筆者は、スーパーはサミット、ドラッグストアはマツキヨ、美容アイテムはQoo10など、ジャンルによって買うお店を決めておくことでポイントを貯めやすくして、効率よく出費を抑えられるようにしています。

衝動買いを減らす

「コート、鞄、靴など値段の張る欲しいものは欲しくなったらスマホに日付と値段をメモする。1年ほど経ってもまだ欲しかったら購入を検討し始める。これでだいぶ衝動買いが減りました」(44歳・主婦)

「特に高いものは衝動買いをしないようにし、アウターなどはまず似たような安物を買ってみて実際にその色や形を使うのか検証、その後に買うようにしている」(31歳・専門職)

数年前に比べて、洋服も値上がりしましたよね…。高額なファッションアイテムを購入したいときは、すぐに買うのではなく、いったん買わないで時間を置いてみる。それでも欲しかったら買うようにするといいようです。

食費の節約

「作りたい料理ではなく、その日安い材料から作る料理を考えるようにしています」(40歳・自営業)

「作りたいものを決めてスーパーに行くんじゃなく、お安くなってるものを買って何を作るか考えるようにする」(39歳・派遣社員)

スーパーでは食べたいものを買うのではなく、その日に安くなっているものを買うと出費が抑えられます。ただ、安くなっている食材をうまく調理できる技量が必要になるので、自炊初心者にとってはハードルが高いかも。

通信費の節約

「格安スマホを契約しました」(33歳・フリーランス)

「スマホは格安SIMを入れているので、月1,000円ちょっとしかかからない。家にWi-Fiがあるので、最低のギガで充分」(34歳・主婦)

家にWi-Fiがある人ならギガ数をそこまで必要としていない場合も多いです。大手キャリアから格安スマホに変えるだけで、月5,000円前後は節約できることも珍しくありません。

外食を控える

「必要のない飲み会を減らす」(33歳・フリーランス)

必要のないと感じる飲み会に行くときほど、無駄な出費はないですよね。"行きたい飲み会にしか行かない"、そういった潔さも節約のためには大事なのかも。

家計簿を見直し、無駄な支出を減らしている

「こまめにその月の合計を確認する。月の最後に合計を確認しておかないと使いすぎに気づかないため。アプリとかならそういうことは簡単だけれど何度アプリを利用しても続かなかったので手書きにしている」(40歳・専門職)

家計簿を見直すことで、使い過ぎに気付けることは大きいですよね。筆者は日記を書くことすら続かないタイプなので、家計簿をこまめに書くことは諦めています…。

光熱費の節約

「LED電球に全部替えました」(33歳・フリーランス)

LED電球は、寿命が長く消費電力が少ないと筆者も聞いたことがあります。光熱費って毎月のことですから、節約できるところはできるだけしたいですよね。

他にも「固定費を安く抑えたくて、最近家賃を見直して引っ越しました」(36歳・会社員)という回答も。家賃を抑えられたら、大幅な節約になります。光熱費などの固定費はもちろん、通信費、食費など毎月必ずかかるお金を一度見直すことが節約のためには重要なようです。

できることなら"食費"を節約していきたい

©市岡彩香

続いては女性たちに「今後削減したいと思っている項目を教えてください!」と質問。「食費」と回答した人が最も多く、その次に「趣味嗜好」「光熱費」「通信費」と続く結果となりました。食費はどんな人でも必ずかかる出費。だからこそ、節約をしたいと思っている人は多いようです。回答した女性たちに、削減したいと思っている理由についても具体的に聞いてみました。

「自炊が面倒で外に食べに行くことが多いので、なるべく自炊に切り替えたいです」(32歳・会社員)

「コンビニに行くとついスイーツやお酒を買ってしまうので減らしたい」(34歳・主婦)

「酒量を控える」(40歳・主婦)

「教室などには通わずYouTubeなどで自分でトレーニングしたい」(44歳・主婦)

「趣味で、漫画を買いまくってしまうのでなんとか無料のアプリとかを利用して節約したい」(40歳・会社員)

「エステに月1通っているが年間で見ると26万円ほどかかっている。通い始めた頃より肌質はかなり改善しセルフケアでも維持できるようになってきているので一度通うのをやめようと思っている」(31歳・専門職)

「スマホ代が高いので格安スマホにするか悩んでいます」(40歳・自営業)

「無駄にしてしまう食材を少なくする」(39歳・派遣社員)

やろうやろうと思っても、面倒だったり、誘惑に負けてしまうことってありますよね。筆者は、格安スマホにしたいなと思いつつも面倒で先延ばしにしていたのですが、先月やっと格安スマホに。月々の支払いが半額になったので、もっと早く変えとけばよかったと後悔しています。

コツコツ節約で値上がりに負けない

外食ではなく自炊をする、コンビニに行かない、携帯は格安SIMに、エステはセルフに…など、出費を抑えたいなら、まずは1つだけでも行動してみるといいかも! 今回の女性たちのコメント、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

筆者情報

市岡 彩香(いちおか あやか)
anan web、anan Beauty+を中心に活動するフリーライター。これまでに取材した人数はタレントや経営者を含め500名以上。週7で自炊をするグルメ女子。

©M+Isolation+Photo/Adobe Stock

文・市岡彩香

https://plus.ananweb.jp/lifestyle/100156/

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