夏が近づき紫外線が強くなるこの季節、髪のダメージや頭皮のベタつきが気になりだす人も多いはず。そんなときこそ、いつものヘアケアを見直してみませんか? 今回は、anan Beauty+ clubのメンバー約100人のヘアケア事情と、美容師やエステティシャンの「おすすめシャンプーとNGな髪の洗い方」をご紹介します。
女性約100人に聞いた「ヘアケア最新事情」
髪を洗う際のルーティンは?
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
まずは幅広く、お風呂で髪を洗うときのこだわりをヒアリング。みなさんの工夫を聞いてみました!
「予洗いをしっかりする」(35歳・公務員)
「入浴剤のBARTHを溶かした湯船のお湯を、予洗いにも使う。重炭酸イオンを頭皮にもつけることで、血行促進、毛穴の皮脂汚れをきれいにする」(29歳・会社員)
「週1回、頭皮クレンジングシャンプーで洗う」(39歳・無職)
「乾かすときに冷風も使う」(32歳・会社員)
お風呂の中での工夫から、お風呂上がりのケアまでさまざまな声が寄せられました!
"予洗い"とは、シャンプーをつける前に、ぬるま湯でしっかりと髪をすすぐこと。美容室でも、シャンプーをつける前にお湯で髪を洗ってくれますよね。お湯だけで髪を洗う時間を取ることで、皮脂やほこりを落とせますよ。
また、予洗いの前のブラッシングも効果的。髪をとかすだけで、表面の汚れを落とせるんです。さらに、髪をとかすとキューティクルが整うので、シャンプー中の髪ダメージを最小限に減らすことができます!
使っているシャンプーは何?
続いて、気になるシャンプーの銘柄も聞いてみました!
美容室専売品
「イオ。地肌も、髪もしっかりケアしてくれるので」(32歳・その他)
「オージュア。栄養たっぷりで、髪がしっとりします」(39歳・自営業)
「エムエー。優しい香りで、髪が柔らかくなります」(33歳・会社員)
「美容師さんが作った、ネイチャーという名前のシャンプー。使えば使うほど髪の調子が良くなります!」(37歳・主婦)
プチプラ
「ラックス。まとまりが良くなる」(34歳・会社員)
「パンテーン。香りが好きだし、コスパもいい」(30歳・主婦)
「ツバキ。ハイダメージをケアしてくれる黒ラインを使っています。いい香りです」(35歳・会社員)
ナチュラル系
「ローズラボ。とにかく香りがいい! 国産で農薬不使用の“食べられるバラ”を贅沢に配合しているんだとか。天然由来成分97%とナチュラルなのに、きしまずサラサラ」(31歳・会社員)
「キュレル。きしまないのと、香りがしないところが好き」(39歳・専門職)
「アルジェラン。ハーブ系の香りがいい。髪質に合っている」(34歳・会社員)
さすがanan Beauty+ clubのメンバー、美容室専売品を使っているという声が多く寄せられました。一方で、ラックスやパンテーンなど廉価なブランドも人気! お金のかけどころがクッキリと分かれる結果となりました。
※ 文・牧ぐりこ
※ 2023年1月18日配信
美容マニアが実践する「やって大正解のヘアケア&アイテム」
ダメージを補修してくれるシャンプー&トリートメント
梅雨時期のシャンプー&トリートメントには、ダメージ補修効果のあるものを選びましょう。髪内部の水分バランスを整え、健康的な髪を育てていくことが大切です。
筆者のおすすめは「エイトザタラソ クレンジングリペア&モイスト 美容液シャンプー」と「エイトザタラソ ディープリペア&アクアモイスト 美容液トリートメント」のライン使い。どちらもドラッグストアで購入可能です。
ダメージにより空洞が多くなってしまった髪に、水分を届けて持続。さらに、剥がれてしまったキューティクルを接着するように補修し、梅雨の不要な湿気をブロックしてくれます。
フローラルな香りも心地よく、梅雨のジメジメした気分まで吹き飛ばしてくれるシャンプー&トリートメントです。
通常のシャンプーに加えて、ドライシャンプーの使用もおすすめです。ドライシャンプーとは、水を使わないシャンプーのこと。「エイトザタラソ ウォーターレス ドライシャンプー」は、スプレーするだけで余分な皮脂をオフし、まるでシャンプーしたかのようなサラふわ髪に仕上げてくれます。
汗で頭皮がジメジメしているなと感じる時は、ドライシャンプーでサッとケア。梅雨の湿気による不快感が、一瞬で吹き飛びます!
