初夏ファッションに取り入れて! ファッションライターと女性約100人が教える「後悔しないコーデ」と衣替え事情 – 文/桐生奈奈子、比嘉桃子 再編集・Natsu | anan Beauty+

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初夏が近づいてくると衣替えを考える人も多いでしょう。また、気温差が激しい初夏はファッションに悩むことも少なくないはず。そこで今回は“初夏ファッション”をテーマに、ファッションライターが実践する「後悔しない服の買い方」とおすすめコーディネート、anan Beauty+ clubのメンバー約100人の衣替え事情をご紹介します。

ムダを防ぐ「後悔しない服の買い方」5つ

“イロチ買い・リピート買い”はインナーだけにとどめる

©桐生奈奈子

期間限定で値下げされたときなど、安さにつられて二色買ってしまう“イロチ買い”を経験したことはありませんか? まだ着慣れていない服を2枚も持っていると、失敗したときの金銭的ダメージが高くつきます。また、すぐに着飽きてしまう可能性も大。

着てみてよかったものを後追いで“リピート買い”するのは、着心地重視のインナーや靴下のみ。洋服は、一番着回せて素敵と思ったもの1枚で決着をつけるのが自分ルールです。

シワになりにくいブラウスはプチプラでOK

©桐生奈奈子

買ってみてよかったプチプラブランドを狙い撃ちするのはおすすめです。特にブラウスやシャツは、高級素材のものはデリケートに扱わなければならず、着る頻度そのものが少なくなりがち。ガシガシ洗濯しやすいプチプラブランドのほうが、普段使いできて便利だと思うことがあります。

洗濯してシワになりにくいものなど、同じブランドでリピート買いすると失敗率が減るでしょう。さらに同じショップだと、発送方法や返品ルールなどもわかっているので、ネットショッピングの買い物時間が短くて済む点も魅力です。

定番ブランドはサイズ感にブレがない

©桐生奈奈子

こちらは、メルカリで手に入れた『セントジェームス』のカットソーです。素材やサイズが心配な洋服でも、おなじみのブランドなら安心。試着せずとも「サイズの選び方」などと検索すれば、参考になる情報が出てきます。それでも心配なら、サイズ感を実店舗などで試すのもよいでしょう。

ちなみに、しっかりとした作りの『セントジェームス』は、流行を問わず残しておきたくなるアイテム。クタクタにならず何年たっても現役です。

購入履歴やジャストサイズを管理する

©桐生奈奈子

安いと思ってあれこれネットショッピングをしていると、お金を管理しきれず、クレジットカードの請求額にびっくりしてしまった経験はありませんか? 購入履歴をチェックできるように、ネットショッピングするサイトを絞るのがおすすめです。

たとえば、可愛い服が限定セールの対象になっているときは衝動買いしがち。ですが購入履歴を眺めていると、「今月買った服も可愛かったな」と思い出すことができて、「今月はセーブしよう」というマインドに持ち込めます。

また、購入場所を一本化すると、購入履歴とともに洋服のクレジットも管理しやすいのが魅力。筆者は自分の身体にジャストフィットするデニムにネットで出会ってから、ボトムスのお買い物で失敗しなくなりました。ウエスト・ヒップ(特にヒップのサイズが重要)・着丈がジャストフィットするデニムに近いサイズのものを選べば安心です。

“大物買い”は一晩以上寝かせて

©桐生奈奈子

失敗したくない大物買いは、特に一晩寝かせて冷静になってから。買わずに頭の片隅に残っていれば、よっぽど“惚れ込んだ証”です。

こちらは、ネットでいいなと思っていたバッグ。偶然セレクトショップで見かけたのですが、時間がなくて購入を断念しました。買えばよかったと3か月ほど後悔し、再入荷されたので迷わず購入した戦利品です。

たとえば、お酒の入った夜の一人時間にネットショッピングしているときは要注意。判断力がなくなりがちなので、せめて一晩寝て冷静になってから、本当に欲しいのか検討するのがおすすめです。

※ 文・桐生奈奈子
※ 2023年5月12日配信

初夏コーデにピッタリな「麦わら帽子」の選び方

間違いないのは“白Tと合わせること”!

©桐生奈奈子

着こなしに悩んだら、麦わら帽子の夏らしさがダイレクトに伝わる白Tシャツと合わせるのがおすすめです。存在感のある麦わら帽子によって、シンプルな白Tシャツもグッとオシャレに格上げされます。

帽子のデザインやシルエットを問わず、スカートからカラーパンツまで何と合わせてもマッチ。かぶるだけで季節感のあるフレッシュな装いに仕上げてくれます。

万能選手! 下がりツバの麦わら帽子

©桐生奈奈子

こちらは、以前『DHOLIC』で購入した帽子です。カジュアルな装いが多い筆者には、どんな着こなしに取り入れても違和感のない、万能選手的な存在。ツバが下がり気味で、日差しをしっかりとシャットアウトできるため、実用面でもお気に入りです。

©桐生奈奈子

特に、リネンのワンピースやプリントパンツなど、リラックス感のあるスタイルと合わせることが多いです。着る服を選ばないので、リゾートやビーチなどの旅行に持っていくのもおすすめ!

