なぜか食欲が止まらない…【管理栄養士監修】どうしてもお腹がすくときの「お手軽おかず、おやつ」 – 文/管理栄養士・寺内麻美 | anan Beauty+

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ダイエット中に食事を減らしすぎて、空腹感でつらくなったことはありませんか? 食事量を減らしすぎるのは健康のためにはよくありませんが、ダイエット中はある程度食事を調整する必要があります。満足感を得ながらダイエットにも役立つ食材をうまく活用すれば、「我慢しすぎないダイエット」が目指せますよ。今回は管理栄養士の筆者が、ダイエット中でもおすすめなおやつやおかずをご紹介します。

ダイエット中に選びたいおやつのポイント

1日200kcal以内を目安に

間食で摂るエネルギーは1日あたり200kcal以内に抑えることが推奨されています(※1)。市販のおやつであればパッケージに栄養価が記載されているため、必ずチェックする習慣をつけてみましょう。

たんぱく質や食物繊維が摂れるものを選ぶ

筋肉量が低下すると消費エネルギーが低下してしまうため、ダイエット中は筋肉の材料となるたんぱく質が不足しないように補えるとよいでしょう。また、食物繊維は腸内環境を整える効果が期待されます(※2)。日々の食事では食物繊維が不足しやすいため、おやつで補給できるとよいでしょう。

糖質は控えめにする

甘いお菓子など糖質が多いものは、摂りすぎると血糖値の急上昇をまねき体重増加につながります。甘味が強いおやつはなるべく量を控えることがおすすめです。最近は「糖質オフ」など糖質が控えめになっているお菓子もありますので、パッケージや栄養価をチェックしてみましょう。

ダイエット中におすすめしたいおやつ5選

ギリシャヨーグルト

ギリシャヨーグルトとは、水切りされて凝縮されているヨーグルトのこと。ヨーグルトのなかでもたんぱく質が豊富に含まれ、商品によっては脂質も低いタイプもあります。ただし、甘いフルーツソースがプラスされているものは糖質が多くなるので、プレーンタイプを選びましょう。

干し芋

干し芋は糖質が高い食品ではありますが、食物繊維が豊富に含まれ、自然な甘さで満足感も得られやすい食品です。食べすぎはエネルギー過剰につながるため、量を決めて食べられるとよいでしょう。

チーズ

チーズはたんぱく質やカルシウムが補える栄養価の高い食品です。ただし、脂質も多く含まれているため食べすぎには気を付けましょう。特にクリームチーズは脂質が多いため、コンビニなどでも買いやすい「さけるチーズ」やプロセスチーズなどがおすすめです。

あたりめ

糖質が低くたんぱく質が補給できるあたりめは、噛み応えがあり少量でも満腹感が得られます。コンビニでも少量サイズが手軽に買えるので、ダイエット中にぴったりです。

ナッツ

アーモンドやくるみなどのナッツ類は、糖質が低く満足感が得やすいおやつです。食物繊維やビタミン類など健康のために重要な栄養素も豊富に含まれています。ただし、脂質が多いため食べすぎに注意が必要です。また、購入するときは無塩タイプのものを選びましょう。

ダイエット中でも満腹感を得やすいおかずのポイント

低脂質・高たんぱく質な食材を選ぶ

揚げものや脂が多いお肉など、脂質が多い食品は高エネルギーのためダイエットの妨げになりやすいです。なるべく低脂質でたんぱく質が補給できる鶏むね肉や豆腐などを取り入れるとよいでしょう。

食物繊維が豊富な食材で満腹感を

ダイエット中は食事量を減らすという人も多いでしょう。しかし、空腹感が続くとストレスにもつながります。そこで食物繊維を意識して摂れば満腹感を得やすく整腸作用も期待されます。食物繊維が豊富な野菜・海藻・きのこなどを積極的に摂りましょう。

ダイエット中におすすめしたいコンビニおかず5選

蒸し鶏や玉子のサラダ

低脂質で良質なたんぱく質が摂れる蒸し鶏や玉子と、食物繊維が摂れる野菜の組み合わせでまさにダイエット中にぴったりです。ドレッシングはノンオイルタイプを選べるとよいでしょう。

もずく酢

もずくは低カロリーで食物繊維が豊富なので、あと1品ほしいときにもおすすめです。容器を開けるだけですぐに食べられるのでストックしておくとよいでしょう。

茶碗蒸し

たんぱく質が摂れて満足感の高い茶碗蒸しはダイエット中でも安心な食品です。ちょっとした間食や夜食にもおすすめですよ。

野菜入りスープ

お湯を注ぐだけ、温めるだけで食べられる野菜スープをプラスすれば満腹感を得やすいので、ダイエット中はぜひ摂ってみてください。

焼き鳥

から揚げやコロッケなどホットスナックが人気ですが、ダイエット中に揚げ物は避けたいもの。そこでおすすめなのが焼き鳥です。甘いタレには糖質も含まれているため、なるべく塩を選びましょう。

ダイエット中は満腹感を得やすい食品を選ぼう

ダイエット中に「おやつが食べたい」「もう少しおかずが欲しい」と思ったときに我慢しすぎてしまうと、その反動で食べすぎにつながる可能性もあります。そこで今回ご紹介したように、できるだけ糖質や脂質の少ないもの、たんぱく質や食物繊維などを補えるものを選び、ストレスをためすぎないダイエットをしてくださいね。

【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 間食のエネルギー(カロリー)
※2 厚生労働省.e-ヘルスネット 食物繊維の必要性と健康
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筆者情報

寺内麻美
管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。

文/管理栄養士・寺内麻美

https://plus.ananweb.jp/wellness/innercare/94211/

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