夏は汗をかきやすいぶん、他の季節よりもデリケートゾーンのムレやにおいが気になりますよね。そこで今回は、夏に取り入れたいデリケートゾーン・アンダーヘアのムレ対策について、エステティシャンの筆者がお伝えします。
デリケートゾーンのムレ、においの原因
1:汗
デリケートゾーンには、体温を調節するために出た汗や尿などの水分が付着しています。その水分が衣類や下着内でムレてしまい、においの原因となります。
2:通気性の悪い下着やボトムス
通気性の悪い下着やボトムスを履くと太ももやお尻の汗ばみを感じることも。通気性が悪いとムレ・においに繋がるでしょう。
3:ナプキンによるムレ
経血が付着したナプキンの交換頻度が少ないときも要注意です。経血が下着内でムレて、汗や尿と合わさりにおいの原因に。
デリケートゾーン、アンダーヘアのムレ対策
1:通気性の良い下着、ボトムスを着用する
下着は化学繊維(ナイロン、ポリエステル)のものよりも、綿(コットン)や絹(シルク)などの天然素材のものがおすすめ。通気性や吸湿性、放湿性が高いものを選びましょう。
また、ボトムスは生地感の厚いものや体にフィットする形だと、太ももやお尻などデリケートゾーン周辺の通気性が悪くなりやすい傾向が。そのため夏のボトムスは、生地感の薄いものや、ゆとりのある形のアイテムを身に着けてみてください。
2:座りっぱなしにならないようにする
長時間座りっぱなしが続くと、太もも、お尻、デリケートゾーン周辺の通気性が悪くなります。こまめに立ち上がったり歩いたりして通気性を良くする、椅子のクッションを通気性の良いメッシュ素材のものにする、部屋の風通しを良くする…などの工夫をして湿度を調節しましょう。
3:アンダーヘアの脱毛や毛量ケアをする
アンダーヘアの毛が長い方や、毛量が多い場合は、デリケートゾーンの通気性が悪くなりがち。汗、尿、経血などが付着しやすく、においも発生しやすくなります。サロンやクリニックなどでVIO脱毛をする、定期的にアンダーヘアの長さや量を整えることで、ムレやにおい予防になるでしょう。
4:デリケートゾーンを優しく丁寧に洗う
デリケートゾーンは汚れが溜まりやすい場所です。そのため、一日の終わりにはデリケートゾーン用ソープで優しく丁寧に洗うことをおすすめします。朝にシャワーを浴びる人は、このタイミングでデリケートゾーンも洗っておくと、日中のムレやにおい対策になりますよ。
夜や仕事終わりに人と会う予定があるけれどシャワーを浴びることができない場合は、デリケートゾーン用のウェットシートやミストを活用するのも良いでしょう。
さいごに
いかがだったでしょうか。これからの季節はデリケートゾーンのムレやにおいを感じやすくなるので、ショーツやボトムスの素材の見直し、アンダーヘアのメンテナンス、においの元となる汚れをこまめに落とすことを意識してみてください。
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筆者情報
寒川あゆみ
大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty
文/寒川あゆみ