女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。123回目は、ecocoメンバーのありささん。今回はイギリス在住のありささんがやっているエコ活動についてご紹介します。
海外編 イギリスでやっているエコなこと
【最近やってるエコなこと】vol.123 イギリス編
今回は日本を飛び出し“海外編”をお送りします。イギリス在住のありささんが普段お買い物やお出掛けの際にやっているエコなことを、イギリスの取り組みも含めてご紹介します。
お買い物・お出掛けでやっているエコなこと7選
【1】エコバッグを持参する
ありささん 買い物の時はエコバッグを持参しています。買い物袋は、以前はビニール袋でしたが紙製に変わりました。買い物袋は1枚80円ほどと、日本に比べて値段は高いです。また、別のスーパーではお会計の際に袋を不要と選択するとコインが貰え、そのコインを寄付できます。寄付先は「子どもたちの教育環境改善」「環境保護」「地域の活性化」など3項目から選べます。
【2】レシート不要を選択する
ありささん セルフレジで「レシート不要」を選択して、なるべく紙の使用を少なくしています。
【3】量り売りを利用する
ありささん コンテナを持参する形式の量り売りが多くのお店に設置されています。食品だけでなく、洗剤やハンドソープの量り売りも利用しています。
【4】廃棄になる食品を購入する
ありささん イギリスでは食品廃棄を減らすため、廃棄になる食品をかなり割安で購入できるアプリがあり、そのアプリを使ってお得にお買い物をしています。自分がどれくらい廃棄食品を救えたか、またCO2排出を抑えられたかを数値で出してくれるのが嬉しいです。
【5】マイボトルを持ち歩く
ありささん 子どもとマイボトルを持ち歩き、ウォーターポイントで給水しています。イギリスではウォーターポイントが街中に多数設置されています。
【6】リサイクルボックスを利用する
ありささん 洋服のリサイクルボックスがショッピングモールに設置されています。
ありささん こちらは次の人が着ることを想定しているので、破損していない清潔なものであることが指定されています。水着や下着はNGと書かれています。
また、学校の制服のリユースも多く、新学期の前は制服リユースショップが期間限定で開いていました。
【7】リサイクルショップ・アンティークショップを利用する
ありささん ある程度大きな駅には必ずリサイクルショップという中古品を引き取って、売ってくれるお店が数店舗はあり、アンティークアクセサリーやアンティーク家具が豊富です。物を大切に使う文化が根付いていることが感じられる習慣です。
ーー日本では古い器や置物、着物などを売っている骨董品店があります。ヨーロッパは日本と同じように伝統を大切にする文化が深く根付いているので、親近感がありますね。
海外でやってるエコなことも見つけてみよう
いかがでしたか。
今回はイギリスで生活をしている小長谷さんがやっているエコなことを伺いましたが、エコバッグを持ち歩いたり、お買い物の際にレシートは断ったりなど、今回ご紹介したポイントは日本でもできることはたくさんあります。海外に目を向けると、日本でできるエコなことを見直すきっかけになるなど、エコな取り組みの再発見にも繋がりますね。
次の休日には日本各所で行われている骨董市に足を運んでみてはいかがでしょうか。嬉しい発見や出会いがあるかも?
イギリスや海外に行った際は、国や地域で取り組んでいるエコなことも見つけてみてくださいね。
<紹介してくれた人>
ありさ
東京都出身、ロンドン在住。最近ミュージカルにハマった6歳の息子と1歳の娘が、音楽に合わせてオリジナルショーを披露してくれるのが毎日の楽しみです。
<筆者情報>
ecoco代表 平野絢子
エコをテーマとし全国の女性を集めた団体「ecoco」を立ち上げ、身近にできるエコ活動、エコを通した地域活性とウーマンエンパワーメントを推進している。
また岡山県の観光特使として東京を拠点に行き来するデュアルライフを行いながら、せとうちの農園や市場、工場などに自ら足を運び、創り手の‟想い”を伝えるため、商品開発、営業、PRなどを企業と一緒に行っている。
文・平野絢子 イラスト・宮本志保