近年、ファッションの価値観が変わってきているように思います。誰が着ても似合うようなショップが増えてきていますし、ファッションに対する“手抜き”の概念も変化してきているでしょう。今回はファッションライターである筆者の、年齢にとらわれることなくカジュアルでラクな「リアル普段着」をご紹介します。
Tシャツスタイルが基本! 汚れの目立たないカラーを愛用
ラクして過ごしたい日は、夏カジュアルの定番、Tシャツが一番。筆者がTシャツを推す点は、以下のとおりです。
1.スーパーは涼しいを通り越して冷えることがある。ノースリーブで行くのは危険。
2.二の腕カバーはもちろん、脇からのインナー見えも防げる。
3.色は家事に適した濃い色が推し。料理により油の染み・靴洗いなどの汚れハネが目立ちにくい。
なお、今年買い足した黒のTシャツは無印良品のもの。ワイドなシルエットがきれいでカジュアルが抜群に似合う上に接触冷感素材です。
筆者は髪をハイトーンにしたほうが白髪が目立ちにくいと知ってから、髪を明るく染めた分、ダークトーンの服が好きになりました。特別な用事がない日は、家でも外でも気兼ねなく着られるプチプラ~ミドルプライスのTシャツばかり愛用しています。
一瞬外出するときは素足×サンダルとキャップを
スーパー、薬局などに欲しいものを調達するためだけに外出する、なんて日もありますよね。そんな日は、靴下を履くのさえ面倒。そこで頼れるのが素足OKなバックストラップシューズやサンダルです。
買い物へ行くためだけにメイクをしっかりすると、肌の負担かも……と思う日(そもそもメイクが面倒な日)がありますが、薄メイクで困ったらキャップを目深にかぶってお出かけすることもあります。
Tシャツにデニムのコーディネートだと味気なく見えそうですが、サンダルを履くときれいめに見えるから不思議。ラクさを優先しつつ、ちゃっかりオシャレさもアピールできます。
キャップをかぶって、平面的になりがちなTシャツ×デニムの王道の夏カジュアルにワンポイントを。薄メイク、ノーアクセでも“それなり”に見えますよ。
家にいるときは窮屈感のないボトムを
外出から家に帰ってきたら即・ウエストゴムの服に早着替え。トップスも汚れが気になる場合はすぐに、家事のできるTシャツに着替えます。筆者は細身かつ、どんなトップスを合わせても変に見えないウエストゴム・ストレッチ入りのボトムをいくつか持っていて、気分やトップスに合わせて使い分けています。
どんな体勢になってもストレスフリーでいられる“家服”は正義。宅配便の受け取りや、ベランダにも出られる格好を死守しつつ、究極にラクできる服でおうち時間を過ごします。
暑い夏こそ「甘やかし服」を
最近は、洗濯ができる・ウエストゴム・接触冷感など、さまざまな機能性の高い服が登場してきて、本当に快適に過ごせますよね。自分を甘やかせるカジュアル服で暑い夏を乗り切りましょう!
筆者情報
桐生奈奈子
ファッションやライフスタイルジャンルを執筆するフリーライター。プチプラファッションの人気アイテムを記事化することでWEB記事の影響力を体感。流行がめまぐるしく変わる早さに寂しさを感じ、価格を問わず長く愛用できるものについて発信できるようになりたいと模索中。パンとコーヒーが大好き。Instagram @ happynanako0111
文/桐生奈奈子