気温が上がり、サンダルを履く機会が増えてくると、かかとのガサガサが気になるという方はいませんか?
ストッキングを履くときにひっかかる、ひび割れて痛いなどでお悩みの方も多いかもしれません。
今回は、ガサガサかかとの原因とセルフケアについてあんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。
ストッキングを履くときにひっかかる、ひび割れて痛いなどでお悩みの方も多いかもしれません。
今回は、ガサガサかかとの原因とセルフケアについてあんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。
「ガサガサかかと」とは
ここでは、ガサガサかかとの特徴と原因について解説します。
特徴
ガサガサかかととは、かかとの角質が厚く硬くなり、白い粉をふいたりした状態をいいます。
歩行時の圧力や体重などでかかとの皮膚が厚く硬くなり、放っておくとひび割れることも。
また、皮膚の乾燥が進行すればあかぎれのように出血してしまうこともあります。
歩行時の圧力や体重などでかかとの皮膚が厚く硬くなり、放っておくとひび割れることも。
また、皮膚の乾燥が進行すればあかぎれのように出血してしまうこともあります。
原因
かかとを含む足の裏には皮脂腺(皮脂を分泌する腺)がないため、水分を保持するための十分な皮脂が分泌されず、乾燥しやすくなります。
また、かかとは汗腺が多いため汗をかきやすくなっています。
汗は水分の蒸発を促すので、これも皮膚が乾燥する要因のひとつに。
かかとは、体重や床からの刺激に耐えられるよう角質が厚くなっているため、保湿をしても潤いが浸透しにくく、乾燥しがちです。
ほかにも、靴や地面との摩擦などで刺激を受けやすく、サイズの合わない靴やヒールの高い靴も負担になってしまいます。
このような摩擦や刺激から皮膚を守るために、角質がさらに厚くなってしまうのです。
かかとケアをしてもガサガサが改善しない場合、水虫の可能性も考えられるため、水虫が疑われる場合は早めに皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。
また、かかとは汗腺が多いため汗をかきやすくなっています。
汗は水分の蒸発を促すので、これも皮膚が乾燥する要因のひとつに。
かかとは、体重や床からの刺激に耐えられるよう角質が厚くなっているため、保湿をしても潤いが浸透しにくく、乾燥しがちです。
ほかにも、靴や地面との摩擦などで刺激を受けやすく、サイズの合わない靴やヒールの高い靴も負担になってしまいます。
このような摩擦や刺激から皮膚を守るために、角質がさらに厚くなってしまうのです。
かかとケアをしてもガサガサが改善しない場合、水虫の可能性も考えられるため、水虫が疑われる場合は早めに皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。
ガサガサかかとのNG習慣
実は日常生活のさまざまな習慣がガサガサかかとを招いています。
今すぐ見直してみてくださいね。
今すぐ見直してみてくださいね。
過剰な角質削り
かかとが厚くなる原因のひとつに外部からの刺激があります。
角質を頻繁に削るとそれが刺激になり、皮膚は自身を守るために余計に分厚くなろうとしてしまうのです。
角質を頻繁に削るとそれが刺激になり、皮膚は自身を守るために余計に分厚くなろうとしてしまうのです。
保湿しない
かかとの乾燥はケアをしなければますます進行してしまいます。
入浴後に保湿をしないままにしていると、かかとの水分はすぐに蒸発してしまいます。
かかとには皮脂腺がなく、水分を調整することが難しいので、外からの保湿ケアが大切なのです。
入浴後に保湿をしないままにしていると、かかとの水分はすぐに蒸発してしまいます。
かかとには皮脂腺がなく、水分を調整することが難しいので、外からの保湿ケアが大切なのです。
かかとへの物理的刺激
足裏はからだの全体重を支えているため、その負担に耐えるために角質をつくり、圧を和らげています。
足のサイズに合わない靴、ヒールの高い靴、サンダルなどのパカパカするような履物は足裏への摩擦・衝撃・圧力を高めてしまい、より角質を厚くしてしまいます。
