毎日のお風呂、どのように入っていますか? 入浴は健康や美容のために欠かせないといわれるため、率先して湯船につかっている人も多いはず。でも、勘違いしていることもあるかもしれません。お風呂のプロに健康や美容のためにはNGな入浴方法をうかがいました。
お風呂の入りかたの正解は?
冬は冷えや肌の乾燥が気になる季節。入浴で体を温めて肌をうるおわせたいと考えている人は多いはず。
でも、世間ではいろんなお風呂の入りかたの情報があり、どれがよいのか迷っているかもしれません。もしかしたら、逆効果になる方法で入浴していることも。
そこで今回は入浴剤で有名な、お風呂の健康的な利用方法の啓発も行っている株式会社バスクリンのマーケティング本部 メディア企画室 後藤さんに、健康や美容を目指すうえでのNGな入浴法をうかがいました。
せっかく入っても逆効果になることも! 美と健康を遠ざけるNGな入浴法5選
NG1. カラダを温めるために熱めのお風呂につかる
後藤さん 42℃以上の熱い湯への入浴はおすすめできません。熱めのお湯にサッとつかる短時間入浴は、カラダの表面が温まりますが、実はカラダの芯まで温まりません。だからといって、熱いお風呂に長時間入浴をすると、カラダへの負担が大きく、皮膚の乾燥も進んでしまいます。
しっかりとカラダを温めるためには、39~41℃のぬるめのお湯に10~15分程度ゆっくりとつかるのがおすすめです。芯まで温まり、入浴後も温かさが持続します。リラックス効果も期待でき、スムーズな入眠にもつながります。
NG2. 美容のために長時間の入浴をする
後藤さん 美容のために入浴自体はおすすめですが、長時間の入浴は逆効果。肌の保湿成分が失われてしまい、皮膚が乾燥しやすくなってしまいます。長くても20分程度がよいでしょう。
お風呂上がりは、10分以内に肌の保湿をすることで入浴後の乾燥を防げます。スキンケア成分入りの入浴剤を使用することも手軽でおすすめです。
入浴では全身の血行が促されるため、手足のむくみが取れたり、顔のハリ・ツヤにもつながったりと美容にもよいことづくめ。ぜひ活用してみてください。
NG3. 疲れているときはサッとシャワーだけで済ませてしまう
後藤さん 疲れているときこそシャワーだけでなく、湯船につかりましょう。シャワーだけでは血行促進やカラダを温める効果はあまり期待できません。湯船につかることで、カラダがよく温まり、血行が促進されてカラダの疲労もしっかりと取れます。
ぬるめのお湯につかると自律神経のバランスも整うのでストレスも軽減されます。心身の疲れが取れて良質な睡眠にもつながるので、翌日はすっきりと目覚められるでしょう。
NG4. ダイエットのために入浴をして汗を多くかこうとする
後藤さん 入浴でたくさん汗をかいてダイエットをするという話を時々聞きますが、残念ながらあまり効果は期待できません。入浴による体温上昇などで消費カロリーアップは期待できますが、入浴中に汗をかいても一時的に体内から水分が減るだけで、その後の水分補給で体重は元に戻ってしまいます。
入浴すると空腹を抑えられるので、その点ではダイエットに活用できるでしょう。食事の前にお風呂につかると皮膚の血管が拡張し、胃腸の血管が収縮するため胃腸の働きが緩やかになり、食べすぎを予防したり空腹を感じにくくなります。
NG5. 汗をたくさんかきたくて半身浴をする
後藤さん 入浴で汗をかくためには、半身浴よりも肩までお湯につかる全身浴がおすすめです。半身浴で汗をかくには、長い時間お風呂につかる必要があり、肌の乾燥も進んでしまいます。
健康に問題のないかたであれば、肩までお湯につかる全身浴のほうがよいでしょう。カラダがお湯につかる面積が広いため、全身が温まり、血行も促進されるので、汗もかきやすくなります。普段から汗をかけるカラダになっていると、急に暑くなる時期の熱中症予防にもつながるのでおすすめです。
また温度や時間によっても変わりますが、入浴時は約800mlの水分を失うといわれています。脱水症状を防ぐためにも、入浴後はもちろん、入浴前にもしっかりと水分補給をしましょう。
入浴前後にぴったりのドリンク3選
ーー健康と美容につながるお風呂の入りかた、ぜひ実践したいですね。続いて、ライターがリサーチして見つけた入浴前後にぴったりのドリンクを3つご紹介します。ぜひ入浴のお供に活用してみましょう。
1. 入浴前後にぴったりのミネラル成分入りクラフトコーラ
バスクリン・UMAMI COLA「Ginger Ginger Cola(ジンジャー ジンジャー コーラ)」¥2,200(税込)
バスクリンとクラフトコーラメーカーUMAMI COLAがコラボして作った画期的なクラフトコーラです。
オリジナル生姜をふんだんに使用し、スパイシーでカラダの内側から温まりそうな味わい。
注目なのは、入浴・サウナ時に汗をかくことで失われるミネラル成分であるカルシウムやカリウム、マグネシウムが補給できること。柿の葉、ひんぎゃの水塩、素焚糖(すだきとう)といったミネラル成分を含んでいます。
甘みは入浴剤にも活用されている甘草を使用することで、独自の味の深みを追求しています。
炭酸水で割ってつくるこのオリジナルのクラフトコーラなら、入浴前後により新鮮な体験ができそうです。
<商品情報>
バスクリン・UMAMI COLA
「Ginger Ginger Cola(ジンジャー ジンジャー コーラ)」
¥2,200(税込)
2. ビタミンCたっぷりのレモン飲料
ハウスウェルネスフーズ「C1000 ビタミンレモン」¥140(税込)*編集部調べ
美容に関心の高い人に注目されているビタミンC。ドリンクで手軽に摂取したいときに定番といえるのが、1991年に誕生したこの「C1000 ビタミンレモン」。実はお風呂上がりにもよく飲まれているそうなんです。
1本で1000mgのビタミンCを摂取できる炭酸飲料で、ビタミンB1やDもプラスされています。
キンキンに冷やしておき、お風呂上がりに飲むとリフレッシュできそうです。
<商品情報>
ハウスウェルネスフーズ
「C1000 ビタミンレモン」
¥140(税込)*編集部調べ
3. 汗をたっぷりかいた後に飲んでととのうドリンク
Life is yours「ととのみ」200ml(10倍希釈タイプ)¥3,218(税込)
流行りのサウナ後向けドリンクとしてつくられ、入浴後にもおすすめというこの商品は、汗で失われる栄養素や美容成分を補えるもの。
健やかなカラダづくりに欠かせないビタミンやミネラルに加え、こだわりの4つの成分、水溶性ビタミン、ミネラル、GABA、アロエエキスを配合しています。
美味しさにもこだわっており、クレオパトラに愛されたハーブとして知られるローゼルをベースにした、すっきり爽やかな甘さを実現。口どけのよい味わいを楽しめます。
お風呂上がりにお好みで炭酸水やお茶、焼酎で割って飲みましょう。
<商品情報>
Life is yours
「ととのみ」
200ml(10倍希釈タイプ)
¥3,218(税込)
どれもお風呂のお供として美味しく飲めそうです。この冬から、今回教えていただいた健康と美容につながる入浴法を実践しながら、自分に合った方法を見つけましょう。
Information
<筆者情報>
椎原茜
ライター。記事を通して、読者の方々に役立つ情報を知ってもらい、ハッピーかつ快適な生活を送っていただきたいという思いで執筆中。
(C)ronstik/AdobeStock
文・椎原茜