年末年始に、つい食べすぎてしまい後悔している方はいませんか? そんなときは「つまんで揺する」「伸ばして整える」、この2つのケアで消化を整えましょう。ヨガインストラクターの筆者が、暴飲暴食してしまったときの簡単ケアをご紹介します。
暴飲暴食への対処は2つだけ
年末年始はいつもよりカロリー摂取量が増えやすくなるうえ、ゴロゴロと家でのんびり過ごす人も多いはず。毎年この時期を過ぎてから「太ったかも」と気にするのなら、サクッと消化力をあげるケアをしてみましょう。おいしいものを罪悪感なく、楽しみながら食べるための簡単習慣をご紹介します。
胃と肝臓をつぶさないための姿勢ストレッチ
1.両腕を上にあげ、両肘をつかみます。
※座った姿勢でも、立ったままでも行えます。楽な姿勢でスタートしましょう。
2.息を吸いながら、右の肘を上に引っ張るようにして、左方向へ胴体を軽く傾けます。胸の下から、みぞおち、体側が伸びるように、胴体を少しねじるようにして調整してもokです。
3.5~10呼吸ほど、気持ち良さを感じながらキープ。
4.息を吸いながら元の姿勢に戻り、反対側も同様に行います。
腸の周りをつまんで揺する消化ケア
食べたものをきちんと消化し、お通じが整うようにするための仕上げケアです。寝ているときでも入浴時でも構いませんので、リラックスできるときに行いましょう。
1.お腹上部の骨に当たらない部分に両手を優しく添えます。指を使って息を吐くタイミングでゆっくり押していき、吸うタイミングで圧を緩めます。
2.時計回りに少しずつずらしながら、3~5周行います。圧をかけて硬い部分は、意識してゆっくりと押していきましょう。
3.両手でお腹のつまめる部分を優しくつまみ、つまんだ部分を優しく揺すります。これも時計回りに繰り返し、硬いと感じる部分は何度もつまんで揺すります。
4.3~5周ほど繰り返します。
つまんで揺するのはリンパ周りも
お腹周りをつまんで揺すっていると、ギュルギュルと音が鳴り始めるかもしれません。腸が働いている音なので、優しく続けていきましょう。お腹周りを終えたら、ついでにリンパ周りもしておきたいところ。鼠蹊部や、腰骨の内側、股関節まわりもおすすめです。
老廃物も一緒に排出できるように、お風呂や寝る前のケアに加えてみてくださいね。
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筆者情報
上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講。
文/上村由夏