女性のみなさんを憂鬱にさせる月経。そんなブルーデーに欠かせないアイテムと言えば、ナプキンです。でも、他の人が使っているナプキンの種類やポーチの中身は、意外に聞く機会がないですよね。美容や健康に関心が高い女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、ナプキンについてリサーチしました!
何種類のナプキンを使い分けている?
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
まずは、月経時に何種類のナプキンを使用しているか、聞いてみたところ、もっとも多かったのが、「2種類」と回答した人で44%、次いで「3種類」が33%、「1種類」が17%でした。一方で、「ナプキンを使用しない」と回答した人も6%いました。最近は、吸水ショーツや月経カップなど、ナプキンに代わるアイテムもいろいろあるので、そういったものを使用しているのかもしれませんね。
複数のナプキンを使っている人たちには、どのように使い分けているのかを教えてもらいました。まずは、「2種類」のコメントを見てみましょう。
「1、2日目は多い日用、それ以降は普通用」(36歳・専門職)
「低容量ピルを飲み始めてから経血量が少ないので、多い昼用と少ない昼用の2種をストックしている」(38歳・主婦)
「昼用・夜用」(34歳・会社員)
2種類派のほとんどは、「多い日用と少ない日用」、もしくは「昼用と夜用」のどちらかのパターンで使い分けていました。
続いて、「3種類」と回答した人のコメントも見てみましょう。
「多い昼用、少ない昼用、特に多い日の夜用と3種類を使い分けている」(37歳・専門職)
「多い日、少ない日、夜用の3種類」(39歳・主婦)
「多い日用と少ない日用2種類」(26歳・会社員)
こちらもパターンはみなさんほぼ同じで、多い昼用、少ない昼用、夜用で使い分けていました。
私は、以前は3種類を使っていたのですが、タンポンを併用するようになってからは、多い昼用を使わなくても済むようになり、昼用と夜用の2種類派になりました。
ナプキンの買いだめは難しい…
続いて、自宅にどれくらいの月経用ナプキンをストックしているか聞いてみました。
「トイレの棚がそんなに大きくないので、月経のたびに買うくらいしかストックしていない」(38歳・主婦)
「あまりストックせずに1か月に1度買う」(40歳・専門職)
「1パック使い切りそうになったら買い足す」(42歳・会社員)
多くの人が、1パック程度のストックで、月経のたびに買い足しています。トイレの収納棚など、ナプキンの置き場所は限られているので、大量にはストックしておけないというのが理由のようです。多めにストックしているという人でも、月経2~3回分程度でした。また、災害時用に予備として多めに買ったことがあるという人もいましたが、普段用として使い切ってしまったというエピソードも。買いだめしてストックしておくのは、意外に難しいようです。
私は、何でも少し多めに用意しておかないと不安になるタイプなので、3~4パックをまとめ買いし、トイレの棚に入りきらないものは、洗面所の収納棚にしまっています。
ナプキンを常に持ち歩く派? 持ち歩かない派?
続いて、月経用ナプキンをポーチ等に入れて持ち歩くかを聞いてみたところ、81%の人が「月経時だけ持ち歩く」と回答しました。「月経の有無に関わらず持ち歩く」と回答した人は、少数派で6%でした。
13%の人は「その他」と回答しています。「その他」のコメントもチェックしてみましょう。
「月経予定日が近くになったら持ち歩く」(37歳・専門職)
「家と会社のどちらかにいることが多いので、持ち歩きはせずに会社に置いている」(36歳・会社員)
確かに、普段いる場所がある程度固定されていて、あちこち移動しない場合は、ナプキンを持ち歩かなくても済みそうです。
私は、月経予定日の1週間ほど前になると、普段から持ち歩いているポーチに、1枚だけコンパクトなナプキンを入れるようにしています。月経が始まったら、ナプキン用のポーチを持ち歩きます。
みんなのポーチの中身は? 月経時に欠かせないナプキン以外のアイテム
多くの人が、月経用ナプキンをポーチに入れて持ち歩いているようですが、意外と他人のナプキンポーチの中は覗いたことがないですよね。みなさんに、ナプキンポーチの中身を具体的に教えてもらいました。
「ナプキン2枚、タンポン」(37歳・専門職)
「ナプキン3枚程度」(34歳・会社員)
「ナプキン4枚、タンポン4本」(40歳・会社員)
ナプキンの数は2~4枚程度という人が多いようです。外出の頻度や時間の長さによっても、少し差が出るかもしれませんね。
私は、4~5枚のナプキンと、タンポン3本をポーチに入れておくのですが、この量を入れておけば、途中で補充することなく、1回の月経はだいたい乗り切れています。
ナプキンのほかにも、持ち歩いているという声が目立ったアイテムがありました。
「ロキソニン、胃薬」(31歳・会社員)
「痛み止め」(40歳・専門職)
生理痛に悩む人は多いようで、痛み止めの薬を欠かさず持ち歩いているという声が目立ちました。外出先で急に痛みを感じた時でも、薬をポーチに入れておけば安心できますね。
ブルーになりがちな日も快適に!
ナプキンリサーチいかがでしたか? 最近は、ナプキン以外のアイテムもいろいろとありますが、月経時にナプキンが欠かせないという人はまだまだ多いよう。普段なかなか聞けない、みなさんのナプキン事情を知ることができたのではないでしょうか。ぜひ、みなさんのエピソードを参考に、ブルーになりがちな月経時も快適に過ごしてください。
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文・高橋あやか