足のサイズに合わない靴、ヒールの高い靴、サンダルなどのパカパカするような履物は足裏への摩擦・衝撃・圧力を高めてしまい、より角質を厚くしてしまいます。
スベスベかかとへのセルフケア
ここではスベスベかかとを手に入れるセルフケア2つをお伝えします。
足を清潔に保つ
ガサガサかかとの原因のひとつである水虫予防のためにも、足を清潔に保つことが大切です。
足を洗う際には、石鹸やボディソープなどで指の間や爪の周りも丁寧に洗いましょう。
湿気の多い環境や足の蒸れが続くと雑菌の増殖が促されてしまうので、入浴後はしっかりと乾燥させることが大切です。
足を洗う際には、石鹸やボディソープなどで指の間や爪の周りも丁寧に洗いましょう。
湿気の多い環境や足の蒸れが続くと雑菌の増殖が促されてしまうので、入浴後はしっかりと乾燥させることが大切です。
正しい角質ケア
角質が硬いままだと保湿ケアをしても潤いが浸透しにくいため、入浴や足湯で角質層を柔らかくしてから角質ケアをすると効果的です。
ドラッグストアなどで販売されているかかと用のやすりを使って削りましょう。
やすりは、目が粗いと皮膚を傷つけてしまうため、目の細かいものがおすすめです。
ケアの頻度は、月に1〜2回程度を目安にしましょう。
ドラッグストアなどで販売されているかかと用のやすりを使って削りましょう。
やすりは、目が粗いと皮膚を傷つけてしまうため、目の細かいものがおすすめです。
ケアの頻度は、月に1〜2回程度を目安にしましょう。
ガサガサかかとケアには漢方薬もおすすめ
ガサガサかかとのケアのひとつとして、漢方薬を取り入れることもおすすめです。
漢方薬は、かかと荒れの原因となる皮膚の乾燥や血行不良を改善して、健康的な肌に導いてくれます。
かかと荒れの予防・改善には、
漢方薬は、かかと荒れの原因となる皮膚の乾燥や血行不良を改善して、健康的な肌に導いてくれます。
かかと荒れの予防・改善には、
- かかとの角質層の水分不足を補い、乾燥を改善する
- 肌の乾燥で生じるかゆみや炎症を改善する
- 血行をよくして肌に栄養を届け、肌の代謝をよくする
といった働きをもつ漢方薬を選びます。
<かかとケアにおすすめの漢方薬>
当帰飲子(とうきいんし)
「血(けつ)」「気」を補い、皮膚に栄養と潤いを与えます。
乾燥肌で、からだが冷えやすい方に向いています。
乾燥肌で、からだが冷えやすい方に向いています。
温清飲(うんせいいん)
血行を促進して、乾燥した皮膚に栄養と潤いを与え、炎症を鎮める効果があります。
乾燥を和らげ、熱や炎症を抑える働きがあるため、湿疹や皮膚炎がある方に用いられます。
乾燥を和らげ、熱や炎症を抑える働きがあるため、湿疹や皮膚炎がある方に用いられます。
漢方薬は自分の体質に合っていなければ十分な効果が得られないばかりか、場合によっては副作用が生じることもあります。
漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談しながら自分に合った漢方薬を見極めましょう。
自分に合う漢方薬を知りたいという方は、漢方のプロにオンラインで個別相談できる『あんしん漢方』も覗いてみてください。
スマホで気軽に相談でき、AI(人工知能)が個々人に効く漢方を見極めて自宅まで郵送してくれる漢方薬のオーダーメイドサービスです。
漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談しながら自分に合った漢方薬を見極めましょう。
自分に合う漢方薬を知りたいという方は、漢方のプロにオンラインで個別相談できる『あんしん漢方』も覗いてみてください。
スマホで気軽に相談でき、AI(人工知能)が個々人に効く漢方を見極めて自宅まで郵送してくれる漢方薬のオーダーメイドサービスです。
早めのセルフケアでスベスベかかとを手に入れよう
お手入れを後回しにしがちなかかとですが、スベスベになればサンダルでのお出かけも楽しくなるはず。
正しい角質ケアでガサガサかかとにさよならしましょう。
正しい角質ケアでガサガサかかとにさよならしましょう。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。
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