※ 文・比嘉桃子
※ 2023年6月15日配信
【無印良品】ダメージヘアにぴったりなシャンプー、コンディショナー比較レビュー
ダメージケアシリーズ「うるおい」「ハリコシ」を使ってみた
さまざまなヘアケア商品があると、“どれを購入すれば良いかわからない”“アイテム選びに迷う”という人も多いと思いますが、髪の悩みごとに選択肢があり、集中ケアができるのは嬉しいポイントですね。今回、筆者は“毛先の乾燥やパサつきが気になること”“健康的な髪を維持したいこと”から、「うるおい」と「ハリコシ」のシャンプー・コンディショナーを試してみました。
「うるおい」の使用感レビュー
「うるおい」はさわやかなフローラルフルーティーの香り。シャンプーの泡立ちがよく、頭皮もすっきり・さっぱりする軽やかな洗い上がりでした。トリートメントもさらっと軽やかに髪になじみます。
頭皮のベタつきや汚れがすっきりと落ちるような軽やかさで、髪を乾かすとサラっとした仕上がりに。「うるおい」はさっぱりした洗い上がりが好きな方、髪の乾燥やパサつきが気になる方、サラサラの仕上がりが好みの方、パートナーや家族と一緒に使いたい方におすすめです。
【商品情報】
無印良品「ダメージケアシャンプー うるおい(携帯用)」
価格:¥350(50ml)
無印良品「ダメージケアコンディショナー うるおい(携帯用)」
価格:¥350(30g)
「ハリコシ」の使用感レビュー
「ハリコシ」は自然を感じるフローラルハーブの香り。シャンプーの泡立ちは良好で、頭皮をすっきり軽やかに洗うことができました。
「うるおい」と比べてテクスチャーの大きな違いは感じませんでしたが、「ハリコシ」の方が若干なめらかさや重みがあるかな? といった印象です。
「うるおい」同様、頭皮のベタつきや汚れがすっきりと落ちるような軽やかさがありました。髪を乾かすとサラっとした仕上がりですが、髪を乾かしたあとに髪を触ると毛束のまとまりや弾力感が感じられましたよ。「ハリコシ」はさっぱりした洗い上がりが好きで、毛先のダメージや髪のハリ・コシが気になる人におすすめです。
【商品情報】
無印良品「ダメージケアシャンプー ハリコシ(携帯用)」
価格:¥390(50ml)
無印良品「ダメージケアコンディショナー ハリコシ(携帯用)」
価格:¥390(30g)
※ 文・寒川あゆみ
※ 2024年1月21日配信
【美容師がこっそり教える】実は髪を傷める「NGシャンプー」
40℃以上のお湯で洗う
髪を洗うとき、「今日は少し寒いから熱めの温度にしよう」と40℃以上に設定される方も多いのではないでしょうか? 朝晩は肌寒い日もあり、どうしても心地良い温度設定にしてしまいがちですよね。けれど、40℃以上というのは髪の毛にもお肌にもあまり良くないとされています。温度設定が高いと頭皮が乾燥しやすくなったり、痒くなったりすることも…。
とはいえ「それでは寒い」という方は、一度湯船で身体を温めてから、40℃以下のお湯でシャンプーすることをおすすめします。38℃くらいがベスト。余談ですが、お顔の皮膚は頭皮よりもさらに薄いと言われているため、筆者はダメージを避けるために37℃にして洗っています。
上を向いてシャンプーする
シャワーを上に固定して、顔を上げてシャンプーしている方も多いのではないでしょうか? 実は上を向いた状態は、中の髪の毛が洗いづらく、さらに流しづらい状態。顔を下向きにして洗うのが正しいやり方です。
トリートメントも、下向きの状態でしたほうが中側(襟足)に薄くつき、表面(頭頂部)にしっかりついてくれるので、効果をより高めることが期待できます。髪の長さがある方は少し大変かもしれませんが、髪の毛にとっては良いことなので、ぜひ一度試してみてください。
※ 文・永嶋恵美子
※ 2024年4月21日配信
シャンプーやヘアケアを見直してみよう!
いかがだったでしょうか? 今回の記事を参考にして、いつものヘアケアを見直してみてくださいね。
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文/牧ぐりこ、比嘉桃子、寒川あゆみ、永嶋恵美子 再編集・Natsu