調味料って安ければいいわけでもない気がするし、かといって成分にこだわりすぎて高価だと続かないだろうし…。調味料は、何を選べばいいか、他の女性たちがどんなものを選んでいるかを知る機会ってなかなないですよね。今回は、美容や健康に関心が高いanan Beauty+ clubのメンバー約100人に「常備している調味料」をテーマにアンケートを実施しました。
「塩」「醤油」「みりん」は回答者全員が常備
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
まずはanan Beauty+ clubの女性たちに「自宅に常備している調味料」について聞きました。今回のアンケートでは、回答した女性全員が「塩」「醤油」「みりん」を常備している結果に。その次に多かったのは「砂糖」「酢」「醤油」「めんつゆ」。料理をする人なら、常備していないと不安になるラインナップですよね。「めんつゆ」はさまざまな料理の味付けに使いやすいため、筆者は料理の味が物足りなかったときに「めんつゆ」をかけがちです。
逆に「みそ」を常備しないひともある程度いるという結果に。みそ汁はインスタントですませるなど、確かに考えられなくもないです。
その他の回答では「ごまだれ」「ごま油」「だし汁」「にんにくチューブ、しょうがチューブ」「レモン果汁」「チリソース」「醤油麹」「八角」「タコスパウダー」を常備している回答がありました。
料理の味が決まる調味料は、適当に選ぶのとこだわって選ぶのとでは、料理のクオリティが大きく変わってくる気がします。フードライターの筆者は、今回の回答以外で使う頻度が高いのは「塩麹」。少しの時間つけておくだけで、簡単にお肉やお魚が香ばしくやわらかく焼き上がるのでおすすめです。
調味料の選び方のこだわりを教えて!
続いては女性たちに、毎回同じ調味料を買っている理由などの「選び方のこだわり」をテーマに質問しました。
減塩のものを選ぶ
「減塩のものを選ぶようにしている」(40歳・専門職)
「醤油は減塩にしています」(37歳・会社員)
醤油だけでなく、みそやポン酢、中華だしなど、さまざまな調味料に減塩タイプがありますよね。筆者は、父が高血圧なので、実家の調味料を買うときは必ず減塩タイプを選ぶようにしています。
白砂糖は買わない
「砂糖は白砂糖は買わないようにしている」(36歳・専門職)
「『ラカント』のお砂糖をいつも買っています」(41歳・専門職)
精製されている調味料を摂らないという考え方もあるので、筆者もきび砂糖を買っています。「ラカント」とは、ラカンカという植物の高純度エキスと、トウモロコシ由来のブドウ糖を発酵させてできた、2種類の甘味成分からつくられた植物由来甘味料なのだそう。「ラカント」気になります!
ポン酢は決まったメーカーのものを購入
「ポン酢だけはいくつか決まったメーカーのものを買っている。季節によって使い方が変わるので、料理によって使い分けている。『旭ポンズ』、『ゆずの村馬路村』が好き」(40歳・会社員)
「ポン酢は、生協のゆずポン酢がゆず強めでお気に入り」(34歳・主婦)
お肉にかけるだけでもおいしいですし、和え物に使うのもおいしい。万能なので、ポン酢もないと困る調味料です。鍋の季節になると、ゆずポン酢をつけて食べるとおいしいですよね。
醤油は用途によって使い分ける
「普通の料理を作るときに使う醤油と、かつお醤油やにんにく醤油など冷奴や料理のトッピングにする醤油と分けて購入している」(36歳・専門職)
「醤油は一般的なものと生醤油の2本を常備しています」(32歳・会社員)
いつも同じ醤油を使うより、複数の醤油を使い分けると楽しいかも。筆者は「甘くておいしい醤油」と「牡蠣だし醤油」の風味が好きでお気に入りです。
なるべくオーガニックのものを選ぶ
「調味料は、お金をかけてなるべくオーガニックなものにしています。食品もすべてオーガニックにしたいですがそれだと食費が高くなりすぎるので、調味料は徹底しています」(36歳・自営業)
すべての添加物が悪いわけではありませんが、調味料はものによって添加物がたっぷり入っていて、原材料を確認したときに驚くことが多々あります。オーガニックのものを選べば、安心できるだけでなく味もおいしい。ただ価格は優しくないので、どこまでこだわるかが課題ではありますが…。
おすすめの調味料を教えて!
続いては女性たちに、おすすめの調味料について質問。具体的なメーカー名についても教えてもらいました。
「トリュフ塩があるとなんでもおいしくなります!」(32歳・会社員)
トリュフの香りを楽しめて幸せな気持ちになるトリュフ塩。筆者はカルディのものを愛用しています。
「あごだし塩は本当においしい。お湯で割るだけで即席スープになります」(30歳・主婦)
だしの風味も感じられるあごだし塩は上品な味わい。お湯で割る即席スープ、気になります!
「『晴富』のごまだれ。少し甘みがあってクセになる。サラダや鍋にはもちろん、ポン酢とあわせたり、インゲンなどのごま和えとかに使ってもおいしくなる」(36歳・専門職)
ごまだれも常備しておくと万能ですよね。筆者は冷蔵庫に入ってなくて何度も困ったことがあります。「晴富」のごまドレッシングはオンラインで購入できるそう。
「マヨネーズとケチャップはグリーンコープの瓶入りのものにしている。安心な原材料だしおいしい」(44歳・主婦)
健康に関心が高い人は、原材料に何が入っているのかしっかり確認している人が多いよう。安心できるって大事なポイントです。
「『ゾネントア』のスパイス。日本ではあまり手に入らないかもしれないけれど、本当に万能で最高。肉とか魚につけて焼くだけでおいしい」(40歳・専門職)
海外に行った際、そこでしか買えない調味料を購入するのって楽しいですよね。ドイツの「ゾネントア」のハーブティーはコスメキッチンなどで売られているようです。スパイスは海外でしか購入できないかも?
「砂糖は『ラカント』」(41歳・専門職)
砂糖は「ラカント」を選んでいる人多数。植物由来100%でカロリーゼロといいことづくめだそうです。
「『だしまろ酢』がお気に入り。何度も買っています」(34歳・会社員)
だしのきいたまろやかなお酢「だしまろ酢」は、国産りんご酢をベースに焼津産花がつおと利尻昆布の一番だし、柚子果汁など、こだわりの国産素材を使って作り上げた"合わせ酢"なのだそう。柑橘がきいていておいしそうです!
美容&健康好きの女性は、調味料にもこだわっている
今回のアンケートでは、女性たちは適当に調味料を選ばずに、自分のお気に入りを知っている人、原材料を知ってから購入している人が多いことがわかりました。今回の女性たちのコメント、調味料を購入する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
筆者情報
市岡 彩香(いちおか あやか)
anan web、anan Beauty+を中心に活動するフリーライター。これまでに取材した人数はタレントや経営者を含め500名以上。週7で自炊をするグルメ女子。
©市田ほのか/Adobe Stock
文・市岡彩香