5月も半ばとなり、紫外線が強くなるシーズンに突入。そろそろ、本格的にUVケアを意識したいタイミングです。そこで今回のテーマは「日焼け止め」。anan Beauty+メンバーはどんな日焼け止めを使っているのか、塗りなおしの頻度等を深堀りしました!
Q.普段、日焼け止めを使っていますか?
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
最初に「普段、日焼け止めを使っていますか?」と聞くと、全員が「YES」と回答。
そのなかで「季節問わずに1年中使用している」という人は8割以上で「紫外線の強い時期や夏のレジャーの時だけ」と回答した人を大きく上回りました。
紫外線が強くなり始める時期は4、5月と考えられていますが、紫外線自体は1年中太陽から降り注がれています。そのため、紫外線から肌を守るために1年中紫外線対策するのがベスト。anan Beauty+メンバーもその意識が強い人が多いようです。
Q日焼け止めを選ぶ際に、最も重視する点はなんですか?
次に何を基準に日焼け止めを選んでいるかをリサーチ。
一番重視しているのが「使用感」で、「SPF値」「PA値」「その他」と続きました。
日焼け止めは、紫外線から肌を守るさまざまな成分が配合されており、アイテムによっては肌に塗ったときに圧迫感やきしみ感を抱くことがあります。1年中使用する場合でも、特に夏季シーズンに長く使うため、塗り心地が良く、香りが自分好みであることを重視して選ぶ人が多いようです。
SPF値
次に多かったSPF値(Sun Protection Factor)とは、紫外線防御力を示す指標です。これは主に紫外線B(UV-B)による日焼けからの防御力を表し、UV-Bを浴びると肌が炎症を起こし、ヒリヒリ感や赤みの原因になります。
PA値
一方、PA値(Protection Grade of UVA)とは、主に紫外線UV-Aの防御力を示す指標です。UV-Aを浴びると、肌の老化(シミ、シワ)の原因となります。
SPF値とPA値は、数値が高いほど防御力も高くなります。それぞれ役割が異なるなかで、anan Beauty+メンバーは、SPF値(日焼け対策)を重視している結果となりました。
また、その他の回答には、「すべてのバランスがよく、専用クレンジングがいらないもの」(32歳・専門職)という意見がありました。日焼け止めは基本的にメイク落としでオフする必要がありますが、石けん落ちOKなものも存在します。ファンデーションやマスカラなどが石けん落ちOKであれば、日焼け止めも石けん落ちOKなものを選ぶと楽ですよね
Q.現在(または夏に)使用している日焼け止めを教えてください。
次にanan Beauty+メンバーが実際に愛用している日焼け止めをリサーチ。
POLA
「POLA B.Aライトセレクター」(39歳・公務員)
「POLAのホワイトショット」(32歳・専門職)
SKIN1004
「SKIN1004の日焼け止めがお気に入りです!」(32歳・会社員)
アネッサ
「アネッサ使っています」(37歳・会社員)
「アネッサしか信じてない!」(35歳・会社員)
アリー
「アリー クロノビューティー」(34歳・主婦)
ビオレ
「ビオレのスプレータイプのもの」(33歳・会社員)
「外にいる事が長い日は、ビオレのスプレータイプを使っています」(47歳・専門職)
「ビオレは普段使いで、海外用に海外で買った強めのものを使っています」(31歳・会社員)
プラスリストア
「プラスリストアUVミルク。顔に使用すると適度なカラーコントロールもして艶感も出る。伸びも良く石鹸オフでOKなのでお気に入りです」(44歳・主婦)
そのほか「スキンアクア(ロート製薬)」「ラ ロッシュ ポゼ」「imini」「マツモトキヨシオリジナルブランドのもの」等の回答があり、デパコスからプチプラまでさまざまな日焼け止めのラインナップとなりました。
Q.どのような日焼け止めを使用していますか?(複数選択可)
次に、日焼け止めのタイプについてリサーチ。
「Q.どのような日焼け止めを使用していますか?」と聞くと、一番多い回答は「ミルクタイプ」。
乳液のように水分を多く含んでいるので、伸び広げやすく顔にも体にも使いやすいミルクタイプが人気でした。
Q.日焼け止めを塗る頻度はどのくらいですか?
次に日焼け止めを塗る頻度をリサーチ。
「朝だけ」が最も多く、「4時間おき」「3時間おき」「その他」と続きました。
7割以上は、朝に日焼け止めを塗って塗りなおしはしていないことがわかりました。
その他は「夏場は外にいるなら2時間おき、それ以外は朝だけ」(32歳・専門職)「朝と、気になった時」(47歳・専門職)という回答でした。
Q.塗りなおしの際に使用している日焼け止めはどのようなものですか?
「スプレータイプ派です」(32歳・公務員)
「スプレータイプかパウダータイプ」(36歳・自営業)&(40歳・自営業)
「スプレータイプと固形のバータイプ」(47歳・自営業)
「スティックタイプのもので、ハイライトにも使えるし、テカリ軽減にも使える2タイプのもの」(39歳・会社員)
「化粧直しでパウダータイプを使っています」(31歳・会社員)
「顔用にパウダー、からだ用にミルクやスプレーを持ち歩きます」(32歳・公務員)
一番多かった回答は「スプレー」。スプレーは、手を汚さずに一度で広い面積に塗布できるため塗りなおしには便利なアイテム。スプレー単体だけでなく、パウダーやバータイプのものと併用して使っている人が多くいました。しっかりとUVケアしたい人は、メイク直しのついでにベースメイクの上からパウダーをのせたり、スティックタイプでさらに足すと安心です。
以上が「日焼け止め」についてのアンケート結果。
朝に、塗り心地重視した日焼け止めを使い、日中の塗りなおし用にスプレーやパウダータイプを常備しておくと完璧です。「うっかり日焼けしてしまった!」という日の夜は、シートマスクでいつもより丁寧に保湿すると尚良しです。今から準備して、ノートラブルで夏を乗りこえましょう!
<筆者情報>
玉絵ゆきの(たまえ・ゆきの)
anan等Webメディアの記事執筆&書籍制作を手掛ける美容ライター。タレント、美容家、医師等のインタビュー実績も多数。書籍実績はこれまで6冊。
©White bear studio/Adobe Stock
文・玉絵ゆきの