定期的に美容室に通っていても、髪への疑問が解消されないままだという人も多いのではないでしょうか。また、なかなか美容室に行く時間がとれないため、自分で手軽に問題解決したい方もいらっしゃいますよね。そこで今回は「anan Beauty+」に寄せられたヘアケアに関する質問をもとに、現役美容師である筆者がお答えしていきます!
Q.髪のうねりを直すケアを教えてください。
A.うるおいと保湿を重視して!
髪のうねりを抑えるためにはうるおい重視タイプのシャンプーとコンディショナーを使用し、定期的にヘアマスクで保湿を行いましょう。
タオルドライ後はヘアオイルやリーブインコンディショナー(洗い流さないタイプの美容液)を使用し、ドライヤーは低温で根元から毛先に向けて使用します。さらに、ヘアアイロンや定期的なカットもうねりを抑える効果が期待できるでしょう。また、日々のブラッシングも忘れずに! 目の粗いコームで優しく髪をとかしましょう。
Q.ヘアカラーを長持ちさせるポイントを教えてください。
A.専用アイテムの使用と紫外線対策を
ヘアカラーを長持ちさせるためには、カラー専用のシャンプーとコンディショナーを使用し、洗髪時はぬるま湯を使うことがポイントです。また、直射日光を避けるなどの紫外線対策も欠かせません。
Q.自分で簡単にできる頭皮マッサージを教えてください。
A.毎日5~10分、円を描くようにマッサージを
まず、指の腹を使って頭皮を優しく押さえ、円を描くようにマッサージします。額から後頭部にかけて少しずつ位置をずらしながら行いましょう。次に、こめかみから頭頂部に向かって指を滑らせるようにマッサージします。
この一連の流れを1日5~10分行うことで血行が促進され、髪の健康に良い影響を与えてくれるでしょう。シャンプーのときに行うのもおすすめですので、ぜひ試してみてください。
Q.白髪予防のためにできることを教えてください。
A.バランスのいい食事とストレス軽減に努める
白髪予防のためには、バランスの取れた食事と規則正しい生活が大切だとされます。特に、ビタミンB群や亜鉛を多く含む食品などがおすすめです。ストレスを軽減するために、適度な運動やリラクゼーションも欠かせません。また、紫外線から髪を守るために帽子の使用もおすすめです。
Q.髪質を改善するなら、何をするのが一番効果的ですか?
A.プロからアドバイスをもらおう
美容室に行って髪の状態を見てもらい、具体的なアドバイスをもらったり、メンテナンスしてもらうのが一番効果的です。髪の毛の状態・質・普段どのくらいお手入れができるかは人によって異なりますので、ぜひご自身にあったヘアケアについて質問してみてください。
Q.髪の健康のためにやってはいけないことを教えてください。
A.熱によるダメージは避けて
健康な髪を保つためには、熱によるダメージを避けることが重要です。過度なヘアアイロンやドライヤーの使用は避け、低温設定での使用を心がけましょう。
また、化学薬品を含むヘアカラーやパーマは髪に負担をかけるため、使用頻度を抑えることが望ましいでしょう。定期的なヘアケアと正しい洗髪方法も髪の健康を維持するための基本ですので、意識してみてください。
さらに、定期的にカットをして毛先を揃えると、より健康的で美しい髪をキープしやすくなります。スタイリング剤を使ってツヤを出すなど、日々のお手入れは欠かさず行いましょう!
Q.髪の長さが長いとパサパサに見えてしまい、広がってしまいます。髪の毛が綺麗に見えやすい長さはありますか?
A.やや長めのミディアムヘアがおすすめ!
具体的には鎖骨~鎖骨下5センチのミディアムレイヤーが良いでしょう。この長さは髪の重みで広がりを抑えやすく、比較的まとまりやすいとされます。
Q.良い美容師さんの見極め方を教えてください。
A.2~3回は同じ方に担当してもらうと良いかも
良い美容師さんを見極めるポイントは、カウンセリングの丁寧さ、技術力の高さ、そして自分の希望をしっかり理解してくれるコミュニケーション能力があるかです。1回のみの施術だとなかなかわかりづらいと思いますので、2~3回は同じ方に担当してもらうことをおすすめします。
Q.ヘアアレンジが上手くなるコツを教えてください。
A.簡単なアレンジ動画から挑戦してみよう
ヘアアレンジが上手くなるためには、まずは簡単なスタイルから始め、徐々に複雑なアレンジに挑戦するのがいいでしょう。YouTubeやSNSでの動画を参考にするのもおすすめです。
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筆者情報
永嶋 えみこ(Instagram@nagashiii_arrange)
Droog 美容師。サロンワークからヘアメイク・ファッションに興味があり、簡単に出来るスタイリング・ヘアアレンジを提案していきます。
文/永嶋恵美子