【ヨガインストラクター監修】ストレスとさようなら!マインドフルネスヨガの効果と方法

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最近、ビジネスマンなどに注目されているマインドフルネス。

なんとなく耳にしたことはあるけれど、イマイチよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はストレス社会に生きる人たちにおすすめしたい「マインドフルネスヨガ」をあんしん漢方ヨガインストラクター・ライターの高橋かなこさんにご紹介いただきます。

マインドフルネスとは

マインドフルネスの文字
出典:Unsplash

マインドフルネスとは「今に集中している状態」を指し、今の自分の心とからだに意識を向けて瞑想し、主にメンタル面のケアをします。

瞑想と聞くと、宗教っぽくて手を出しづらい人もいるかもしれませんが、マインドフルネスは自分のパフォーマンス能力を上げるための手段です。

変化の激しい世の中で生きていると、いつも何かに追われているような気がして、どうしてもストレスがたまりがちです。

とくに、人間関係の変化や転職、結婚、出産など、多くのライフイベントが同時に発生するとこれらのストレスやプレッシャーに対処する必要があります。

マインドフルネスは、心身のバランスを取るための手段として魅力的です。

また、「マインドフルネスストレス低減法」といった心理学的治療のひとつとしても注目されており、うつ病や不安障害などの治療として医療分野でも活用されています。

マインドフルネスがもたらす効果

両手を広げる女性
出典:Pixabay

マインドフルネスには、以下のような効果があるといわれています。

ストレス軽減

「今ここの瞬間」に意識を向けることで、外部の出来事に気を取られなくなります。

これにより雑念が排除されて、ものごとを客観的に捉えられるようになり、怒りや不安といったネガティブな感情が軽減されるといわれています。

感情のコントロールが可能になる

マインドフルネスでは「自分自身を客観的に見て受け入れる」実践を繰り返すことで、メタ認知(自分を客観的に眺める力)の力をつけられます。

今、自分にどのような感情が湧きおこっているのかに早く気づくことで、日々の生活でも常に冷静さを保てるようになるでしょう。

集中力向上

マインドフルネスは集中力を高め、クリエイティビティを引き出してくれます。

仕事や学業、日常生活において、より効率的に課題に向き合う方法のひとつといわれています。

より生産性の高い仕事をするために、近年はこのマインドフルネスを実践する企業も出てきました。

マインドフルネスヨガのおすすめポーズ

ヨガする女性
出典:Pixabay

実際にマインドフルネスに取り組むには、どうすればいいのでしょうか。

おすすめはヨガと一緒に取り入れることです。ヨガとマインドフルネスには深い関わりがあります。

今回は3つのポーズをご紹介するので、鼻で「ゆっくり」「大きく」呼吸することを意識して実践しましょう。

安楽座のポーズ

  • 両ひざを曲げて、かかとを自分の方に引き寄せる。
    可能であれば、両方のかかとがからだの中心で並ぶようにする。
  • 背筋を伸ばして肩の力を抜く。
  • 両手はひざの上に置いて、不安でなければそっと目を閉じる。

猫と牛のポーズ

 
  • 四つん這いになる。肩の下に手首、脚の付け根の下にひざを置く。
  • 息を吸いながらゆっくり背中を反らす。
    肩に力が入らないように注意する。
  • 息を吐きながら背中を丸める。
    目線はおへそに向けて、両手でしっかり床を押す。
  • (2)(3)を数回繰り返す。

ガス抜きのポーズ

  • 仰向けになって、両ひざを立てる。
  • 両ひざを胸に引き寄せて両腕で抱える。

心の不調には漢方薬もおすすめ

ハーブ
出典:Pixabay

メンタルケアにはマインドフルネスに加えて、漢方薬を取り入れるのもおすすめです。

漢方薬は心とからだの機能低下を根本から改善し、今の不調を改善するだけでなく、健康を維持することを目的としています。

漢方薬で心とからだ全体のバランスを整えることで、ストレスに負けないからだづくりにアプローチできますよ。

心の不調には下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。

  • ホルモンバランスや自律神経の乱れを整える
  • 鎮静作用で心を穏やかにする
  • 消化・吸収機能を改善してからだの内側から心を元気にする
漢方薬は自然由来の生薬からできており、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

また、毎日決められた量を飲むだけなので、忙しい毎日でも取り入れやすいのが大きなメリットです。

今まで一度も服用したことがない人も、まずは試してみてはいかがでしょうか。

<心の不調におすすめの漢方薬>

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

虚弱体質の人に向いています。
精神をコントロールしている「肝」を抑えることで、心を安定させて神経症や不眠症を改善します。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

比較的体力がある人に向いています。
気(エネルギー)の巡りをよくし、こもった熱を冷ますことで、不安定な精神症状に働きかけ、イライラや動悸などを改善します。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

体力が中程度の人に向いています。
滞った気(エネルギー)の流れを整えることで、のどあたりの閉塞感、塞いだ気分や不安などの精神症状を改善します。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬を初めて購入する場合は、何を選べばいいか悩むかもしれません。

そんなときは「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスの活用がオススメです。

漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができて、自分に合った漢方をお手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。

ストレス社会をうまく生きるために

何かとストレスがたまりがちな現代社会。

マインドフルネスは、そんなストレス社会に生きる私たちに、とっておきの方法です。

ストレスの根源そのものを完全に排除するのは難しいかもしれませんが、対処方法を知っているだけでも生きやすさが変わりますよ。

<この記事を書いた人>

ヨガインストラクター・ライター
高橋かなこ

2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。
企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
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