気温が上がるにつれて、気になるのが「虫」の存在。毎年虫に刺された痕やかゆみに悩まされている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、anan Beauty+ clubに「虫刺され」についてのアンケートを実施。かゆみや痕への対策や、刺されないための工夫などを聞いてみました!
蚊に刺されやすいと感じている人は半数以上!
虫刺されの中でも、特に身近なのが「蚊」による虫刺され。anan Beauty+ clubに「自分は蚊に刺されやすいと思いますか?」と聞いてみたところ、半分以上の人が「YES」と回答していました。
筆者も虫に刺されやすく、誰かと一緒にいるのになぜか自分だけ刺されることもしばしば。美味しい血なのかも! と前向きに捉えてみたりしますが、かゆみや痕が残るたびに落ち込みます…。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
虫に刺されないためにしていること
anan Beauty+ clubに所属する女性たちは「大人しく虫に刺されてやるもんか!」とさまざまな予防策を行なっているよう。コメントに多かった対策をご紹介します。
「虫除けスプレーをする」(43歳・会社員)
もっとも回答数が多かったのは、王道である「虫除けスプレー」。昔から長らく愛用され続けてきたものは、結局安心感がありますよね。
「足の裏をアルコール消毒する」(44歳・主婦)
なんと蚊は足の裏に潜む常在菌に反応しており、菌が多い人が刺されやすいといわれているのだとか。この夏、筆者も実践してみたいと思います!
「外遊びのときは『カオリング』をつける」(41歳・主婦)
『カオリング』とは、手首や足首につけるシリコーン製の虫除けリング。かわいらしい形のものもあり、お子さんの虫除け対策にもおすすめです!
「日焼け対策も兼ねて長袖を着る」(34歳・主婦)
長袖&ロング丈のボトムスで、刺されやすい部位をガードするのもひとつの手。体内に熱がこもりやすいので、熱中症対策は忘れずにしてくださいね。
虫に刺されたときはどうしてる?
どれだけ対策をしていても、刺されるときは刺されるもの。虫に刺されてしまったときの対策についても聞いてみました。
「『ムヒ』や『ウナコーワ』を塗る」(40歳・専門職)
かゆみ止め効果のある薬を使用するという意見が多数寄せられました。特に人気なのが『ムヒ』と『ウナコーワ』。どちらも複数種類あるため、清涼感やテクスチャーなど、好みに合わせてチョイスを!
「かかないようにする」(34歳・自営業)
蚊に刺されるとかゆみを感じることが多いのですが、ここでかいてしまうと新たな炎症につながり、かゆみが続いたり痕が残ったりする原因に。かゆくてもグッと我慢することが、早く治すポイントです!
「保冷剤で冷やす」(43歳・会社員)
かゆみがひどいときは、刺された部分を冷やすとかゆみが治まりやすいのだとか。暑い日は体温が上がりやすく、かゆみがぶり返しやすいので要注意です。
「十字に爪痕を残す(笑)」(35歳・会社員)
筆者もよくやっていました…(笑)。調べてみたところ、刺激となるのであまり推奨されていないとのこと。とにかく触らないことが大切なようですね。
痕が残らないようにしている工夫は?
虫刺されは痕になるとなかなか治らず、半袖やショートボトムスを着づらくなることも…。女性たちは虫刺されの痕を残さないためにどのような対策をしているのでしょうか。
「とにかくかかない」(32歳・会社員)
かゆみ対策と同じく、かかないことがポイントになるよう。筆者はかゆみを気にしないために、読書や音楽など他のことに集中するようにしています!
「保湿をする」(34歳・主婦)
保湿をするという意見もいくつか見られました。炎症後の色素沈着が起きてしまった場合は、肌のターンオーバーを整えるためにも保湿が役に立つかもしれませんね。
「『アットノン』を塗る」(41歳・主婦)
かきむしって傷になってしまったときなどは、痕のこりに特化した薬を使うというコメントも。薬局で気軽に購入できるので、気になるかたはぜひチェックしてみてください。
虫刺されにはこんな強烈なエピソードも!
女性たちに「これまで最も大変だった虫刺され」について聞いてみたところ、強烈なエピソードがたくさん…! いくつかご紹介いたします。
「カンボジアで水上の家に泊まったとき、脚を100箇所くらい刺されてしまい、脚が原型を留めないほどに腫れた。痕も半年間残り、しばらく脚を出せなかった」(40歳・その他)
約100箇所は鳥肌もの…! 蚊は水辺が好きなので、大量発生していたのかもしれませんね。旅行中もしっかり対策が必要だと改めて感じました。
「とにかく誰よりも虫に刺されるので、14箇所刺されたときはさすがにかゆすぎて眠れなかった」(40歳・専門職)
寝られないほどのかゆみは辛いですね…! 一緒にいる人はまったく刺されていないのに、自分だけ何箇所も刺されると悔しい気持ちに。
「寝室に蚊が入って、見つけるまで寝られなかった」(40歳・主婦)
目を閉じたあとに「プーン」という音が聞こえてきたときの絶望感といったら…。筆者も仕留めるまで絶対に寝られないタチで、数十分格闘したこともあります。
「目の上を蚊に刺されて腫れ上がり、目が開けにくかった」(44歳・主婦)
刺される場所によっては生活に支障が出ることも。目の上だと薬も塗れないわ目立つわで、辛さは何倍にも感じられそう。
「長崎のグラバー園で、旅行中で油断していたので虫除けスプレーを使用せず観光。かなり緑が多く、気づかないうちにスカートの中に大きい虫が入り込んでいたようで、スネの横が広範囲に腫れていました。めちゃくちゃかゆいし、見た目もグロテスクで怖かったです」(32歳・専門職)
見たこともない腫れ方をしていると、とても怖いですよね。虫の存在に気付かないうちに刺してくる場合もあるので、虫が多い場所では要注意です!
「パンツの中に蜂が入っていたことがある。腹部を刺されて痛かった」(43歳・会社員)
パンツの中に蜂なんて、気づいたときの恐怖感はきっと相当のもの。きっとすごく怖かったと思いますが、大事に至らなくてよかったです。
普段の生活も旅行中も、油断は禁物!
虫刺されについて、女性たちの対処法などをご紹介しました。刺されやすい人の中には、とても辛い経験をしている人も。これから虫に刺されやすい季節が続くので、ぜひ女性たちのコメントを参考に対策を行なっていきましょう!
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筆者情報
比嘉桃子
1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。
文・比嘉桃子