食べすぎたものが脂肪に変わるには2週間ほどかかるという説もありますが、そのときにはすでに外見への変化が現れている可能性が高いでしょう。その前に食べすぎをリセットをするためには、48時間を目安にケアをするのが重要です! そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が48時間で食べすぎリセットを目指す「簡単習慣」をご紹介します。
食べすぎても、すぐには脂肪に変わらない
食べたものがすぐに脂肪に変わるわけではありません。食べすぎた直後に体重が増えるのは、体内の水分や内容物の影響が多いとされるので、一喜一憂しなくても大丈夫。
とはいえ、肝臓で処理しきれなかった糖は48時間を目安に脂肪細胞に変わってしまうとも考えられます。48時間を目安に調整をする必要があるでしょう。
PFCバランスを意識的に整える
食べすぎたからといって、食事を適当に減らしたり抜いてしまうと、PFCバランスといわれる、たんぱく質・脂質・炭水化物の適量バランスが崩れてしまいます。その結果、代謝が落ちるなどして、逆に太りやすい体質になってしまう恐れも。
食べすぎたあとは、栄養吸収と不必要なものの排出バランスを整え、循環の良い状態を保ちましょう。意識的に摂取カロリーを少しだけ減らしつつ、排出とのバランスも大切にしたいですね。
消化吸収を良くするために、胃腸と肝臓を整えるケア
1.座った姿勢でも立ち姿勢でもOKです。両腕を持ち上げて、頭上で両肘をつかみます。胸を張りすぎず、肋骨とお腹をまっすぐに揃えるように意識しましょう。そのまま、リラックスして深い呼吸を意識します。
2.上体を左方向へ軽く倒します。右体側が気持ちよく伸びる位置を探しましょう。
3.その状態をキープしながら、胴体を右方向へ少しずつ捻っていきます。このとき、肋骨を後ろへ回すよう意識すると良いでしょう。
4.さらにもう一段階、肋骨の下を伸ばすように意識します。
5.肋骨の下を伸縮させる意識で、深く呼吸をしましょう。そのまま5呼吸程度キープしたら、楽な姿勢に戻りましょう。
6.反対側も同様に行います。
食べすぎには、食事と体ケアのダブルリセット!
いかがでしたか? 食べすぎたあとすぐに脂肪に変わるわけではないので、焦らず食事のバランスと体ケアのダブルリセットを意識してみてくださいね。
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筆者情報
上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講
文/上村由夏