やめてよかった! ヨガインストラクターが実践している「体型キープ習慣」とは – 文 / 上村由夏 | anan Beauty+

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なかなかダイエットが続かない、太らないための習慣が身につかない…という方は多いと思います。厳しいルールにとらわれて諦めてしまう前に、「〜するべき」とストイックに思い込むのをやめてみましょう。今回は、ヨガインストラクターの筆者が実感している「やめてよかった体型キープ習慣」をお伝えします。

体型維持にストイックさはいらない

体型維持のためには、日々の心がけやストイックな努力が必要だというイメージを抱いている人も多いかもしれません。ダイエットに成功してもそれを維持することは難しい、意識が高い人にしか体型キープは無理なんだ…そんな思い込み、一度手放してみませんか?

ヨガ講師歴18年、骨格から姿勢を整える講師もしている筆者が、日々の体型維持のためにやめてよかったこと、意識していることをご紹介します。

筋トレをやめてみる

ダイエット経験者の方は、筋トレや有酸素運動を続けたことで、理想の体型が叶った方も多いでしょう。しかし、そのときに行っていた運動をやめるタイミングがわからず困ってしまう、というケースもあると思います。もともと動くのが好きな人以外には辛いルーティンになってしまいますよね。

筋肉は、同じエクササイズなどで刺激しすぎると体が慣れてしまい、体力を温存するために省エネモードになるとも考えられています。すると変化があまり現れなくなったり、やりすぎて余計にたくましい体型になったりする可能性も。

そんな方が気をつけるべきは、日頃の姿勢。少し意識して体をゆがませない工夫をしてみてください。体型維持のためにはあまりストイックになりすぎず、日常生活でできる範囲で意識を変えていきましょう。

どうやって姿勢を意識するの?

どんなに美しい姿勢をしている方も、24時間その姿勢をキープすることは不可能なはず。気がつくと背中が丸まっていたり、片足重心で立ったりと、体はその時々で必要な体勢を無意識にしているものです。

同じ姿勢を維持し続けることは、無意識に体を凝り固めてしまうことにつながります。姿勢が崩れたと思ったら意識して重心を体の真ん中に戻す、背中が丸まっていたら骨盤を立ててその上に上体を乗せるようにして頭を起こす……というように、毎回姿勢を直すことが重要。こうしたこまめな意識の積み重ねによって、体型が崩れにくくなりますよ。

お風呂をシャワーだけで済ますのをやめる

体の冷えは、むくみの原因や新陳代謝を低下させる原因になりやすいと考えられます。どんなに食事に気をつけていても、運動をして体型を維持していても、湯船に浸かる習慣がないと体が滞ってしまうでしょう。湯船の水圧が筋肉を適度に刺激してくれるため、全身の血流や老廃物を排出するための循環が促されやすくなると言えます。

一方でシャワーのみの生活を続けると、冷えやむくみが残りがち。これからの季節、暖かくなるとシャワーだけで済ます方も増えるかもしれませんが、体型を維持するためにも、湯船に浸かる習慣をつけてみてください。どうしても湯船に浸かることができないときは、ふくらはぎ、鼠蹊部、背中、首などをシャワーで刺激するのもおすすめですよ。

心拍数を上げすぎない

激しい運動をして心拍数を上げることは、ダイエットのために必須だという印象があるかもしれません。張り切って運動をして息が上がることで、”頑張った””脂肪を燃焼させた”という実感を得ている方も多いと思います。でも実は、スポーツ選手や運動慣れしている方以外は、息が上がる運動を習慣化するとかえって疲れやすくなる場合も…。

体型を維持するために運動やウォーキングなどを続けたい場合は、息が上がらない程度の運動量、呼吸が苦しくならない程度の強度を心がけてみてください。慣れるまでは物足りなく感じるかもしれませんが、長期的に見ると体に疲労感が残りにくく、すっきりとした快適な状態が続きやすいはずです。

息が苦しいことはなるべく避ける、苦しいことはやめてみるなどの快適さを選ぶのも、無理なく体型維持をするうえで賢い方法だと思います。

胃に食べ物を入れすぎない

食生活において筆者がおすすめするのは、空腹の時間を作ることです。常にお腹にものが入っている状態だと、胃腸を疲弊させやすくなる場合も。特に寝る前は、胃にものを入れすぎないようにしたいところです。

食べるという行為は、ストレス発散など食欲以外の動機が働いていることも意外と多いもの。空腹の時間をきちんと作ることで、本当に食べたいものや適切な食事量が自分でわかるようになるはずですよ。自分の心身を整えるために、あえて食べない時間を作ることが、快適な体型維持を促してくれると考えています。

体が快適なことを選んで、継続しよう!

ダイエット期間の苦しいルーティンが続くと、リバウンドも起こりやすくなります。自分の生活をよく観察しながら、体が快適だと感じることを選択することで、体型維持のハードルはグッと下がるはず。自分自身の体が快・不快を教えてくれることでしょう。

頭で「体型維持はこうあるべき!」と決めつけると、体の感覚を無視してしまいがち。頭でっかちにならず、体の快適さを優先してあげることが体型維持につながりますよ。

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筆者情報

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。

文 / 上村由夏

https://plus.ananweb.jp/wellness/body/98546/

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