腸の働きは、心と体と美容に関わるとされます。腸活初心者は、まず腸の働きを活発にするところから始めてみましょう! 今回は、現役ヨガ講師の筆者が、腸活初心者に向けて「今すぐできる痩せ習慣」をお伝えします。
腸の位置を整えよう
腸は自律神経の働きとの関係が大きく、自律神経の働きが乱れると腸の調子にも影響が出ると考えられています。また、腸は体の健康や心の状態、肌、ダイエットなど美容に関わる部分にも大きく影響するとされ、ダイエットをするうえでも欠かせないポイントだと言えるでしょう。
腸の善玉菌を増やす、規則正しい生活を心がける、適度な運動、十分な睡眠など、腸の健康のためにできることは様々あります。ですがその前に、まずは腸の働きを妨げる全身の緊張や姿勢の崩れを整えましょう。
姿勢の崩れは内臓を圧迫し、腸の働きに悪影響を及ぼす可能性も……。そこで今回は、全身を緩めて整える“体揺らし”をご紹介します。
全身を緩めて整える体揺らし
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やり方をチェック!
1.正座で座るか、椅子に安定して腰掛けます。このとき、全身の骨格が体を支えているイメージをして、余分な力を抜きましょう。
2.力が抜けたら、両腕が鎖骨からぶら下がり、力が抜けていくようにします。
3.まずは骨盤周りを意識して、左右に揺らし始めます。このとき、腰の揺れに合わせて、背骨が縦波に揺れているのをイメージしてください。
4.そのまま腰を揺らし続けながら、さらに胴体を右パーツ、左パーツに分けて考え、それぞれ上下に動かしましょう。このとき、肩、肩甲骨、肋骨も一緒に意識します。背骨の揺れをイメージしながら、揺れに身を委ねるようにリズミカルに揺すります。背骨の揺れが腰や胴体にも伝わり、腕の力が自然と抜けていくはずです。
5.疲れたら休みを挟みつつ、3セットほど続けましょう。
お腹の奥が使えている感覚があればOK
体が緊張していたり、凝っていたり、歪んでいたりする部分はやりづらさを感じるかもしれません。中には筋肉痛のような感覚になる人もいるでしょう。まずはゆっくり始めて、リズムに乗れたら徐々に動きを早くしてみてください。お腹の奥が動いている、使っている感覚がしたらバッチリです。しばらく続けるとお腹がギュルギュルと鳴り、腸の働きが良くなっていくと思うので、毎日続けてみてくださいね。
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筆者情報
上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにしたセラピーと、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化した【マナセラピー】を全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として日本人古来の豊かな感性と心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講
文 / 上村由夏