体温が上がりにくくなってるかも…【管理栄養士監修】温活に繋がる「朝ごはんメニュー」 – 文/管理栄養士・寺内麻美 | anan Beauty+

Innercare

寒い日が続きますが、体を温めるためには、朝ごはんをしっかり摂ることも大切です。また、朝ごはんに取り入れることで、より体を温めやすい食材やメニューも。そこで今回は、管理栄養士の筆者が「温活におすすめしたい朝ごはん習慣」について解説します。簡単に取り入れやすいメニューもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

朝ごはん抜きは体を冷やす要因に

忙しい朝はついごはんを抜いてしまうこともあるかもしれません。しかし、朝ごはんを食べないと私たちの体はエネルギー不足となり、寝ている間に下がっていた体温も上がりにくく、冷えをまねく要因となることも(※1)。

主食+主菜+副菜がそろった朝ごはんは理想的ですが、朝からしっかり食べられないという気持ちもよくわかります。朝ごはんを食べる習慣がないという人は、おにぎりや味噌汁など、1品だけでも摂るようにしてみましょう。

朝ごはんには糖質+たんぱく質を意識

朝ごはんでぜひ摂っていただきたいのは、脳のエネルギー源となる糖質と、体内で熱を生み出しやすいたんぱく質です(※2)。

糖質はごはん・パン・麺・いも類などに含まれ、たんぱく質は肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などに多く含まれています。また、たんぱく質は筋肉の材料となります。筋肉量が不足すると冷えやすいといわれているため、ふだんの食事でもなるべく意識して摂れるといいでしょう。

体を温める食材をプラスしよう

朝から活動的に過ごすためにも、朝ごはんを食べて体温を上げておくことが重要だと言えます。ここからは、温活のためにおすすめしたい栄養素や食材をご紹介します。

生姜や唐辛子

体を温める食材といえば、生姜や唐辛子。熱を加えるとより体を温めやすいといわれているので、スープなどにプラスするといいでしょう。チューブタイプの生姜やキムチなどを常備しておくと使いやすいですよ。

ビタミンE

冷えの要因の1つとして血行不良が挙げられます。ビタミンEは血行をよくする働きが期待できるため、不足しないように摂れるといいでしょう(※3)。ビタミンEは野菜や大豆製品、アーモンドなどに多く含まれています。朝ごはんであればアーモンドミルクを取り入れるのもおすすめです。

ビタミンB群

糖質・脂質・たんぱく質を体内でエネルギー源として使うために必要なビタミンB群も合わせて摂ることが大切です。納豆・卵・豚肉・鶏肉など食べやすい食材を組み合わせてみてください。

おすすめの朝ごはんメニュー

スープ

スープは温かく栄養も摂れますし、インスタントでもOK。前日に作っておけば忙しい朝にもぴったりです。コーンポタージュやジャガイモのスープなどはエネルギー源にもなり、食欲がない朝にもおすすめ。野菜や卵・茹で大豆・魚介などを加えて具だくさんにすれば、スープだけで栄養補給がしっかりできます。

パン+卵

パン派の人は、温かいスープやたんぱく質が摂れる卵・ハムなどをプラスしてみましょう。また、温かい牛乳・豆乳やココアなども体を温めてくれるのでおすすめですよ。

おにぎり+生姜入り味噌汁

エネルギー源となるごはんと、体を温めてくれる生姜+味噌汁の組み合わせもおすすめです。おにぎりの具で鮭をセレクトしたり、みそ汁の具に豆腐や豚肉をプラスしたりして、たんぱく質を加えるとより理想的でしょう。

寒い朝こそ、朝ごはんで温活しよう

寒くてなかなか起きられない朝こそ、体を温めてくれる朝ごはんを食べたいもの。食欲がなければインスタントのスープや味噌汁、ココアなどでも十分です。ぜひ今回お伝えした体を温めてくれる食材やメニューを参考に、温活にもなる朝ごはん習慣を始めてみてください。

【参考】
※1 文部科学省.生活リズムの確立と朝食(食事)
※2 農林水産省.朝ごはんを食べないと?
※3 農林水産省.ビタミンと食物繊維
©buritora/AdobeStock ©kapinon/AdobeStock ©ponta1414/AdobeStock

筆者情報

寺内麻美
管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。

文/管理栄養士・寺内麻美

https://plus.ananweb.jp/wellness/innercare/90692/

タイトルとURLをコピーしました