株式会社Human Creationで長期インターンの島仲純菜さんが主宰する「がじゅまると猫。」は、時折出店する保護猫活動をしているイベントで「さくら猫」をモチーフにした服やトートバッグ、猫のカレンダーやポストカードなどのオリジナルグッズを販売していて、その売り上げの22%(ニャンニャン)を保護猫活動をしている団体に寄付しています。
活動をはじめたきっかけは
私は沖縄県で生まれ育ちましたが、外を歩けば毎日のように野良猫を見ます。
2022年度に県動物愛護管理センター(南城市)や那覇市、八重山保健所、宮古保健所に収容された犬猫の殺処分の内訳は犬が22匹、猫が203匹と犬より猫の問題は深刻です(病気やけがが原因で死亡した数も含む)。殺処分数は年々減ってきてはいるものの、出会う人から虐待を受けたり、車にひかれたり病気になったりと、野良猫たちは沢山のリスクを抱えながら生きています。飼い猫の寿命が約15年に対して、外猫の寿命は3~5年と言われています。
私はそんな現状を目の当たりにして、
「猫を保護することはできないけど、自分の趣味の写真で保護猫活動に貢献できる」
と思い自分で撮った猫の写真を販売したり、写真展を開催することで利益を出し、その一部を保護猫団体に寄付することにしました。
現在はイベント出店やオンラインショップでのグッズ販売、保護猫活動をSNSにて広報するなどして、より多くの人とつながりにより支援が広がるような活動をしています。(島仲さん談)
今後の活動は
現在、保護猫活動はボランティアでやっている人がほとんどで、活動をする人は活動時間や生活費を削って猫たちの保護や治療、TNR活動(Trap・Neuter・Returnを略した言葉で、捕獲器などで野良猫を捕獲し、不妊・去勢手術を行い、元の場所に戻すこと)やミルクボランティア(子猫を一時的に自宅で預かり、授乳や排泄の介助をしながら育てること)などが行われています。
しかし、猫を救う人もいれば捨てる人もいるのが現状で、せっかく地域の猫たちをTNR活動して戻したのに、新しい猫が放置されてまたその子猫が増えてと収拾がつかないこともあります。
また、猫の糞尿被害やゴミの荒らしを受けた住人から活動の理解をされないこともあり、保護猫活動は継続が難しい活動だと考えています。
活動継続に理解が必要だからこそ、私は自分自身の活動を通してサービス提供やグッズを販売して得た売り上げから一部を活動に回し、想いを繋げていくという活動の形になりました。今後は、猫を救うことにつながる施設の運営や動物福祉の啓蒙活動などをすることで、野良猫ゼロの沖縄を目指していこうと思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
島仲さんの活動にご興味持たれた方はぜひ詳細をチェックしてみてくださいね。
情報・画像提供: 「猫も人も幸せに」がモットーの活動家 島仲純菜
この記事を書いた人
Cinderella Fit 編集部
「美容従事者すべてにリスペクトを」頑張る女性にスポットを当て、人と人を繋いで行きます。
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