洗濯は生活するうえで欠かせない家事のひとつですが、頻度や使い方などは人それぞれですよね。また、洗剤やハンガーなど必要なアイテムが多いため、収納の仕方に迷っている方も多いかもしれません。そこで今回は“洗濯”をテーマに、anan Beauty+ clubのメンバー約100人の洗濯事情と、お部屋のプロが実践する「洗濯機まわりの整理収納術」をご紹介します。
女性約100人の洗濯事情を赤裸々トーク!
anan Beauty+ clubのメンバーに、洗濯の頻度や使用している洗濯機のタイプ、干し方の工夫などを聞いてみました。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
Q. どれくらいの頻度で洗濯しますか?
毎日 33%
2日に1回 30%
3日に1回 22%
週1回 15%
毎日または2日に1回洗濯する人が60%以上もいることがわかりました。高頻度で洗濯する人たちに、その理由を聞いてみましょう。
毎日洗濯する人
「2人暮らしです。毎日タオルを洗いたいので、毎晩、乾燥まで洗濯機を回します。それ以外の服などは、出かける頻度によって変わり、乾燥はせずに洗濯だけして干します」(34歳・専門職)
「3人家族だから、1日1回がちょうどいい」(32歳・主婦)
「帰宅時間がすごく遅い日はやらないこともあるけれど、汚れや花粉を持ち込みたくないから、その日着た服はその日のうちに洗います。それに、ため込んで洗うよりも、少量の方が早く乾く気がします」(35歳・会社員)
「子どもがいるから、毎日洗濯します」(31歳・会社員)
「夫がスポーツ系の仕事をしていて、毎日トレーニングウエアを着用するから」(34歳・会社員)
2日に1回の人
「夫婦ともにリモートワークで洗濯物が少なく、さらに洗濯機が大きいから、毎日するにはスカスカ過ぎる」(37歳・派遣社員)
「1人暮らしであまり洗濯物がたまらないから」(35歳・専門職)
「夫と2人暮らしで、洗濯物がいっぱいになるのが1日おきくらい」(30歳・会社員)
「子どもが多いので、大きめの洗濯機でも、2日に1回は洗濯しないと間に合わない」(30歳・会社員)
3日に1回の人
「洗濯物の量は少ないけど、汚れた服を放置するのは嫌だから、3日に1回は洗濯をします」(38歳・専門職)
「2人暮らしで、洗濯物がたまったら洗濯機を回します。タオルを毎日2枚使うから、タオル類が多い」(30歳・会社員)
「共働きだから、そんなにこまめに洗濯できない」(27歳・会社員)
「1人暮らしだからそんなにたまらない」(39歳・専門職)
週に1回
「1人暮らしだし、週に1回まとめて洗濯します」(40歳・専門職)
「引っ越したばかりでまだ洗濯機を買っておらず、コインランドリーへ通っています」(31歳・その他)
家族と暮らしている人は洗濯物の量が多いので頻繁に洗濯機を回す傾向があり、1人暮らしの人や、共働きで忙しい人は、ある程度、洗濯物がたまってからまとめて洗うことが多いようです。
Q.洗濯機はドラム式ですか? 縦型ですか?
縦型 65%
ドラム式 35%
ドラム式のシェア率が上がってきているものの、昔からある縦型の洗濯機を使っている人の方が多いことがわかりました。
縦型
「たくさんの水でじゃぶじゃぶ洗えて気持ちいい」(32歳・主婦)
「取り出すときに絡まりにくくていい」(37歳・契約社員)
「1人暮らし用に買った洗濯機を、結婚後もそのまま使用しています」(30歳・会社員)
「たくさん洗濯できるし、マイクロファインバブル搭載で細かな汚れも落としてくれるから」(30歳・会社員)
ドラム式
「AI機能搭載で、洗剤の量を自動で決めてくれるので、すごく楽です」(36歳・主婦)
「洗濯物を干す作業をしたくないので、乾燥機能付きのドラム式を使っています。洗濯物の量が多いので、10kgの大容量タイプです」(34歳・会社員)
「1年前に、引っ越しと同時に購入。値段の割に使いやすく、自動で洗濯槽を洗浄してくれるから、掃除の手間が省けていい」(38歳・自営業)
「とても乾きのいい、パナソニックのヒートポンプ以外はもう使えません! いつも夜中回しています」(34歳・専門職)
縦型の洗濯機は、たくさんの水で洗えて、洋服が絡みにくいのが特徴。ドラム式の洗濯機は最新機能が搭載されているので、家事の手間を減らしたい人に人気です。
※ 文・三谷真美
※ 2022年5月10日配信
洗濯機のコース、変えてる? 我が家の洗濯機の使い方
ここでは、美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+ clubのメンバーに、「我が家の洗濯機事情」をリサーチしました。
まずは、洗濯機から。コース設定について聞いてみました。
「衣服や汚れに応じて洗濯機の洗いかたのコースや脱水、すすぎの回数などを変更することはありますか?」という質問で、回答が最も多かったのは「たまにする」の53%でした。
それぞれのコメントを見てみましょう。
よくする
「おしゃれ着は傷みが早いのでしっかりケアしたい。クリーニングするほどではないけれど、家の洗濯機で洗うときは、必ず『手洗い』コースにしている」(29歳・主婦)
「特におしゃれ着は、なるべく傷まないように専用の洗剤を使ったり、コースを設定したりする。
また、普段着であってもコースを『おまかせ』にして、水の量を多くすることで、優しく洗っているつもりです」(39歳・専門職)「昔、何でも普通のコースで洗って、ニットをだめにしてしまったことがあるので、なるべくおしゃれ着コースを選ぶようにしています」(37歳・主婦)
たまにする
「おしゃれ着洗いは、普通に洗うと服がよれてしまいそうな時にだけ使う」(36歳・会社員)
「クリーニングに出した方がいい物も、ネットに入れて、おしゃれ着洗いで済ませてしまう」(35歳・自由業)
「タオルが汚れた時などは、しっかり洗うコースを選択する」(39歳・その他)
ほとんどしない
「柔らかくて傷みやすい服は、洗濯機ではなく手洗いするので」(32歳・無職)
「正直、洗濯機の機能をあまり理解してません…」(25歳・会社員)
全くしない
「デリケートなものはクリーニングに出すか、手洗いでしてるので、洗濯機のコースを使うことはない」(28歳・会社員)
「洗えれば、なんでも良いと思うから」(34歳・公務員)
設定変更を「ほとんどしない」「全くしない」方のコメントが真っ二つに割れたことにびっくり。
「クリーニングに出したり、手洗いするので不要」というかたと「洗えればなんでもオッケー!」というかた、両方いらっしゃるんですね。
※ 文・牧ぐりこ
※ 2023年2月3日配信
洗濯機まわりの整理収納術4選
ここでは整理収納アドバイザーが実践する、超便利な簡単整理術を4つご紹介します!
