冬の時期は髪の毛の乾燥が特に気になったり、歳を重ねると髪質の変化が気になったりなど、"髪の悩みは尽きない…"という人も多いのではないでしょうか。今回は、美容に関心が高いanan Beauty+ clubのメンバー約100人に「ヘアケア」をテーマにアンケートを実施しました。
ヘアスタイルはセミロングが人気
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
まずは、anan Beauty+ clubのメンバーに「あなたの髪の長さはどのくらいですか?」と質問。「セミロング」と回答した人が最も多く63.6%、その次に「ロング」と回答した人が18.2%、次に「ボブ」9.1%、「ショート」9.1%と続く結果となりました。
「ロング」よりも扱いやすく、ヘアアレンジしやすい「セミロング」。ロングよりもドライヤーの時間が短縮されますし、ショートヘアよりも似合う人が多いのがセミロングなのではないでしょうか。
筆者は先週、ロングからセミロングにカットしたばかりですが、ロングよりもオシャレに見える気がして満足しています。今回のアンケートでは、ショートヘアの女性は少数派の結果に。
8割の女性がカラーリングをしている
続いて「カラーリングをしているか」についても聞いてみると、81.8%の女性が「YES」と回答。定期的にカラーリングをしている人が多数派の結果に。
自分の地毛の色が好きではない人や、白髪対策のために頻繁にカラーリングしている人が多いようです。筆者はブラウンにカラーリングをしないと顔が盛れない気がして、月に1回はサロンに行っています。
髪を伸ばしていたり、カラーリングを繰り返していると、傷みや乾燥など髪への悩みは尽きないものですよね。続いては女性たちに「髪にまつわる悩み」について聞きました。
髪の広がり、パサつき、乾燥に悩んでいる女性多数
髪にまつわる悩みとして最も多かったのは「広がる」という回答。2番目に「パサつき」、3番目に「乾燥」という結果となりました。髪の広がりもパサつきも、乾燥が原因で起こってしまうことが多いですから、髪が乾燥してしまうことが悩みにつながってしまう場合は多いのかもしれません。
他にも「髪の毛の量が気になる人」「白髪に悩み始めてきた」「頭皮が気になる」など、何かしらの悩みを持っている人がほとんどのよう。
では美容に関心の高い女性たちは、具体的にどのように髪の悩みを改善しているのでしょうか。女性たちに「髪の悩みを解決するためにしたこと」についても聞きました。コメントをいくつかご紹介します。
Q. 髪の悩みを解決するために、やってよかったことを教えて!
シャンプーブラシを使う
「シャンプーブラシを使うようになって、頭皮の汚れがしっかり落ちてサラサラになった気がします」(39歳・会社員)
髪の毛の汚れだけでなく、頭皮の汚れもしっかり落としてくれるシャンプーブラシ。筆者は、簡単に汚れを絞り出して洗浄してくれる電動タイプが気になっています。
自分に合うシャンプーやトリートメントを見つける
「シャンプーやトリートメントを変えるだけで手触りが大きく変わることに気づいた。自分の好きな髪質に近付いている気がします」(31歳・会社員)
毎日使うものだからこそ、合うものを見つけられたら頑張らずにヘアケアが続けられますよね。自分に合うシャンプー、トリートメントって見つけるまでが難しいところではありますが…。
ナイトキャップをして寝る
「ヘアオイルをつけても気づいたら広がっていることが悩みだったんですが、ナイトキャップを使って寝るようになってから、髪の毛の広がりが改善されました。ただ、おさまりはよくなるけど髪の毛のクセがつきやすいデメリットもある」(31歳・会社員)
寝ているときの摩擦を軽減してくれるナイトキャップ。筆者も使ったことがありますが、髪の毛にクセはつかなかったものの、つけていると痒くなってしまいました。100円ショップで購入したということもあり、あと腐れなくすぐに使うのをやめてしまいました。
縮毛矯正をする
「縮毛矯正をするようになって、くせ毛や広がりがおさまった」(35歳・会社員)
「うねりが酷かったときに縮毛矯正をしたら、だいぶケアが楽になったのでやってよかった」(39歳・派遣社員)
もともと、くせ毛の人は縮毛矯正をすることで、悩みがグッと改善されるよう。筆者の友人がやっていますが、"セットがしやすくなった"と絶賛していました。前髪のみを縮毛矯正している人も。
くしを上質なものに買い替える
「パサつきを改善しようとラブクロムのくしを購入しました。普通のくしよりも静電気がおきにくくて髪の毛がサラサラになります」(44歳・主婦)
ラブクロムのくしは商品によっては1万円以上しますが、使うだけで静電気がおきにくくなり髪の毛をサポートしてくれるのだそう。くしやブラシにお金をかけてみるというのも、手間なく取り入れられるヘアケアです。
