夏バテ気味になると体が重くなったり、食欲も落ちがちですよね。この猛暑を乗り切るためには、重だるい体から軽い体へシフトするのが大切です。今回はヨガインストラクターの筆者が、この暑い時期にこそ実践したい「簡単習慣」をご紹介します。
体、重くなっていませんか?
酷暑の中、外出するだけでも疲れやすいこの季節は、いつもより体が重くなりがちです。重い体の原因の一つは姿勢。体幹で支えられず脱力した姿勢でいると、重心が下がりお腹を圧迫することから、胃腸の調子が弱まってしまう場合も。
そんなときは、重心を引き上げてあげることが大切です。内臓を圧迫する姿勢の悪さをケアしてあげましょう。
体を軽くするストレッチで内臓ケア
1.正座で座ります。
2.両腕を胸の前に伸ばし、両手を組んで手のひらを返します。
3.息を吸います。
4.息を吐きながら両腕を前方へ引っ張り、背中を丸めていきます。
5.背中のストレッチを感じながら、同時にお腹が肋骨の方へ引き上がっていく感覚を確認しましょう。
6.息を吐き切るまでそのままキープします。
7.息を吸いながら元の位置まで戻ります。
これを1セットとし、5~10回繰り返します。
戻るときの姿勢に注意
体を丸めた後で元の姿勢に戻るとき、骨盤、肋骨、頭と真っ直ぐに積み上げるように意識しながら戻りましょう。疲れやすい姿勢が日常化していると、お腹を突き出したり、胸を張ったりする姿勢の癖がついている可能性があります。
胸を張ったり、腰を反らしたりしないよう注意しながら、真っ直ぐに積み上げるイメージで毎回ポジションを確認してみてください。続けていくと姿勢が整い、体幹が安定しやすくなりますよ。立ち姿勢、歩く姿勢で疲れづらくなり、内臓をつぶすような姿勢のケアにもつながります。
今回ご紹介したのは、日に日に体が軽くなっていくのが感じられるストレッチです。夏バテ予防に試してみてくださいね。
筆者情報
上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講
文/上村由夏