料理をするときに電子レンジを使って失敗したことってありますか? 今回は、健康やエコに関心が高いanan Beauty+ clubのメンバー約100人に「電子レンジの失敗&活用テク」をテーマにアンケートを実施。"電子レンジの失敗エピソード"、"電子レンジを使った方がおいしくなる食材"について教えてもらいました。
女性たち約100人に聞いた「電子レンジ事情」
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
まずはanan Beauty+ clubの女性たちに「電子レンジで温めて失敗したことがありますか?」と聞いてみたところ、8割以上の女性が「YES」と回答。今回のアンケートによると、何かしらの失敗経験がある人が大半のようです。
「YES」と回答した人に、“どんな失敗をしたことがあるか”について具体的に聞いてみました。
Q. 電子レンジの失敗エピソードを教えて!
失敗1 「温めすぎて爆発しました…」
「カフェオレに入れるためにミルクを温めてたら温めすぎてミルクが爆発しました」(44歳・主婦)
「冷凍の豆腐が爆発した」(40歳・専門職)
「おまんじゅうを温めたら爆発した」(28歳・専門職)
「カレーのレトルトを温めていたら、温めすぎて爆発してカレーがレンジの中に飛び散って汚れてしまったことがある」(34歳・会社員)
今回のアンケートで最も多かったのが「温めすぎて爆発した」という失敗。カレーは色も匂いも存在感がありますから、後片付けが大変そうです…。筆者は、学生時代に生玉子をチンして爆発させてしまった経験があります。
失敗2「パスタをレンジで茹でたらゴムみたいに…」
「パスタをレンジで作れる容器でペンネを入れてみたら、うまくいかなかった」(36歳・会社員)
「パスタやそうめんをレンチンできるパックでレンチンすると、ゴムのようにくっついて変な食感になりました。食べるとまずくて捨てる羽目に」(47歳・専門職)
パスタをレンジでチンするだけで簡単に茹でられる容器、さまざまなメーカーから発売されていますよね。優秀な商品なのですが、使いかたのコツを掴まないと失敗してしまう可能性あり。ペンネなどのショートパスタは電子レンジで茹でないほうがよさそうです。
失敗3「危うく火事になるところに…」
「冷凍のベーグルを自動で温めたら、温め時間が長すぎたようで燃えました」(30歳・主婦)
「火花が散ったことがあります」(36歳・会社員)
電子レンジは燃えないと思ったら大間違い!? 温めすぎると、燃えてしまったり火花が散ってしまう可能性もあるよう。筆者は魚焼きグリルが燃えてしまった経験はありますが、電子レンジはなかったので衝撃。何事もやりすぎには注意です。
失敗4「汁物をチンしたら、沸騰と蒸発でほとんどなくなってしまいました…」
「汁物が突沸して飛び散って、ほぼ食べる分がなくなってしまった」(40歳・主婦)
「つゆがあるものをチンしたら、やりすぎたのかほとんど蒸発してしまった」(37歳・専門職)
おいしく食べたくてレンチンしたはずなのに、食べる分が減ってしまうとは切なすぎる…。筆者もウーバーで頼んだスープを温め直したくて電子レンジを使ったら突沸して飛び散ってしまった経験があります。レンジの中がドロドロベタベタになってしまってテンションガタ落ちでした。
失敗5「にんじんをチンしすぎて焦げてしてしまいました…」
「煮物に使うためににんじんを柔らかくしようと思ってチンしたら焦げてカピカピになってしまった」(40歳・主婦)
チンをしすぎて焦げてしまったという失敗も多数。料理ができあがってみたら"野菜が固かった…"という失敗を防げるので、筆者も野菜を柔らかくしたいときに電子レンジを活用しています。焦げるまでチンしてしまうと、ラップがお皿にへばりついて取りづらくなる危険性もあるので要注意。
Q. レンチンのほうが楽、時短、おいしいと思う食材を教えて!
続いては「レンチンをしたほうが楽、時短、おいしいと思う食材」につい、女性たちに教えてもらいました。
「かぼちゃ、大根、じゃがいもは電子レンジで火を通してからフライパンや鍋で調理するほうが時短で味もしみやすい」(30歳・主婦)
「じゃがいも。ポテサラなどを作るときに茹でるよりレンチンが早いことを知り、以降レンチンばかり。簡単にやわらかくなるので、時短料理になって嬉しいです」(32歳・会社員)
「飴色玉ねぎを作るときは一度電子レンジで加熱してからフライパンで炒める」(40歳・主婦)
「根菜はレンジで少し火を通してから調理する。かぼちゃは切れないので少しだけチンして柔らかくしてから切る」(40歳・専門職)
「根菜系。柔らかくなるし栄養が逃げない」(36歳・会社員)
「もやしは、野菜用のタッパーに移してチンするとシャキシャキでおいしい」(34歳・主婦)
「お菓子のブラウニーを作るとき。湯煎でチョコレートとバターを溶かすのが面倒なため少しずつレンチンで温めながら溶かしてます。とても楽です!」(34歳・会社員)
「お餅。水と一緒にレンチンするとつきたての様になってとてもおいしい」(44歳・主婦)
根菜類の下処理に電子レンジを活用している人が多いようです。煮込んでもなかなか柔らかくなりにくい大根、カボチャなどは、電子レンジを使うことで手軽にやわらかくなり、出来上がりがおいしくなるという声多数。お菓子作りの下準備にも電子レンジを使うことでおいしくなるというコメントも。
お餅を水と一緒にレンチンするとおいしくなるコメントには驚き。水分が入ることで柔らかくなるのでしょうか。つきたての味わいになるのか試してみたい!
筆者は、電子レンジ専用のシリコン製ポップコーンメーカーで、できたてポップコーンを作ることにハマっています。ポップコーン豆を購入して容器に入れてチンするだけで、映画館で食べるようなポップコーンが簡単にできて絶品。すでに出来上がっているタイプのポップコーンよりもおいしくておすすめです。
電子レンジは活用次第で生活を豊かに
いかがでしたか。電子レンジは使いかた次第で、おうちごはんやお菓子作りがさらにおいしくなる可能性を秘めています。電子レンジをあまり使わないという人こそ、今回の女性たちのコメントをぜひ参考にしてみてください。
筆者情報
市岡 彩香(いちおか あやか)
anan web、anan Beauty+を中心に執筆するフリーライター。これまでに取材した人数はタレントや経営者を含め500名以上。インタビューライター、フードライターとして活動中。
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文・市岡彩香