玄関はその家の“顔”とされ、同時に運の入り口でもあります。それくらい、玄関は運の良し悪しを左右する大切な場所だと言えるのです。あなたの家の玄関は、幸運を呼び込む場所でしょうか、それとも…? 今回は運が良い人、悪い人の家の「玄関の共通点」をご紹介します。
玄関はシンプルがベスト! 盛り塩だけで吉
運の良い玄関と聞くと、様々な調度品や風水アイテムがずらりと飾られている光景を想像するかもしれませんが、それは誤解。むしろそれは、運の悪い人の玄関の特徴だと言えます。
玄関は家の顔であるため、陽の気を充実させ、気の流れを良くすることが一番です。そのためには、あれこれゴチャゴチャとモノを置かず、外出と夜間以外は照明を活用して明るくしておくことが大切。開運のために何か置くとしたら、入り口に盛り塩を置いておけば十分でしょう。
もし観葉植物を置くなら、葉先のとがったものがおすすめ。ただし、陽が当たらないと枯れてしまう恐れがあるため、あえて置かないという選択もアリです。
鏡は位置取りが重要! 運が良い人は入って「右側」が多し
玄関と相性が良いアイテムの代表格、それは何と言っても「鏡」です。鏡は外出前に身だしなみを整えることができて便利なうえに、運気を向上させる攻めのアイテムだと言えます。
しかし真に重要なのは、その位置取り。運の悪い人は、入って真正面に鏡を置いているケースが多く、せっかくの吉運を跳ね返してしまっていることがあります。正しい位置取りは、玄関を入って左か右。入って左側に置くと事業運や金運が上昇するとされ、右側は対人運・出世運・健康運が上昇するとされます。
左鏡は会社など事業をやっている場合には良いのですが、一般の生活環境には右鏡が適していると言えるでしょう。右鏡はその家が栄えていくという言い伝えもあるとされます。
玄関マットは外から持ってきた邪気を払い落す“結界”
あまり重要視されていないかもしれませんが、足元に敷くマットも、実は玄関と相性抜群のアイテム。ただホコリをはらうだけのものでなく、外から持ってきた邪気を払い落してくれるという守りのアイテムだと言えます。
運の悪い人は玄関にマットを敷いていないことが多く、邪気をそのまま家の中に持ち込んでしまっていることも。玄関マットは安価なものでも良いので、できるだけ敷くようにするとおすすめ。外と内との境界(結界)を張ってくれるはずです。
なお、玄関マットのカラーは、邪気払いをもたらしてくれる「赤」がベスト。難しい場合は白系か暖色系にしましょう。玄関全体のイメージも明るくなるはず。
出していい靴の数は人数分だけ! 残りは収納へ
外で履いた靴は、地面の邪気を帯びた状態と言えます。その靴を玄関に出しっぱなしにしておくと、玄関全体の運を下げてしまうのは言うまでもありません。実際、運の悪い人は、玄関に必要以上の靴を出していることも多いようです。
そこで、玄関に出しておく靴の数をあらかじめ決めておきましょう。理想は「人の数=靴の数」です。これ以上は靴箱や収納にしまっておくようにすればOK。収納スペースに収まりきらないようなら、1年以上履いていない靴は思い切って手放すのも手です。
なお、浄化用として靴箱内に備長炭を置くのも良いことですが、その場合は定期的に交換しましょう。
まとめ
玄関は人を招いたり迎え入れたりする最初の場所なので、つい風水アイテムや置物などを飾ってしまいたくなるかもしれません。ですが、あまりごちゃごちゃとモノを置くと、気の通りが悪くなり、運気を滞らせる原因になることも。運気を高める玄関の基本は、明るく物が少ないこと。今回の記事の内容を参考に、運気を高めるスッキリとした玄関を目指してみてくださいね。
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筆者情報
脇田尚揮
占心行動学創始者。(株)ヒューマンライフ出版代表取締役社長、ミンストレールCEO、大学・高校講師。経営コンサルタント、心理カウンセラー、権僧都職僧侶として活動。会社顧問として占い鑑定を業とする。現在、政治家相談役・企業顧問30社担当、経営・占術にまつわる資格80種保有。著書は『生まれた日はすべてを知っている』他10冊。テレビ出演も多数。Youtubeチャンネル「尚德の運・縁・法・心」にて2024年の運勢配信中。
文/脇田尚揮