女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。133回目は、ecocoメンバーの平野朱里さん。今回は便利でエコなキッチンアイテムをご紹介します。
料理が楽しくなるエコなキッチンアイテム
【最近やってるエコなこと】vol.133
毎日使うキッチン。料理がはかどるキッチンアイテムがあると毎日の料理が楽になったり、少しでも暮らしを豊かにしてくれるのではないでしょうか。
キッチンアイテムを上手に使用することで、ごみが減ったり洗い物が減ったり、時短調理ができたりとエコにも繋がります。普段から平野朱里さんが使用している、エコなキッチンアイテムを教えてもらいました。
エコなキッチンアイテム3選
せいろ
平野朱里さん カットした食材を入れて蒸すだけで簡単にメイン料理ができる「せいろ」。時短調理にも繋がります。せいろに具材がくっつかないようにキッチンペーパーを敷くのが一般的ですが、私は代わりにキャベツなどを下に敷いてから具材を乗せています。
平野朱里さん 沸騰した鍋にせいろを乗せ、5分ずつ上下を入れ替えて合計10分蒸したら完成です。
平野朱里さん せいろには、檜・竹・杉製があります。檜は耐久性がありますが高価なため、初めての方は安価な竹か杉製をおすすめします。どちらもきちんとお手入れすれば2年ほどはもつので、せいろを使い続けられるか不安な方も購入しやすいですよ。
スタッシャー
平野朱里さん スタッシャーを使い始めたのは、冷蔵庫で保存するためや電子レンジで温めるためだけにラップをかけ、食べる前に捨てるという、一瞬の利便性のためにごみを出してしまっていることに罪悪感が生まれたのがきっかけです。
スタッシャーは食品用品質として認められている100%ピュアプラチナシリコーンでできていて、繰り返し使ってもほとんど劣化することはありません。冷凍庫、電子レンジ、オーブン、食洗機OK。スタッシャーにはBPA、BPS、鉛、ラテックス、フタル酸エステル類は含まれていないので環境だけでなく人体にも安心して使えます。
味付けの際のポリ袋の代わりに。
愛犬のおやつケースにも。
※1
グリルプレート
平野朱里さん グリルで魚を焼くとき毎回アルミホイルのごみが出るのと、グリル下に魚の脂が落ちてニオイがついてしまうので、魚を焼くのが億劫になっていました。
そこで見つけた、グリルプレート。焼くものを乗せて魚焼きグリルに入れると、油がグリル下に落ちず、網に汚れが付かないので、グリル自体の掃除の頻度も減ってすごく時短になっています。
10分焼くだけで、定食屋のようなジューシーな焼き上がりに!
“エコな暮らし”は、自分が何を優先したいかによってそのときのアクションが変わると思います。私は全体のバランスを考えて、時にはごみを減らすため、時には道具の交換頻度を下げるために取捨選択しながら暮らしています。
エコなキッチンアイテムを使って楽しく料理をしよう
いかがでしたか? エコにも繋がり、簡単に美味しく料理ができるキッチンツールがあれば毎日の料理が楽しくなるのではないでしょうか。是非参考にしてみてくださいね。
<紹介してくれた人>
平野朱里
化粧品メーカー勤務。2015年よりナチュラルコスメ業界に入り、先輩に勧められスタートした“布ナプキン"から、エシカルライフがもたらす好循環に興味を持つ。現在は保護犬と夫の3人暮らし。
<筆者情報>
ecoco代表 平野絢子
エコをテーマとし全国の女性を集めた団体「ecoco」を立ち上げ、身近にできるエコ活動、エコを通した地域活性とウーマンエンパワーメントを推進している。
また岡山県の観光特使として東京を拠点に行き来するデュアルライフを行いながら、せとうちの農園や市場、工場などに自ら足を運び、創り手の‟想い”を伝えるため、商品開発、営業、PRなどを企業と一緒に行っている。
文・平野絢子 イラスト・宮本志保