薬剤師に聞く!混合肌のおすすめスキンケア法

Beauty
「おでこや鼻の皮脂が気になる……」

「口周りや頬が乾燥する……」

そんな悩みをお持ちの人はいませんか?

もしかすると、あなたの肌は「混合肌」かもしれません。

本記事では、混合肌の特徴や肌に合ったスキンケア方法をあんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに紹介していただきます。

混合肌とは

朝露と葉
出典:Pixabay


混合肌とは肌の水分量が少なく、皮脂が多い肌をいいます。

日本人に多いといわれており、季節の変化やホルモンのバランスによって悩みが起きやすい肌です。

特徴

混合肌の場合、以下の特徴があります。
  • Tゾーンの皮脂分泌量が多くテカりやすい
  • Uゾーンの水分量が少なく乾燥している
乾燥肌と脂性肌の両方の特徴を持っているため、自分では判断がつきにくいことがあります。

原因

混合肌の最も大きな原因は乾燥です。

乾燥にもいくつか要因はありますが、混合肌の場合は外側からの原因とからだの内側からの原因が考えられます。

<肌の外側からの要因>

  • 紫外線
  • 花粉
  • ほこり
  • 誤ったスキンケア
など

<からだの内側からの要因>

  • 睡眠不足
  • ストレス
  • ホルモンバランス
など

スキンケア用品
出典:Unsplash

混合肌は乾燥によって肌のバリア機能が低下しています。

そのため、皮脂と水分のバランスを意識してスキンケアをすることが重要です。

セラミド

セラミドは保湿力に優れた成分です。

なかでも、ヒト型セラミドは肌への浸透性が高く、優れた保湿力が期待できます。

セラミドでしっかりケアすることで肌のバリア機能が向上し、紫外線や摩擦から守ってくれます。

ヒアルロン酸

優れた保湿力があり、肌の水分を保持や肌細胞の隙間をうめてクッションのような役割をしてくれます。

以下の成分と一緒に使うことで相乗効果が期待できます。

レチノール

レチノールを使用したときの刺激を軽減
  

ビタミンC

保湿効果の向上

セラミド

水分の蒸発を防ぐ

より1歩上の効果を目指してみるものいいでしょう。

ビタミンC誘導体

通常、ビタミンCは水に混ぜると壊れやすく、効果発揮の前に分解されてしまうことが多くあります。

しかし、ビタミンC誘導体はそのデメリットを改善し、より効果的にビタミンCの成分を摂ることができるようになっています。

ビタミンC誘導体は水溶性・脂溶性・両親媒性の3種類があり、なかでも混合肌のスキンケアにはさっぱりとした使用感の水溶性ビタミンC誘導体がおすすめです。

混合肌に特有の悩みには漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Photo-ac


混合肌のケアには漢方薬を使うのもおすすめです。

漢方薬を使うことで、外側から行うスキンケアだけでなく根本の体質を見直すインナーケアも行うことができます。

混合肌の悩み改善には
「皮脂の分泌をコントロールする」
「肌の水分量を調整する」
「ストレスによって乱れた自律神経を整える」
といった漢方薬を選びましょう。

<混合肌の悩みにおすすめの漢方薬>

桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

血の巡りをよくして、炎症や充血を取り去り、肌に栄養をいきわたらせるとともに、水分代謝を正常化する働きがあります。
ニキビやしみにも用いられます。

温清飲(うんせいいん)

血流を整えて、肌に栄養や潤いを与えるとともに、からだの熱を冷ます働きがあります。
皮膚の乾燥、のぼせ、湿疹、手荒れなどに使われます。


漢方薬を使用する際は、自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。

内側からのケアを試してみたいときは、医師や薬剤師などの漢方薬の専門家にぜひ相談してみてください。

自分に合った漢方薬を知りたいという人には、漢方のプロにオンラインで個別相談ができ、その人に合った漢方を自宅まで郵送してくれる『あんしん漢方』という便利なサービスなんかもあります。

混合肌の悩みに負けないで!

混合肌の悩み改善には、適切なスキンケアとインナーケアが大切です。

ぜひ本記事を参考に、自分に合ったスキンケア方法を試してみてくださいね!

<この記事の監修者>

山形 ゆかり(やまがたゆかり)
あんしん漢方薬剤師

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師を経て食養生の大切さに気付く。
牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニューも開発。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。
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