Q. 満足できなかったヘアケアとは?
今回のアンケートでは「やってよかったヘアケア」がある一方で、"続かなかった"と満足できなかったヘアケアも聞きました。
「髪質改善トリートメントに通っていたけど、効果が続くわけではないからコスパが悪いと思った」(37歳・会社員)
「サロンでのトリートメントには絶対的な効果を感じるけど、長くても1週間くらいしかもたない」(30歳・主婦)
サロンでのトリートメントは、即効性があるものや持続力があるトリートメントであればあるほど高額なことは多いですから、費用面で続かないという人は多いのかもしれません。
筆者は、お金はあまりかけたくないけれど、サロンでのトリートメントには継続的に行きたいので「minimo」のアプリから割引されているサロンを探して、トリートメントの予約をするようにしています。通常予約するよりも半額以下になるなど割引率が高いので、コスパよくサロンのトリートメントをしたい人には非常にオススメです。
アプリやサロンのクーポンはいろいろ出ていますので、ぜひ活用を!
Q. スペシャルケア、どんなことしてる?
続いては「スペシャルケアでどんなことをしているか」について聞きました。
「3か月に1回は美容院のトリートメントにいく」(36歳・会社員)
「定期的にサロンでトリートメントをしてもらう」(44歳・主婦)
「月に1度はサロンにトリートメントをしにいき、週1で自宅でいいトリートメントを使っています」(37歳・専門職)
「ヘッドスパにいく」(37歳・会社員)
スペシャルケアにおいては、サロンで集中的にケアしている人が多いようです。"続かない"という悩みはあるものの、1回で効果を感じるという面では、魅力的なのがサロンでのケア。トリートメントだけでなく、ヘッドスパに通っているという人も。
ヘッドスパとトリートメントがセットになっているサロンもありますよね。ヘアケアとして行きたいのはもちろんですが、リラクゼーションにもなるため、日頃がんばっているご褒美として行くのもありです。
Q.髪の毛のために日々していること、こだわっていることやアイテムを教えて!
「自宅で使うヘアケアはサロンのものを使っています」(37歳・専門職)
「サロン専売シャンプーとトリートメント使うようにしている」(39歳・派遣社員)
「シャンプーは必ず美容師に聞いて髪に合うものを使う」(37歳・会社員)
「ヘアブラシで頭皮のマッサージ」(39歳・主婦)
「ドライヤーはナノイーに決めている。タオルドライはマイクロファイバーのタオルで摩擦レスかつ迅速に吸水させている」(30歳・主婦)
「シャンプー前はブラッシングしてお湯だけの予洗いを3分しっかりする。シャンプーはしっかり泡立ててモコモコの状態で洗う」(44歳・主婦)
日々のケアでは、サロン専売のシャンプーとトリートメントを自宅で使うようにしているという回答が多い結果に。美容師さんからのヘアケアの知識は確実ですし、安心できる情報ですよね。
筆者が最近、表参道の美容師さんから聞いたヘアケア情報で驚いたのは、コテは140度くらいの低めの温度で使うこと。巻きをキープしたいからといって180度以上の高めに設定してしまうと、髪の毛が固くなってしまって将来的に髪のことを考えるオススメできないのだとか。筆者はいつも180度にして使っていたので反省しました。知らないって損ですね…。
ヘアケア情報は常にアップデートしたい
いかがでしたか。ヘアケアは新しい情報がどんどんでてきますから、常に新しい情報をキャッチすることが大切。髪の悩みを感じたときのために、今回の女性たちのヘアケア情報、ぜひ参考にしてください。
筆者情報
市岡 彩香(いちおか あやか)
anan web、anan Beauty+を中心に執筆するフリーライター。これまでに取材した人数はタレントや経営者を含め500名以上。インタビューライター、フードライターとして活動中。
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文・市岡彩香