63円切手が買えませんでした…【女性約100人調査】現金・電子マネー・ポイ活の失敗談 – 文・高橋あやか | anan Beauty+

100人調査

新紙幣が発行され、再び現金が話題になっていますよね。ただ、現金だけでなく、電子マネーやポイント充当など、現在はさまざまな支払い方法があるので、お金にまつわるトラブルやお困りごとを経験したことがある人も多いのではないでしょうか? 美容や健康に関心が高い女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、お金にまつわる失敗談についてリサーチしました!

まだまだ多い現金オンリーのお店

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

まずは、現金にまつわる失敗談を教えてもらいました。

「未だに学校の写真代などは、現金でぴったり払わないといけないので、毎回集金のたびに、慌てて家中の小銭をかき集めている」(34歳・主婦)

「現金オンリーのお店でランチして、会計時にお金が足りないことに気づき、待ってもらって近くの銀行でお金を引き出し、お店に戻って支払った」(35歳・会社員)

現金しか使用できないというお店、まだまだたくさんある気がします。キャッシュレス派の人たちにとっては、現金が必要な場面で慌てて準備したという経験は珍しくないようです。
先日私も、近所のコンビニに切手を買いに行ったのですが、お店に着いてから切手は現金払いしかできないと知りました。スマホしか持っていなかったので、63円の現金のためだけに一度帰宅することになってしまいました。

ほかにもさまざまなトラブルが集まりました。

「月謝や謝礼、立て替えたお金の返金など全て新札を使う友人を見て、今まであまり気にしてなかったのが、反省して新札を用意するようになった」(44歳・主婦)

「新500円玉がコインパーキングで使えなくて困った。全部10円玉でお釣りが来た。財布が小さいので入らない」(34歳・主婦)

「海外旅行で現金両替をしたが、カードで事足りることが多く、お金が余って、無理やりお土産を買った」(27歳・会社員)

電子マネーなどとは違って、現金ならではの習慣やマナーがありますよね。新札を使ったほうがいい時もあれば、古札を使ったほうがいい場合もあります。ご祝儀袋に入れる時は、お札の向きなどもマナーがあるようで、なかなか気を遣いますね。

また、特定の現金が使用できない精算機や自販機にあたってしまったというエピソードも。500円玉などの硬貨が使えないケースもあれば、1万円札が使用できないということもありますよね。ちょうど新紙幣が発行されたタイミングなので、しばらくは、自販機などで新紙幣が使えなくて困ることもありそうです。

電子マネーで注意したい「使いすぎ」

キャッシュレス化が進み、便利になったことも多いですが、メリットばかりというわけではなさそうです。電子マネーにまつわる失敗談を教えてもらいました。

「電子マネーだとお金という感じがしなくて、つい使いすぎてしまう」(27歳・会社員)

「電子マネーだと、お金を使った感覚がないので、明細が届いてびっくりしてしまう」(32歳・専門職)

「電子マネーのチャージ残高がないことに気づくのが遅く、ランチ代を友人に立て替えてもらうことが増えた」(44歳・主婦)

特に目立ったのが、現金に比べてお金を使っているという感覚がなく、使いすぎてしまったり、手持ちの金額を把握しにくくなったりしたというコメントでした。私も電子マネーを使うことが多いですが、自動チャージ設定にしていることもあり、毎月の請求額を見た時、今月は使いすぎてしまったなと感じることがよくあります。電子マネーでは、いかに使いすぎの防止ができるか、使用金額の把握が大切になりそうです。

ほかには、こんなエピソードも。

「小銭を持ち歩かなくなったので、お参りに行った時に、お賽銭が払えなかった」(34歳・主婦)

「電子マネーに頼りすぎて、スマホが壊れて何もできなくなった」(40歳・専門職)

電子マネー派の人で、お札は用意していても小銭は持ち歩かないという人もいるのではないでしょうか? 小銭はお札に比べて重いですし、かさばるので、私もできるだけ持ち歩きたくないなと思っています。ただ、現金を使うシーンでは、少額の支払いであればあるほど、お札しか持っていないとお釣りでもらう小銭も多くなってしまうんですよね。

また、電子マネーの大きなリスクと言えば、スマホが壊れてしまった時の支払いですよね。現金も持っていれば安心ですが、電子マネーだけに頼っていると買い物ができないだけでなく、場合によっては、交通手段も絶たれてしまい、移動ができないということもあるかもしれません。

ポイ活でお得になるはずが余計な出費に…

最近、積極的に取り組んでいる人も多い、ポイントを効率よく貯める活動「ポイ活」。支払いに充当できるものも多く、お得に買い物ができますが、ポイ活にも落とし穴がありそうです。ポイ活にまつわる失敗談を聞いてみました。

「ポイントの有効期限が切れてしまったということが、よくある」(35歳・会社員)

「コロナ禍にマイルの延長申請を忘れていて、3万マイル消えてしまった」(32歳・専門職)

「ポイントの有効期限が迫っていたのに、"ポイントを優先的に使う"にチェックをしていなくて、使い切れなかった」(40歳・契約社員)

とにかく多かったのが、ポイントが失効してしまったというエピソードでした。私が貯めているポイントの中に、同じ会社のものでも、有効期限が1年のものと、数か月のものと2種類があり、過去に失効していたポイントがかなりあったことを最近知りました。通常ポイントというものと、キャンペーンなどで獲得した期間限定ポイントというものがあったようで、ちょっと悔しい思いをしました。

また、少しでもお得に生活しようとポイ活を頑張るあまり、逆効果になってしまったというケースもあるようです。

「ポイントを貯めるために、無駄遣いをしてしまう」(27歳・会社員)

「2つ買うと20%還元などの条件につられて、あまり要らないものを買ってしまう」(34歳・主婦)

「歩くだけでポイントが貯まるアプリを入れてから、スマホの充電ばかり減る。出先で充電が切れそうになり、充電したら200円くらいかかって、マイナスなんじゃないかと思った」(40歳・専門職)

さまざまな場所で、普段よりもポイントを多くゲットできるキャンペーンなどが開催されています。ただ、ポイントを貯めるために、買う予定のなかったものや、不要なものを購入してしまった経験、ありますよね。ポイントで還元される分よりも、余分な買い物による出費が大きくなってしまっては、がっかりしてしまします。ポイントにつられすぎないよう、注意が必要ですね。

失敗から学ぶ!便利でお得な暮らしを!

お金の失敗談リサーチ、いかがでしたか? みなさん、いろいろな失敗を経験していましたが、そこから学んだことも多いようでした。現金や電子マネー、ポイントなど、支払い方法はさまざまですが、ライフスタイルや使用場面にあわせて、上手に使い分けていきたいですね。ぜひみなさんのエピソードを参考に、より便利でお得な暮らしを実現してください!

©Peak River/AdobeStock

文・高橋あやか

https://plus.ananweb.jp/lifestyle/107665/

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