洗濯ネットは干しつつ吊るす収納
洗濯ネットは、衣類に合わせてさまざまな形があり、収納に困っている人もいるのではないでしょうか。筆者宅では、洗濯ネットを『無印良品』の小さいピンチハンガーに吊るして収納しています。
ピンチハンガーで吊るす収納の良いところは、洗濯機から出した濡れた洗濯ネットを干しながら収納もできる点です。洗濯ネットは乾きやすいとはいえ、何枚も重ねて放置してしまうと生乾き臭が気になり不衛生。しかし、洗濯物と一緒に洗濯ネットも干して取り込む作業も面倒になり、ピンチハンガーで吊るす収納に行きつきました。
ピンチハンガーで吊るす収納なら衛生的で、「干す」「取り込む」「収納する」の作業が「吊るす」だけになり、時短につながります。
筆者宅では、洗濯機にマグネットでくっつくフックをつけ、フックにピンチハンガーを引っ掛けています。
洗剤は液だれ対策を兼ねてカゴに入れる
液体の洗濯洗剤を使う際、うっかりこぼしてしまうことはありませんか? 筆者はたまにあるのですが、気づかずに棚に直置きして、汚してしまうことがありました。過去の反省から、現在は棚に置く洗剤は収納カゴに入れるようにしています。万が一、液体洗剤がこぼれてしまっても、収納カゴに入れておけばカゴを洗えば良いので、棚や他に収納しているものを汚すことがありません。
ちなみに筆者宅は洗濯洗剤を自動投入できる洗濯機を使っているため、洗剤ボトルを取り出すのは月に1度か2度です。今は深めの収納カゴに洗剤類を入れていますが、毎日使う場合は、より取り出しやすい浅型のカゴやトレーに並べても良いですね。
洗濯機まわりに十分な収納がない場合は、洗濯機にマグネットでつけるボトルラックを活用すれば、省スペースで収納できますよ。
ハンガーはランドリーラックに掛ける
洗濯用ハンガーの収納は大きく分けて、収納ボックスなどにしまうか、掛けるかの2つの方法があります。筆者のおすすめは、洗濯機まわりのランドリーラックなどに掛ける収納です。筆者宅は洗濯機の上にDIYで作った棚にアイアンバーを取り付けて、ハンガー収納スペースに。洗濯機から取り出した洗濯物をすぐにハンガーに掛けられて、無駄な動きがなくなって家事の時短になりますよ。
また、ハンガーのごちゃつきを防ぐためには、同じ種類のハンガーに統一することが大切です。大人用として使っているハンガーは、クリーニング店でもらったものですが、使いやすい形状のものだけ残すようにしています。使いづらい形や量が多すぎる場合は、クリーニング店に返却すると良いですね。
タオルは使う場所ごとにしまう
タオルは家の中の1か所に集めて収納するのではなく、使う場所ごとに分けてしまうと使い勝手が良くなるのでおすすめ。筆者宅では、お風呂用のタオルと洗面所用のタオルを分けていて、お風呂用のみ洗濯機横に置いたチェストに収納しています。お風呂のすぐ近くにあるため、入浴前にタオルを準備し忘れてもサッと取り出せて便利です。
ちなみに筆者宅では、家族全員バスタオルは使わずにフェイスタオルを使用しています。バスタオルは洗濯時も収納時もかさばるためです。
タオルの収納にお困りの方は、タオルの収納場所を見直したり、バスタオルからフェイスタオルに替えたりすることから始めてみてはいかがでしょうか。
※ 文・木村孝子
※ 2024年2月29日配信
洗濯の仕方や洗濯機収納を見直してみよう!
いかがだったでしょうか? 女性約100人のアンケートやプロの収納テクを参考にして、洗濯の仕方や洗濯機収納を見直してみてくださいね。
©Cris Cantón/gettyimages ©Choreograph/gettyimages
文/三谷真美、牧ぐりこ、木村孝子 再編集・Natsu