思いきって捨ててみたものの、やっぱり捨てなきゃよかったと後悔したことってありますか? 今回は、美容やエコに関心が高いanan Beauty+ clubのメンバー約100人に「手放して後悔したもの」についてアンケートを実施。女性たちの本音を聞きました。
女性たちの「手放して後悔したもの」を大調査!
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
部屋をキレイに保つなら定期的に物を捨てた方がスッキリ見えますが、捨てたことを後悔するようなら本末転倒ですよね。今回は、anan Beauty+ clubのメンバーに「捨てて後悔したもの」をテーマに調査を行いました。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
Q. 捨てたり処分した後、"やっぱり捨てなきゃよかった…"と感じたものってある?
まずは女性たちに「捨てたり処分した後、"やっぱり捨てなきゃよかった…"と感じたもの」について質問。手放して後悔したものについて具体的に教えてもらいました。
1. お気に入りだった洋服
「ちょっと着るのが面倒だけどお気に入りだった服。着るのに一手間かかることから、面倒でなかなか着なくなってしまったため捨てました。ですが思い返してもやっぱりあのデザインかわいいな、と思い出すように。どんなに面倒でも着ておけばよかったと後悔しています」(32歳・会社員)
「最近着てなかった服を思いきって捨てたのですが、この前パンツを買ったときに、"あのトップスがあったら絶対合うじゃん!" と捨てたことを後悔。すぐに捨てないでもう少し考えればよかった」(41歳・専門職)
今回最も回答が多かった「洋服」。もう着ないだろうと手放してみたものの「あのとき捨ててなければ、今日着れたのに…」と後悔した人多数。いくらデザインが気に入っていても、着るのが面倒なデザインだと着る気にならず、出番が減ってしまうこともあるようです。
もし最近着ていなくても、デザインは気に入っている、着回しはできるなど、何か1つでも魅力を感じる部分があるなら、本当に捨てていいのかをもう1度考えてみると後悔が減るかも。筆者は、捨てたいけど捨てる決心がつかない洋服は、いったん捨てずに実家に持ち帰ってしばらく置かせてもらっています。
2. 漫画
「場所を占領して邪魔だったので捨てました。ですが、やっぱり読み返したくなったり、なかには絶版したりと時間が経つほどに貴重になったりもするので、捨てたことを後悔」(37歳・自営業)
「中学の頃に集めた少女漫画。引っ越しの機会に全部捨てたけどまた読み返したくなってしまった」(37歳・会社員)
最近読まなくなったからといっても、絶版した漫画を捨ててしまったらものすごく後悔しそう…。ですが漫画って1冊ならコンパクトですが、全巻揃えたり、100巻以上ある作品もありますから、意外と場所をとるんですよね。部屋に置いておくと存在感がありますし。
筆者は、小中学校の頃に集めた少女漫画を捨てずに部屋に置いてありますが、場所をとるので捨てようか悩んでいます。ですが、思い出を捨ててしまう気がして行動できません。ものを捨てる選択って難しい!
3. 手紙
「もらった手紙を捨てたことがありますが、久しぶりに読み返そうとしたときに捨てたことを思い出してショックを受けました」(31歳・会社員)
手紙は、手書きで書かれているものもあり、捨てるか迷う人も多いのではないでしょうか。ショックを受けるほど大事な人からもらった手紙を捨てるのはリスクがありそうです。
筆者は、中学校のときに手紙交換が学校で流行っていたので、たくさんの手紙交換をしましたが、その手紙は今になっても捨てられずにいます。もらった手紙って、捨てることに罪悪感を抱いてしまうんですよね…。
4. 炭酸メーカー
「炭酸をあまり飲まなくなったし、キッチンでやたら場所をとるので思い切って処分。ですが最近になって家族がハイボールを飲むようになったので、あのとき捨てなければよかったと後悔。いらなくなっても家族に相談して決めようと思いました」(44歳・主婦)
家でハイボールを飲むなら、炭酸メーカーがあると大活躍しますよね。ハイボール好きの筆者としては、捨てて後悔する気持ちに大共感です。使う頻度が少ない家電って、いつ捨てるべきかが迷いどころ。家電は一つひとつがスペースをとりますから、なるべく使わないものから捨てたいですが、捨てるか残すかの家族会議はした方がいいかも。
筆者は、低温調理器を使う機会がほぼないため手放したいのですが、いつか使う気がして捨てられずにいます。
5. ソファなどのインテリア
「引っ越すときに、木製のベンチが大きくて邪魔で重たかったから捨てました。ですが自分でサロンを借りたときにバルコニーが大きかったので使いたかったと後悔しました」(33歳・フリーランス)
基本的に大きめサイズのインテリアは、捨てるときに粗大ゴミの事業所に申し込んだり、ゴミ捨て場まで運んだりと手間がかかるもの。捨てたことを後悔してしまったら、手間も無駄になった気がして悲しいです。
後悔したものがあると答えた人が多くいる一方で「捨てて後悔したものはない」と回答した人も。「基本、ものが捨てられない人間なので捨てない」(40歳・専門職)など、そもそも捨てることが苦手な人もいるようです。
Q. 本当は捨てたいけど、捨てたら後悔するだろうなと思って捨てられないものってある?
最後に「本当は捨てたいけど、捨てたら後悔するだろうなと思って捨てられないもの」について質問しました。
「着なくなった小学校低学年の頃の服」(33歳・フリーランス)
「子どもが小さい頃遊んできたおもちゃ。想い出が詰まっている」(37歳・会社員)
「大きいぬいぐるみ」(40歳・専門職)
「テーマパークで購入したカチューシャ。かなりたまっていますが、もう売っていないものがほとんどなのでいつか使いたくなったときに捨てていると後悔しそう」(32歳・専門職)
「コレクションしてきたリップ」(32歳・会社員)
「高い服。出番がないけど捨てられない」(41歳・専門職)
「テレビを捨てたい」(44歳・主婦)
子どもが使っていたおもちゃや、テーマパークで購入したカチューシャなど、思い出が詰まっているものほど捨てられない人が多数。ものを捨てる前に、捨てたいものを写真に撮って残しておく方法もあります。ですが物を捨てることには変わりないので、筆者の場合は捨てる決心には至りません。
テレビ好きとしては、テレビを捨てたいとは驚きの回答でした。テレビがなくてもスマホやプロジェクターがあれば十分だと、テレビをもっていない人も珍しくないのかもしれませんね。人によって何が必要かは多種多様。自分が求めるものを考えて、残したり捨てたりの決断が素早くできると理想的です。
無駄なものは捨てたいけど後悔はしたくない
いかがでしたか。ものを捨てる決断をしないでいるとどんどん部屋にものが増えてしまい、住みづらくなってしまうだけでなく、部屋の見栄えが悪くなってしまうデメリットもあります。物を捨てるときに後悔しないためにも、今回の女性たちのコメントをぜひ参考にしてみてください。
筆者情報
市岡 彩香(いちおか あやか)
anan web、anan Beauty+を中心に活動するフリーライター。これまでに取材した人数はタレントや経営者を含め500名以上。週7で自炊をするグルメ女子。
(C)yamasan/Adobe Stock
文・市岡彩香