ほうれい線を目立たせないために気をつけてメイクをしたつもりが、かえって目立っているような気がする……という経験はありませんか? ベースメイクの方法によっては、カバーをするつもりが逆効果になってしまうケースが多くみられます。今回は、40代コスメマニアの筆者が「顔のシワが目立つNGメイクの特徴」とおすすめのお直し方法をご紹介します。
NGメイク1:コンシーラーの色が暗い
ほうれい線のカバーにはコンシーラーが活躍します。重要なポイントとなるのが、色選び。ほうれい線に暗い色のコンシーラーを使うと影が深く入って見えるため、ほうれい線がかえって悪目立ちしてしまう可能性があります。
ほうれい線のカバーでコンシーラーを使う場合は、肌の色よりも明るめのものを使いましょう。ほうれい線の影をカモフラージュでき、シワが目立ちにくくなりますよ。
NGメイク2:ほうれい線部分に広く多く塗る
ほうれい線にお悩みの方は、よりしっかりと消そうとしてコンシーラーを多めに塗る方が多いかもしれません。たしかに、コンシーラーの塗布量を増やすと色ムラなどへのカバー力が上がりますが、普段は目立たない細かなシワまで見えるようになってしまうことも……。
塗る量が多くなると周囲の肌と色のギャップが強くなるため、ぼかそうとして塗り広げたくなるでしょう。塗る範囲を広げるほど細かなシワが目立つ範囲も広くなり、コンシーラーを塗る前よりも肌が老けた印象になりかねません。
コンシーラーでほうれい線をカバーするときは、影になる線の部分に細く入れたら十分。少量を細く入れ、コンシーラーブラシで周囲となじませれば、自然に目立ちにくくなるでしょう。
NGメイク3:目周りの厚塗り
コンシーラーの塗布量は、口周りだけでなく目周りにも気を配りたいところです。目周りにはシワができやすく、ファンデーションやコンシーラーの塗布量が多いと無数のシワが目立つ原因になります。
特に、目尻のシワはくっきりと目立ちやすくなるため、目尻周辺はできるだけ薄く仕上げることが大切です。
目周りや頬はクマ、シミなどのカバーでベースメイクの塗る量が増えやすい部位といえます。色ムラのカバーをしていたはずが、シワを目立たせる結果になる可能性があることも覚えておきましょう。
シワを目立たせないために色と量に注意しよう
ほうれい線をはじめとするシワを隠したいときは、コンシーラーの色と塗布量を適切に判断することが重要です。色や量の判断を誤るとかえって目立つ結果になりかねないため、今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
筆者情報
古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。
文/古賀令奈