女性らしさがアップ! リボンつき麦わら帽子

©桐生奈奈子

リボンのついたこちらのアイテムは『ローラハット(Lola Hats)』のもの。中折れになっていて、頭の形がきれいに見えます。さらに、ツバが広くて下がり気味のフォルムによって上品な印象に。

ちなみに、ツバが反り上がったウエスタン調のタイプは、明るい雰囲気になります。リボンがアクセントになっているので、シンプルな装いと合わせることが多いです。

©桐生奈奈子

レディライクな麦わら帽子をかぶると、背筋がシャンと伸びるような気分に。シンプルなワンピースと合わせても、リボンがポイントになるのでバックスタイルまで素敵に見えます。

個性を発揮できる! カラーハット

©桐生奈奈子

こちらは帽子ブランド『coeur(クール)』の前身ブランド、『coeur femme(クールファム)』のアイテム。日本のブランドだけあって、普段のコーディネートに合わせやすいのが特徴です。柔らかめの素材なので少し型崩れしていますが、まだまだ現役で活躍してくれています。

©桐生奈奈子

グレーの帽子は、モノトーンコーデの差し色にぴったり。また、珍しいグレーのカラーは個性を出したい人にも最適。弧を描くようなツバのラインが特徴的で、優美な雰囲気に浸れます。

※ 文・桐生奈奈子
※ 2023年5月26日配信

女性約100人調査「圧倒的にラクな服の収納術」

衣替えを予定していない人が過半数!

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
※写真はイメージです。

anan Beauty+ clubのメンバーに「これから夏服に衣替えをする予定ですか?」と聞いたところ、多かったのは「NO」という回答。半数以上の方が衣替えをしないとのことでした。

筆者は当たり前に毎年衣替えをしていたため、結果に驚き。衣替えには結構な労力を使ってきたので、しなくていいのならしたくない…! というのが本音です。

衣替えをしない理由は?

衣替えをしないと答えてくれたかたに、衣替えをしない理由について聞いてみました。

収納が広い

「クローゼットが大きめなので、服はすべて入っている」(35歳・会社員)
「ウォークインクローゼットが広いので、すべてそこにかけていて、衣替えをする必要がないです」(35歳・専門職)

服が少ない

「服は最低限のものしかないので衣替えが必要ない」(34歳・会社員)
「服がそんなに多くないので年間を通してオールシーズンの服をクローゼットにかけている」(29歳・主婦)

回答してくれた方のほとんどが、「収納が広い」もしくは「服が少ない」という理由を挙げていました。

その他「しまい込む場所もとくにないので」(32歳・会社員)という回答も。部屋の収納スペースに合わせて服の量を調整すれば、収納があまりなくても衣替えをしなくてよくなりそうです。

衣替えをしないことのメリット

衣替えするのが面倒…という方にとって、衣替えしないことの楽ちんさは魅力的ですよね。衣替えをしないことのメリットはそのほかにどのようなものがあるのでしょうか。女性たちの意見を見てみましょう。

「季節問わず好きな服を着られる」(35歳・会社員)

「どこに何があるか覚えられる」(32歳・その他)

「季節の変わり目で気温が不安定な時にも困らずにすむ」(29歳・主婦)

「服を余計に買わなくなった」(34歳・会社員)

多かったのは、いつでもその日に着たい服を取り出せるという点。季節の変わり目や急な気温の変化にも、臨機応変に対応できるのは魅力的です。

また、自分の持っている服を把握しやすいという点も多く挙げられていました。筆者も衣替え前に服を購入すると、持っている服と同じようなものを買ってしまうことも。結果どんどん服が増えていく…なんてスパイラルから抜け出せるのは大きなメリットに感じます。

衣替え派さんはどうしてる?

一方、衣替えをする人はどのように衣替えを行っているのでしょうか。シーズンオフの服の保管方法や場所を教えていただきました。

「シーズンオフの服はIKEAで買った大きめの収納ボックスに入れています。アウター系はしまうところがないので、クローゼットにそのままかけてあります」(31歳・自営業)

「タンスの上の方の届かない場所にしまう」(39歳・その他)

「小さいタンスに入れて倉庫に置いておく」(28歳・会社員)

「ベッドの下に収納がついているのでそこに入れています」(37歳・契約社員)

「シーズンオフの収納ボックスを奥の方に入れ、シーズンの服を手前に出すだけの簡単な衣替えです」(31歳・会社員)

みなさん家にある収納スペースや収納グッズをうまく使って衣替えを行っていました。一度衣替えしてしまえばしばらく触る必要がないため、普段使わないようなスペースを利用している人が多いようです。

衣替えのマイルーティン

衣替えは毎年の恒例行事のようなもの。だんだんとルーティンが決まってくるのではないでしょうか。そこで、衣替え派さんに毎年行っているルーティンを聞いてみました。

「1シーズン来ていない服は、売るかあげる!」(26歳・会社員)

「来年も着たいと思う服だけを残す」(39歳・その他)

「着なかった服はまとめて袋に入れておいて次のシーズンで古着屋へ」(36歳・専門職)

「着なかった服や、ボロボロになってきたものは大量に処分! 基本はメルカリに出して、売れなさそうなものはリサイクルに出します」(31歳・自営業)

「久しぶりに着ると匂いやシワが気になるので、一度洗濯する」(33歳・主婦)

多くの方が衣替え時に服の整理を行なっているとのこと。一度手持ち服とじっくり向き合う時間を作れるのは、衣替えをすることのメリットとも言えそうです。

また、いらない服はただ捨てるのではなく、売る/あげるという選択肢をとる方が多いようでした。サステナブルな方法を取る方が増えているのは、とてもいい傾向ですね!

※ 文・比嘉桃子
※ 2023年5月11日配信

後悔しないコーデ&衣替えで快適な初夏を!

いかがだったでしょうか? 女性約100人のアンケートやファッションライターのコーディネートを参考にして、快適な初夏を過ごしてくださいね。

文/桐生奈奈子、比嘉桃子 再編集・Natsu

https://plus.ananweb.jp/lifestyle/101976/

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