美容師は絶対やりません! プロがこっそり教える「NGヘアケア」 – 文/森岡萌絵 | anan Beauty+

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普段何気なくやっている習慣が、髪の毛に良くないNG行動であることも少なくありません。髪の健康を保つために避けるべきポイントを知ることで、きれいな髪をキープしやすくなりますよ。今回は美容師の筆者が、「髪の毛に良くないNGヘアケア」をご紹介します。

熱すぎるお湯で洗う

髪の毛を洗うときのお湯の温度はとても重要です。熱すぎるお湯で髪を洗うと、髪の毛や頭皮の自然な油分を取りすぎてしまうことに……。これによって髪が乾燥しやすくなり、枝毛や切れ毛、カラーの退色の原因になることもありますので、ぬるま湯で洗うことを心がけましょう。

適切な温度と洗い方は?

理想的な洗髪の温度として、体温に近い36~38度のぬるま湯をおすすめしています。この温度は、髪や頭皮に必要な油分を適度に残しつつ、汚れをしっかり落とすことができますよ。また、シャンプーを使う前に髪全体をしっかりと濡らし、シャンプーを泡立ててから優しくマッサージするように洗うように心がけてください。

髪を濡れたまま放置する

髪が濡れた状態はとてもデリケートです。濡れたまま放置すると、髪のキューティクルが開いたままになり、摩擦や絡まりによってダメージを受けやすくなります。洗髪後は、できるだけ早く乾かすことが大切。もしすぐ乾かせない場合は冷房の風などが直接当たらないように、タオルターバンなどを活用するのがおすすめです。

効率的な乾かし方は?

タオルでゴシゴシと拭くのではなく、柔らかく押さえつけるようにタオルドライするのがポイント。その後、ドライヤーを使って髪全体を均一に乾かしてください。ドライヤーを使う際は、髪から離して使い、熱を一か所に集中させないように注意しましょう。

また、冷風を最後に当てることで髪のツヤを保つことができますよ。乾かす順番は前髪根元(特に量が多い部分)毛先の順番にすることで、効率よくきれいに乾きます。

頻繁なスタイリング剤の使用

スタイリング剤は便利ですが、毎日大量に使うと髪や頭皮に悪影響を及ぼします。特に、ワックスやジェルなど油性のスタイリング剤は、毛穴を詰まらせ、頭皮の健康を損なうことも……。適度に使用することが大切です。

自然なスタイルを心がけて

スタイリング剤は髪質にあったものを適量で使用するのが良いでしょう。多目に使った日はしっかりシャンプーして洗い流してください。

刺激の強いシャンプーの使用

市販のシャンプーの中には、洗浄力が強すぎるものもあります。これらのシャンプーは、髪や頭皮の油分を過剰に取り除き、乾燥やかゆみの原因となります。自分の髪質に合ったシャンプーを選ぶことが重要です。

シャンプー選びのポイント

敏感肌や乾燥しやすい髪の方は、低刺激で保湿成分が含まれているシャンプーがおすすめですよ。

日常的に行っているヘアケアの中には、意識せずに髪にダメージを与えているNG行為がたくさんあります。正しい知識を持って適切なケアを行うことで、美しく健康な髪を保つことに繋がるので、ぜひ毎日のヘアケアを見直してみてくださいね。

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文/森岡萌絵

https://plus.ananweb.jp/beauty/hair/109508/

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