案外意識しないところかもしれませんが、家の中で“ゴミ箱”は運を決める大事な要素とされています。置き場所や方位、素材や形状などによっては、家中に邪気をまき散らしてしまう恐れも…。ゴミ箱を活用して、効率よく運気を維持するにはどうすればいいのでしょう。そこで今回は、「運が良い人、悪い人」のゴミ箱に関する共通点をご紹介します。
運を呼ぶ“定位置” は、キッチンやリビングの見えない場所
ゴミ箱の置き場所を決める際、イメージとしては「穢れ(けがれ)を隠す」ことを意識してみましょう。ゴミ箱は中のゴミが臭気を発するだけでなく、邪気を呼び寄せて増幅させるアイテムとされています。そんなゴミ箱を、良運の取り込み口である玄関や悪運の逃がし口であるベランダに置くのは、運の悪い人の典型。
運を良くしたいなら、水気(すいき)を含む生ゴミ類のゴミ箱はキッチンに、木気(もくき)を発する紙クズ類のゴミ箱はリビングに設置しましょう。置き場所としては、見えないスペースや目につきにくいところが運を呼びこむ“定位置”です。
小さい・角がない・丸い・天然素材のものがベスト
ゴミ箱は汚れや邪気を封じるものなので、主張の強い形状や色味、流れる気を悪くする素材を選ぶと運の低下につながるとされます。なるべく分別しやすく、手入れしやすいコンパクトで小さいものをチョイスするのが吉。尖った形状ではなく丸みを帯びていれば、邪気封じの効果も期待できますよ。
素材はプラスチックや金属製のものはなるべく避け、木製などの天然素材を選ぶと良いでしょう。なお、色味は方角とも関わってきますが、迷ったら“浄化”をもたらす白色を選ぶのが無難だと言えます。
鬼門・裏鬼門の方位にゴミ箱を設置するのは避けて
ゴミ箱の置き場所、形状や素材を間違わなければ、大きく運を下げることはないでしょう。ただもう一点、気を付けることがあるとすれば、それはゴミ箱を設置する方位。家の中心から見て鬼門にあたる北東、裏鬼門にあたる南西には、ゴミ箱を置かないようにしましょう。
この鬼門~裏鬼門ラインは鬼(邪気や邪霊)の通り道とされ、ゴミ箱の放つ邪気をさらに強めて家の中にまん延させる要因になりかねません。少し位置をズラすだけで大丈夫なので、意識しておくと良いでしょう。
フタの有無が“運の分かれ目”に
数あるゴミ箱の中で、特に不運を回避する効果が高いものと言えば、ズバリ「フタ付き」のもの。密閉することにより、臭いや邪気をシャットアウトしやすくなります。逆に、フタがない場合だと邪気も放ち放題となるので、清浄な気を保つことが難しくなってしまうのです。
ゴミ箱のフタは“運の分かれ目”とも言える大切なポイントなので、置き場所などを徹底するのが難しい場合は、せめてフタ付きのものを選択するようにしましょう。
ゴミ箱選びと設置場所は、風水において「運気を高める」という攻めの視点はそれほどありません。しかし、「運気を下げない」という守りの視点からすると、とても大切なこと。運気を低下させないために、どこにどんなゴミ箱を置くかを見直してみてくださいね。
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筆者情報
脇田尚揮
占心行動学創始者。(株)ヒューマンライフ出版代表取締役社長、ミンストレールCEO、大学・高校講師。経営コンサルタント、心理カウンセラー、権僧都職僧侶として活動。会社顧問として占い鑑定を業とする。現在、政治家相談役・企業顧問30社担当、経営・占術にまつわる資格80種保有。著書は『生まれた日はすべてを知っている』他10冊。テレビ出演も多数。Youtubeチャンネル「尚德の運・縁・法・心」にて2024年の運勢配信中。
文/脇田尚揮