結局使いませんでした… 片付けのプロが後悔した「100均で買わなくなったもの」 – 文/木村孝子 | anan Beauty+

100円ショップ

雑貨や食器、収納グッズなど何でも揃う100円ショップ。新商品でも手軽に試しやすい価格なので、お店に行くたびについ買いすぎてしまう方もいるのではないでしょうか? 筆者も昔から大好きな100均ですが、今考えると「買わなきゃよかった」「100均じゃないほうがコスパがよかったかも」と感じるものも…。今回は、整理収納アドバイザーである筆者が「100均で買わなくなったもの」をご紹介します。

100均で買わなくなったもの3つ

台所用スポンジ

©木村孝子

以前は、100円ショップで売っている5個入りのネットスポンジを使っていました。「消耗品はとにかく安いものを選ぶべき」と考えていたからです。

しかし、あるときスポンジのストックがなく、急いで近所のドラッグストアに駆け込み1個200円ほどのスポンジを購入。使ってみると、今まで使っていた100円ショップのスポンジより泡立ちがよいと感じました。そして、それまで使っていたネットスポンジは2週間ほどでへたってしまうのに比べて、200円のスポンジは1か月経ってもよい状態をキープ。200円のスポンジをきっかけに「消耗品は値段に応じて、使いやすさや消耗具合が変わる」「値段より価値でものを選ぶべき」という考えに変わりました。

現在は『無印良品』の「ウレタンフォーム 三層スポンジ」をリピート中。暮らし上手さんにも愛用者が多いようで、SNSでもよく紹介されています。泡立ちと水切れのよさで使い勝手のよいスポンジですよ。

【商品情報】
無印良品「ウレタンフォーム 三層スポンジ」
サイズ:6cm×12cm×3.5cm
価格:¥150

食品の保存容器

©木村孝子

残ったおかずやごはんなどを冷蔵庫で保管するのに使う保存容器。主婦になりたての頃の筆者はこだわりがなかったため、パートナーが使っていた100均のプラスチック製の保存容器を使っていました。しかし、使い続けるなかでプチストレスが続出。

  • 溝に水が溜まって乾きづらい
  • 食品のニオイが残る
  • カレーなどの色がうつる

お悩みを解消するために購入したのが『iwaki』の「パック&レンジ」シリーズでした。本体は耐熱ガラスでできていて、冷凍やレンジで使用可能。食品のニオイや色うつりがなく、清潔に保てます。

「パック&レンジ」シリーズにはたくさんのサイズとカラーがあります。筆者はサイズ違いで3種類が2個ずつ入ったセットを購入し、かれこれ5年以上愛用中です。

【商品情報】
iwaki「パック&レンジ グリーン」
価格:¥880(200ml)、¥1,100(450ml)、¥1,430(800ml)

※他にもサイズ違いの商品あり

洗濯ネット

©木村孝子

100均の洗濯ネットは、かわいいデザインや用途別でたくさんの種類があり、筆者も最近まで使っていました。しかし、ファスナーがすぐに壊れたり、洗濯中に中身が出てきてしまったりして、買ってから後悔したことも一度ではありません。

そこで、試しに『無印良品』の「ポリエステル両面使える洗濯ネット(丸型/大)」を使ってみると、100均のもので感じていた不満は一切なくなりました。両面使えるうれしいリバーシブル仕様で、忙しい家事時間もストレスフリー。丈夫なつくりで、今のところ壊れる気配もありません。

【商品情報】
無印良品「ポリエステル両面使える洗濯ネット(丸型/大)」
サイズ:約52cm×35cm×35cm
価格:¥490

もう後悔したくない…片付けのプロが100均で購入する注意点

片付けのプロとなった今だからわかる、「100均商品を買うときに注意すべきポイント」を3点ご紹介します。

  • 消耗品は多少使い勝手が悪くても使い切れるか
  • 家事で使う「道具」を選ぶならかなり慎重に
  • 収納グッズは事前の「採寸」と「シミュレーション」がマスト

片付けのプロとしては、無駄なものを増やしたくない思いが強いため、100均であっても慎重に選びたいところです。最近100均で購入するものといえば、あまりこだわりのないメモ帳やポリ袋などの消耗品が中心になりました。キッチンや掃除で使う「道具」自体がイマイチだと、家事自体がストレスになってしまいますよね。自分のライフスタイルに合っているかを見極めて、購入するか決めましょう。便利そうな収納グッズも、衝動買いは失敗の元。置き場所と中に入れるものを事前に決めてから購入したいですね。

かくいう筆者も、100均商品の購入で失敗を繰り返してきた一人。失敗から学ぶこともたくさんありました。プロの注意点を参考にしつつ、トライ&エラーを繰り返しながら、ぜひお買いものを楽しんでくださいね。

【参考】『無印良品』『iwaki』公式サイト
©ponta1414/Adobe Stock

筆者情報

木村孝子
整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。Instagram@otaka_home

文/木村孝子

https://plus.ananweb.jp/lifestyle/92983/

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