梅雨になると増えだす「カビ」。特にキッチン周りは高温多湿な環境になりやすく、気づけばカビの温床に…。そこで今回は、anan Beauty+ clubに所属する約100人の女性に「キッチン掃除とカビ事情」についてアンケートを実施! カビができにくくなる掃除テクや掃除アイテムについてもたくさんコメントが届いていたので、ぜひ参考にしてください。
多くの女性がキッチンのカビに悩んでいました
anan Beauty+ clubのメンバーに「キッチン周りにカビが生えたことがありますか?」と質問したところ、6割以上が「YES」と回答。多くの人がカビに悩まされているようです。
カビが生えた場所については、以下のようなコメントが届いていました。
「気がつくとシンクの隅に生えています…」(34歳・主婦)
「排水口は週に2回、燃えるゴミの日の前にいつも掃除しているのですが、夏場にフルーツとかナマモノとか腐りやすいものを食べた後は、カビとヌメりが大変なことになっていました」(40歳・専門職)
「スポンジや洗剤を置いている場所にカビが…」(34歳・会社員)
多かったのは排水口やシンク。生ゴミや湿気が溜まりやすいことから、カビのすみかになりやすいのかも。筆者も排水口のカビには長い間悩まされています…。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
カビを撃退するテクを教えて!
カビと戦う女性たちに、キッチンを美しく保つため、カビやヌメりが発生しないためにしていることを聞いてみました。
「料理時は必ず換気扇をつける。さらに近くに除湿機も置いている」(36歳・自営業)
湿気がこもらないよう、こまめな換気は大切。除湿機まであれば心強いですね!
「三角コーナーは汚れやすいので常設せず、ビニール袋に生ゴミを入れてすぐ捨てています」(34歳・主婦)
カビは水分と栄養分が大好き。そのどちらも揃っている生ゴミ入りの三角コーナーは、格好の餌食に…。筆者も一度痛い目を見てからは、三角コーナーを設置せず、生ゴミはすぐに捨てるようにしています。
「生ゴミは毎日捨てる」(31歳・主婦)
生ゴミはカビだけでなくニオイの元にもなるため、こまめに捨てたいところ。マンションなどで毎日捨てられる環境であれば、こまめに捨てておくと安心です。
「鍋などで常温保存したい食べ物には、食品用アルコールを吹きかけるようにしてからカビなくなりました!」(32歳・専門職)
菌による傷みを防いでくれる食品用アルコール。梅雨や夏場は常温保存だと傷みやすくなるため、アルコールなどを活用するのがいいとのことでした。特に気温の高い日は、アルコールをかけたとしても注意してくださいね。
「ゴミ箱の中に空間除菌剤を置くようにしてからカビが発生しなくなって快適です!」(32歳・専門職)
ゴミ箱の中もカビが生えやすい空間。除菌剤を置いておくだけでカビが生えなくなるなんて画期的です!
キッチン掃除におすすめのアイテムは?
カビを生やさないためには、キッチン周りのこまめな掃除がキーポイントに。そこで、メンバーにおすすめの掃除アイテムについても聞いてみました。
「ウタマロクリーナーが好き。ニオイがきつくないし、使いやすい」(32歳・会社員)
筆者も大好きなウタマロクリーナー。スプレータイプで使い勝手がよく、環境にも手肌にも優しい処方でおすすめです!
「キッチンハイターと片栗粉を混ぜて、ジェル状にしたものを黒カビの部分に乗せるとよく落ちると知ったので、この2つは欠かせません」(36歳・自営業)
壁など垂直な場所だと、ハイターをスプレーしても垂れてきてしまいますよね。そこで活用できるのが片栗粉。キッチンハイターと片栗粉を混ぜて粘着性を出したものを乗せておくと、ピタッと密着して効きがよくなるのだそうです。
「とりあえずドーバー パストリーゼ77。キッチンリセット後の拭き上げや、排水口周りにドーバー パストリーゼ77をふりかけておく」(44歳・主婦)
ドーバー パストリーゼ77は、おしゃれで人気の高いアルコール消毒。万が一口に入っても問題ないような成分で作られているので、キッチン周りの掃除にも使いやすいと話題です。
「結局重曹が1番なんじゃないかと思っている」(40歳・専門職)
粉をふりかけたり、スプレーにして吹きかけたりと、さまざまな使い方ができる重曹。シンプルながら、結局使えるアイテムですよね!
「毎日の掃除はセスキ炭酸ソーダ。いろいろ使えて楽ちんです」(32歳・専門職)
セスキ炭酸ソーダとは、重曹と炭酸ナトリウムが混ざり合ったアルカリ剤。キッチン掃除だけでなく洗濯や消臭にも使える万能な掃除アイテムで、ドラッグストアでも気軽にゲットできます。水に溶けやすいので、スプレーにして使うのがおすすめです!
調理器具や家電のお手入れ、どうしてる?
キッチンの掃除に加えて、調理器具やキッチン家電もこまめにお手入れしておきたいところ。メンバーたちは普段どのようにお手入れしているのでしょうか。
「こまめにハイター除菌をする」(36歳・自営業)
汚れてから掃除するよりも、こまめに除菌して汚れを予防するほうが実は楽なことも。曜日などを決めて、調理器具などのお手入れをするルーティンを作っておくと毎日気持ちよく過ごせそうです。
「魚焼きグリルを使うときは、下にアルミホイルを敷いて掃除を簡単にする」(32歳・専門職)
魚焼きグリルは1度使用すると洗うのが大変。アルミホイルを敷いておくと油汚れのオフが楽になりそうですね!
「食器用スポンジは2日に1回は新しいものに替える」(44歳・主婦)
食器用スポンジには、菌が繁殖しやすいといわれています。こまめな除菌が面倒であれば、日数や回数を決めて新しいものに取り替えるのがおすすめです!
梅雨でもキッチンを気持ちよく使いたい!
anan Beauty+ clubメンバーの「キッチン掃除とカビ事情」についてご紹介しました。
メンバーの多くがカビについての悩みを抱えながらも、工夫しながらキッチンをキレイに保っているとのこと。おすすめの掃除テクやアイテムを参考にしながら、ジメジメした季節も気持ちよく過ごしましょう!
©kazoka303030/Adobe Stock
筆者情報
比嘉桃子
1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。
文・比嘉桃子