今さら聞けない!?デリケートゾーンのケアが必要な理由と適切な方法

Beauty
顔やからだのケアに力を入れていても、デリケートゾーンのケアをしている人は少ないのではないでしょうか。

デリケートゾーンは非常に繊細で、適切にケアをしないとさまざまなトラブルが起こってしまいます。

今回は、デリケートゾーンのケアが必要な理由や具体的なトラブル、適切なケア方法を紹介します。

デリケートゾーンのケアが必要な理由

クエッション
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デリケートゾーンの皮膚はとても薄く、刺激に敏感であるため適切なケアが必要です。

ケアを怠ると、乾燥やかゆみなどのトラブルを引き起こす可能性があります。

デリケートゾーンにトラブルが起きると不快に感じ、ストレスとなるでしょう。

また、デリケートゾーンはホルモンバランスの影響を受けやすい箇所です。

適切なケアによって清潔に保たれることで、デリケートゾーンのトラブルが起こるリスクを軽減できます。

デリケートゾーンに多いトラブル

トラブル
出典:Photo-ac

デリケートゾーンは刺激を受けやすい場所であり、普段の生活の何気ない行動が原因でトラブルが起きることがあります。

ここでは、どのようなトラブルが起こるのか、具体的に解説します。

乾燥

デリケートゾーンは皮膚が薄いため、乾燥しやすくなります。

乾燥の原因として、洗浄力の高いボディーソープの使用が挙げられます。

洗浄力の高いボディーソープを使用すると、保湿に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥しやすくなるのです。

また、下着と皮膚のこすれや、締め付けの強い下着や肌に合わない素材の下着の着用も乾燥の原因になります。

デリケートゾーンの乾燥が気になる場合には、ボディソープや下着を見直してみるといいでしょう。

かゆみ

デリケートゾーンのかゆみの原因は、たくさんあります。

  • 蒸れ
  • 生理中や排泄時の刺激
  • 雑菌の繁殖
  • 衣類の刺激
デリケートゾーンは、粘膜に近いことや衣類の着用によって蒸れやすい箇所です。

湿度が高いと、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

また、経血や尿・便などの排泄の刺激も、かゆみの原因となる場合があります。

生理用品や下着などの擦れによる物理的な刺激も、かゆみの原因となる可能性があるのです。

黒ずみ

デリケートゾーンの黒ずみの原因は、色素沈着です。

色素沈着は、摩擦やかぶれ、皮膚の炎症などによって引き起こされます。

下着や陰毛との擦れや、トイレットペーパーの使用、ゴシゴシとからだを強く洗うなどの日常の行動も摩擦となります。

また、生理用品の使用によってかぶれたり、
シェービングや脱毛によってデリケートゾーンが炎症を起こしたりすることもあり、
こういった日常の行動が黒ずみの原因となってしまうのです。

今すぐチャレンジできる正しいケア方法

ソープ
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正しくケアをすることで、デリケートゾーンのトラブルを防ぐことができます。

今日から始められる方法を紹介します。

適切に洗う

デリケートゾーンを洗うときは、強く洗いすぎないことが重要です。

しっかり泡立て、優しく手で洗います。

泡立てずに直接デリケートゾーンにつけたり、タオルでゴシゴシ擦って洗ったりしてはいけません。

ボディソープは、刺激の少ない弱酸性のものや泡タイプのものがおすすめです。

洗い流す際は、ぬるま湯で泡が残らないよう丁寧に洗い流します。

皮膚への刺激となるため、熱いお湯で洗い流さないようにしましょう。

最後に、タオルを優しくあてて水分を拭き取ります。

デリケートゾーンは汗や皮脂、排泄物によって汚れているため、1日1回は必ず適切な方法で洗うことが重要です。

保湿する

デリケートゾーンは乾燥しやすいため、保湿対策が欠かせません。

入浴後や、デリケートゾーンを洗った後は、保湿剤を薄く塗ります。

保湿剤によっては、かえってデリケートゾーンに刺激を与えてしまう可能性があるため、デリケートゾーン専用を使うのがおすすめです。

クリームタイプやオイルタイプ、化粧水タイプなど、たくさんの商品が発売されています。

使用感や香り、持ち運びやすさなど、好みや使いやすさで選ぶことができます。

ゆとりのある下着を身に着ける

デリケートゾーンのケアにおいて、ゆとりのある下着の着用も重要です。

シルクやコットンのような通気性のいい素材を使用したものや、締め付けがきつくない下着を選ぶのがおすすめです。

ナイロンやポリエステルなど化学繊維を使用した下着は通気性がよくないため、デリケートゾーンの蒸れが気になる場合には、下着を見直した方がいいでしょう。

蒸れや下着との摩擦を防ぐことができ、デリケートゾーンの乾燥対策やかゆみ対策に役立ちます。

女性特有の不調には漢方薬もおすすめ

ドライフラワー
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デリケートゾーンのトラブルは、ホルモンバランスの乱れが原因となる場合もあります。

ホルモンバランスの乱れを含む女性特有の不調には、漢方薬もおすすめです。

飲むだけでいいので、忙しい人でもすぐに始められます。

女性特有の不調には、
「女性ホルモンのバランスを整える」
「血の巡りをよくして月経痛や生理前の食欲増進に働きかける」
などの働きがある漢方薬がよく用いられ、根本からの改善を目指します。

女性特有の不調の改善におすすめの漢方薬を2つ紹介します。

<女性特有の不調の改善におすすめの漢方薬>

加味逍遙散(かみしょうようさん)

血の巡りを改善し、体内にたまった熱を発散させ、女性ホルモンのバランスの乱れによる不調を整えるのに働きかけます。
おりものやイライラなど、月経に伴って症状があらわれる方におすすめです。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

血や栄養の巡りを促します。
女性ホルモンの変動に伴い生じる月経痛や生理前の食欲増進、肩こりなどの症状がある人におすすめです。


漢方薬は、西洋薬と比べて副作用が起きにくいといわれていますが、体質に合ったものを選ばないと効果を発揮できないだけではなく、副作用が起きることもあります。

漢方薬を選ぶ際には、専門家に相談するのがおすすめです。

「あんしん漢方」は、AI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。

お手頃価格で自宅まで郵送してくれるので、初めての人でも使いやすいサービスです。

適切なケアでデリケートゾーンを快適に

デリケートゾーンのケアは、女性の生活の快適さに大きく影響します。

適切なケアを実施することで、デリケートゾーンのトラブルを防ぎ不快感を軽減できるでしょう。

繊細な箇所だからこそ、しっかりケアをして、快適な生活を手に入れてくださいね!

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。
「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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