「キャンセル界隈」という言葉を知っていますか? お風呂に入らないと決めた人たちのことを「風呂キャンセル界隈」、ごはんが面倒になってしまう人たちのことを「ごはんキャンセル界隈」と呼ぶなど、何かをやらなくなる人が増えたことによってできた言葉なんです。そこでanan Beauty+ clubのメンバーにも「やりたくない、頑張りたくないこと」についてアンケートを実施。みなさん何を“キャンセル”しているのでしょうか…?
頑張れないこと、頑張らないことを教えて!
今回anan Beauty+ clubメンバーに聞いたのは、「生活においてどうやっても頑張れないこと、頑張らないこと」。大きな声では言えないけれど、実はこんなことを“サボっている”or“サボりたい”ことについて聞いてみました。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
シャンプーが頑張れない!
「1日中家にいて、翌日も人と会う予定がなかったらシャンプーをしない」(36歳・会社員)
シャンプーやトリートメントをしない日もあるという意見は、複数挙がっていました。ただシャンプーをするだけならものの数分なのですが、そのあとヘアケアをして髪を乾かして…と考えると億劫になりますよね。
朝の洗顔が面倒
「だるい時は朝の洗顔をスキップ」(37歳・会社員)
朝は大抵時間がないもの。眠いのに急ぎたくないし、できれば少しでも朝の準備工程を減らしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。筆者は朝洗顔が面倒なとき用に拭き取り化粧水を用意していますが、それすら面倒に感じることもしばしば。
排水溝の掃除をしたくない
「キッチンのヌメヌメ排水溝は、詰まって流れなくなるまで掃除する気が起きない」(34歳・主婦)
毎日掃除しておけばキレイを保てることはわかっているんです。わかっているけれど、面倒だな〜と思っているうちに排水溝はいつしかヌメヌメ。結局詰まってしまい、掃除が何倍も大変になってしまうんですよね…。
その日のうちに片付けたいけれど…
「キッチンの片付けをその日中にできず、ぐちゃぐちゃのまま寝てしまう」(41歳・自営業)
料理をすると必ずついてくるのが、洗い物。凝った料理を作ればその分洗い物が溜まり、使った調味料や調理器具の片付けにも追われることになります。あまりにごちゃついていると、諦めて寝てしまいたくなりますよね。
窓や網戸は放置です!
「ベランダに洗濯物を干すことがなく、滅多にベランダに出ないので、窓も網戸もここ数年掃除していない」(44歳・主婦)
いつかは掃除したいと思っていても、その“いつか”のために重い腰を上げるのってすごく大変。使わないからいいかと、目を逸らしてしまいがちですよね。筆者も網戸掃除を決意してから何か月経ったことか…。
ホコリや髪の毛を見ないふり
「掃除機が面倒で、1週間かけないことがある」(32歳・会社員)
1度かけなくなると、どんどん面倒になる掃除機。溜まりゆくホコリを横目に、思わず掃除機をキャンセルしたくなることってありますよね。自分の中の限界値を迎えるまで放置してしまう人、少なくないのでは?
とにかく全部投げ出したい!
「休みの日に家事とかやらなきゃいけないことをあれこれ計画して、結局何もしていない」(35歳・会社員)
休みを迎える前はやる気になって完璧なスケジュールを立てるのに、いざその日になるとだらだらしがち。計画を見返しては、動けなかった自分を責めてしまうことさえありますよね。
自分なりのペースで
美容や健康への意識が高いanan Beauty+ clubのメンバーでも、日々頑張れないことがあるよう。周りの人は完璧にやっているのだと思いがちですが、実はこうしてズボラな一面をもっている人が多いのかもしれません。
何でも頑張らなきゃと気を張っていると、カラダや心が疲れてしまうことも。周りに迷惑をかけないことであれば、キャンセルする日も作りながら、自分なりのペースで進んでもいいのではないでしょうか。
筆者情報
比嘉桃子
1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。
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文・比嘉桃子