元凶の家電はどれ? ブレーカーがよく落ちる家の「落ちないための工夫」 – 文・比嘉桃子 | anan Beauty+

100人調査

一度に複数の家電を稼働させていたらブレーカーが落ちてしまった、という経験をした方は少なくないはず。特に冬は危険がいっぱい…。そこで今回は、「ブレーカーが落ちた経験」について、anan Beauty+ club100人調査の番外編としてanan Beauty+スタッフへの調査を実施しました。

ブレーカーが落ちるのは日常茶飯事!?

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

今回はanan Beauty+ clubへの調査番外編として、anan Beauty+スタッフにアンケートを実施。まずは「この冬どのくらいブレーカーが落ちましたか?」と聞いてみたところ、なんと最多の回数は「5回」という結果に! もはやブレーカーを上げる作業は手慣れたものなのでしょうか。

何を使うとブレーカーが落ちるの?

ブレーカーが落ちるのは、多く場合電力の使い過ぎが原因です。では、回答者の方々はブレーカーが落ちた当時どのような家電を使用していたのでしょうか。

「エアコン2台、電子レンジ、トースター、全自動洗濯機。洗濯機の乾燥モードに入ったあたりが怪しい…」(42歳・編集)

「ひとつの部屋で、洗濯機、レンジ、トースターを同時に使ったことにより起きました」(40歳・編集)

「エアコン1台、ドライヤー、電子レンジ、ケトル、テレビ、食洗機。電子レンジとケトルが鬼門」(40歳・自営業)

みなさん複数の家電を使用していたとのこと。コメントによると、洗濯機や電子レンジ、電気ケトルあたりが怪しいようです。

筆者も昔、電子レンジ、トースター、電気ケトルをフル稼働させた際にブレーカーが落ちた経験があります。効率よく調理しようとすると無意識に複数の家電を稼働させてしまうのですが、特にエアコンを使う時期などは注意したいですね!

ブレーカーが落ちた時に心配なのは…

ブレーカーが落ちると、使用していた家電が一気に電源オフの状態に。強制的に電源が落ちることで、少なからず進行していた作業に影響が出ることも…。ブレーカーを復活させた後は、みなさんまずは何を気にされるのでしょうか。

「PCの確認、エアコンの再起動、給湯スイッチを入れて時間を設定」(42歳・編集)

「予約タイマーのやり直し、デジタル時計の再設定」(40歳・編集)

「エアコンの再起動、Wi-Fiが戻っているか確認」(39歳・専門職)

冬にブレーカーが落ちると、すぐにエアコンを再起動するという方が多いよう。また、レコーダーや給湯器など、時計機能がついているものはリセットされてしまうことが多いため、すべての時計を調整する作業も発生しているようです。

また、給湯器に関しては以下のようなコメントも。

「いつも給湯器のスイッチを入れ忘れるので、ブレーカーが落ちたあとの入浴中、シャワーから水しか出ない。裸で風呂場からキッチンにいくのがとても情けない」(40歳・自営業)

なんともリアルなコメント…! たしかにいろんな家電を再起動してまわっていたら、給湯器のことが頭から抜けてしまいそう。冬の水シャワー、考えただけで辛いです…。

ブレーカーが落ちないための工夫

これまでの経験から、ブレーカーが落ちないように工夫をしているというコメントも。どのような工夫をしているのか教えていただきました。

「温める系の家電を2つ以上使わない(電子レンジ、電気鍋、ドライヤー、ファンヒーター)」(39歳・専門職)

「冬の在宅ワーク時が特に落ちやすいので、エアコンを切ってから調理家電を使うなどを心がけている」(37歳・IT関連)

「洗濯機を使っているときはむやみやたらに家電を動かさない」(42歳・編集)

「ドライヤーとケトル使用時にブレーカーが落ちることが多かったので、ケトルはやかんで代用することにして処分した」(40歳・自営業)

みなさんブレーカーが落ちやすい家電を把握しており、その家電を使っている時は気をつけているとのこと。中には、かなりたくさんのことに注意して生活されている方も。

「ドライヤーを使用する時は、無駄な電気を使用していないかチェック&余裕があればドライヤー中のみエアコンOFFにする。布団乾燥機2台を使用中の時は絶対にドライヤーを使用しない。この努力のおかげで今期はブレーカーが落ちることがすごく少なくなりました。といっても5回は落ちていますが…(涙)」(40歳・自営業)

ここまで注意して5回も落ちているとは、かなり深刻…! しかし、このかた、前シーズンでは2日に1回ペースでブレーカーが落ちていたとのこと。かなりの努力の末、改善されてきているようです。さらなる改善をお祈りします!

アンペア数の変更は検討しない派が多数

©比嘉桃子

何度もブレーカーが落ちてしまう場合、契約のアンペア数を見直すことで解決する場合もあります。そこで、「ブレーカーが落ちないようにアンペアの変更を検討していますか」と質問してみたところ、多数派は「NO」という結果となりました。

検討していない理由に関しては、以下の通りです。

「電気代が増えてしまうから」(42歳・編集)

「冬の在宅ワーク時しか落ちず、年に1〜2回ほどなので考えていない」(37歳・IT関連)

「古い集合住宅なのでできないのでは? と思い込んでいる。管理人さんに伝えるのも面倒」(40歳・自営業)

あまり頻度が高くないことや、契約変更により電気代が増えることなどから、アンペア数の変更に前向きではないよう。

とはいえあまりに高頻度で落ちる場合は、家電の故障などに繋がりかねません。世帯人数や生活スタイルにアンペア数が合っていないと感じたら、変更を検討してみるといいでしょう。

こまめに使っている家電をチェック

冬はエアコンを使用するタイミングが多いこともあり、ブレーカーが落ちやすい季節。料理も洗濯も掃除も…と家事を同時並行していると、急にブレーカーが落ちてしまうことが考えられます。電力消費量が多そうな家電を使う場合は、ほかに動いている家電を考えておくと安心ですね!

筆者情報

比嘉桃子
1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。

(C)SENRYU/Adobe Stock

文・比嘉桃子

https://plus.ananweb.jp/lifestyle/94521/

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