大人になるにつれて、流行っている服を着ても無理に若作りしているように見えてしまい、しっくりこないと感じたことはないでしょうか。今回は、40代ファッションライターの筆者が、“自分にとって似合う服”を選ぶために必要なポイントや、服選びで意識していることについて紹介します。
手持ち服を“着たときにワクワクする服”だけにする
似合う服を探すためには、クローゼットをチェックして好きな服を確認することからスタート。衣替えで久しぶりに目にする春服を眺めて“この服を早く着てお出かけしたい”と思える服だけに絞りましょう。少し古臭いなど一瞬手が止まってしまう服は手放すサインです。
似合う服=テイストが同じでも構わない=似た服が集まる
そうやって残っていった服を全部出してみると、今度は“似た服が多い”という問題が出てきますよね。筆者もそうです。ですが、それでいいのです! 着ない服がクローゼットを占領しているよりも、毎日でも着たいと思える“似た服”を持つ方が意味があると筆者は考えます。
似たテイストを着続けることが個性につながる
手持ちの愛用服の更新版を選べば、間違いなく似合います! 筆者はブルー系のストライプシャツが多いですが、この春ショート丈を買い足しました。合わせるボトムもイメージしやすいし、見慣れているので新調したトレンド服でもしっくりきます。
そういえば、オシャレだと参考にしているSNSのインフルエンサーさんやモデルさんは、テイストや着る服のトーンが似ていることってありますよね。筆者もアレコレ着るよりも、テイストの似た服を着続けるほうがその人らしい装いを追求できると信じて、似た服のアップデート版を買ってみるのを推奨しています!
もしも、アイテム数を減らしてミニマリストを目指すなら、似た服の中で一番着る服を1つに絞ってもいいかもしれませんね。
挑戦服を似合うに寄せるときは“定番色”で
ただ、そんなふうに似た服ばかりを買い続けていると、新しい服を買っても新鮮な気分を味わえなくなることもあります。筆者はトップスイン×パンツスタイルが多いのですが、見た目のシルエットをガラッと変えたくなり、ポンチョ風、ケープ風のトレンチコートを新調しました。こういった一風変わった目新しいアイテムを選ぶときは、見慣れた色を選ぶようにしています。
普段よく履く黒パンツと合わせるだけなので、奇抜に見えすぎません。張り切りすぎに見えず、でも鮮度が欲しい……そんなときはフォルムや素材を変えて定番色を選ぶと手持ちの服になじみます。シアーアイテムや華やかなブラウス、ビスチェなど気になるトレンドアイテムこそ、定番カラーからチャレンジし、普段よく着ている服と合わせてみてください。
軸を持ったコーディネートで春夏ファッションを楽しもう
何年も着続けている愛用服に、1つ新しいアイテムを加えるだけでワードローブが見違えます。着たときに高揚感がある服やコーディネートであれば、周りからも似合うと思われているはずです! 筆者もまだまだ勉強中ですが、自分らしいスタイルを一緒に見つけていきましょう。
筆者情報
桐生奈奈子
ファッションやライフスタイルジャンルを執筆するフリーライター。プチプラファッションの人気アイテムを記事化することでWEB記事の影響力を体感。流行がめまぐるしく変わる早さに寂しさを感じ、価格を問わず長く愛用できるものについて発信できるようになりたいと模索中。パンとコーヒーが大好き。Instagram @ happynanako0111
文/桐生奈奈子